+ アスベストとは |
なぜ病気になるのか? |
アスベストの繊維は髪の毛よりも細く、花粉よりも小さいサイズなので、肺の奥にまで入りやすい素材。
石綿は非常に微細なので一度吸い込んでしまうとなかなか排出されづらい。
特徴にも述べた通り、熱や酸にも強いので分解されることなく、何十年間にも渡り体内に留まります。
その間に細胞などに刺激を与え続けるのでガンなどの病気になることも。
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どんな病気になるのか?
◆アスベスト肺
アスベスト粉じんが長年にわたって吸収され肺に沈着し、肺に繊維増殖が認められ、次第に肺機能が低下する疾病。
潜伏機関は15年~20年、ただし急に病気が進行する恐れもあります。 |
◆悪性中皮腫
皮膚ガンともいわれる。肺を取り囲む胸膜や、肝臓や胃などの臓器を囲む腹膜等に出来る悪性の腫傷。
潜伏期間は20年~50年といわれ若い時期にアスベストを吸い込んだ人の方が悪性中皮腫になりやすい。 |
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◆肺がん
アスベストの繊維状の微細な構造が細胞の遺伝子を物理的に刺激し、人体に吸い込むと肺がんが発生する。肺がん発症までに15年~40年と非常に長い期間の幅がある。 |
◆良性アスベスト胸膜炎
半数近くは自覚症状はない。せき、呼吸困難の症状が出る場合もある。 |
◆びまん性胸膜肥厚
胸膜炎が発生すると、胸膜が癒着して広範囲に硬くなり、肺のふくらみを障害して呼吸困難をきたす。 |
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