住宅関連新聞記事ダイジェスト No.405  2011/10/13~2011/10/19

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.405  2011/10/13~2011/10/19  Vol.1
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【日本経済新聞】
1  青森市、低炭素モデル都市計画を中止 防災公有地に活用
2  NITTOH、営業所をショールーム 太陽光や耐震工事
3  壁はがさず断熱材設置 ウッドワンが改修用パネル
4  日立市でスマートシティー構想 日立ライフ

【朝日新聞】
5  電気・ガスの使用量、一目で把握し省エネ
6 9月首都圏マンション販売、大幅増 7カ月ぶり2ケタ増

【読売新聞】
7 日立、被災地のスマートシティ構想に意欲
8 「海に浮かぶ風力発電」開発
9 イグ・ノーベル賞の火災報知機、全国の消防本部が関心
10 環境と対峙…安藤忠雄建築展
11 気候に合わせる省エネ住宅
12 車と連携したスマートハウス…トヨタホーム

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1  青森市、低炭素モデル都市計画を中止 防災公有地に活用  2011/10/19 日本経済新聞
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 青森市の鹿内博市長は18日、同市内で進めてきた低炭素型モデルタウン計画の中止を県に申し入れた。三村申吾知事は同日夕に記者会見し、中止に同意すると表明した。青森市議会が9月、防災用の公有地として残す請願を採択したため、計画続行が難しくなっていた。
 青森県と市は、JR青森駅の南東方向にある旧国鉄操車場跡地21.5ヘクタールを購入し、このうち12.8ヘクタールを暫定的に「青い森セントラルパーク」として開放している。省エネルギーや再生可能エネルギー活用の機運が高まり、両自治体は一部を民間に売却し、省エネモデル都市にする構想だった。

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2  NITTOH、営業所をショールーム 太陽光や耐震工事  2011/10/18 日本経済新聞
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 住宅設備工事のNITTOHは一般消費者への販売を拡大する。住宅リフォーム、太陽光発電パネル設置、耐震工事などの認知度を高めるため営業所を消費者も入りやすいショールーム型店舗に改装する。太陽光発電や耐震工事はチラシ掲載を増やす。同社は住宅メーカーなどからの請負工事が事業の柱だが、最近は受注が伸び悩んでいる。消費者への直販ルートを強化し、経営基盤の安定につなげる。
 法人担当者が常駐する営業所を、消費者向け説明員も配置した主婦らも入りやすいショールーム型店舗に替える。太陽光発電パネルのほか、フローリング板などリフォーム部材を展示する。

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3  壁はがさず断熱材設置 ウッドワンが改修用パネル  2011/10/17 日本経済新聞
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 ウッドワンは17日、既存の壁を剥がさずに取り付けることができる、リフォーム向け断熱改修パネル「あったかべ」を発売する。積水化学工業が展開する高性能の断熱材にウッドワンの建材製造技術を組み合わせた。部屋の広さを確保するため、厚さを通常の断熱パネルの半分以下の24.5ミリとした。
 「あったかべ」は、既存の壁の上に取り付けるので、「施工期間が1~2日程度ですむ」(ウッドワン)。冬場に室外に逃げ出す熱や、夏場に室内に入る熱の約4割を削減する効果を見込む。価格は1枚(幅91センチ、長さ182センチ)あたり1万4700円(施工費別)。

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4  日立市でスマートシティー構想 日立ライフ  2011/10/14 日本経済新聞
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 日立製作所グループの日立ライフ(茨城県日立市、佐藤修二社長)は日立市内の社宅跡地を再開発する。IT(情報技術)や再生可能エネルギーなどを駆使した環境配慮型都市「スマートシティー」の整備を想定する。メガソーラー(大規模太陽光発電所)による電力供給の実現可能性などを調べる。来年3月までに調査を終え、来年度に再開発計画を立案する。
 社宅跡地はJR日立駅から南西に約1.5キロメートルの会瀬地区にあり、3万8千平方メートル。同社などが土地を保有する。約60棟の戸建てがあったが老朽化が進んで今年3月までに解体し、現在は更地になっている。
 再開発計画に先立つ事前調査では集合住宅や戸建て住宅の建設を想定する。スマートメーター(次世代電力計)で電力消費を把握し、電力の流れを最適化するスマートグリッド(次世代送電網)に加え、電気自動車など低炭素型交通システムの導入も検討する。先進的な再開発にする考えだ。

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5  電気・ガスの使用量、一目で把握し省エネ 2011/10/14 朝日新聞
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 東京ガスは家庭内の電気、ガス、お湯の使用量を「見える化」し、省エネに結びつける実証事業を来年2月から首都圏のマンション約600戸で始める。各家庭のデータを集めて、削減量ランキングを見られるようにするなど、各家庭が意欲的に省エネに取り組めるよう工夫する。
 配電盤やガスメーターにセンサーや通信機器を取りつけ、使用量のデータを「iPad(アイパッド)」に集める。この機械で使用量を見られるだけでなく、節約できた電気・ガス料金を「貯金」としても確認できる。1日の使用量の目標を設ければ、あとどれくらい使えるかの「残量」もわかる。2、3年かけて効果を調べ、家庭の省エネをサポートするサービスの実用化につなげる。

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6 9月首都圏マンション販売、大幅増 7カ月ぶり2ケタ増 2011/10/13 朝日新聞
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 不動産経済研究所が13日発表した9月の首都圏マンション発売戸数は3713戸で、前年同月より16.7%増えた。東日本大震災で販売を遅らせた物件が売りだされたため、2月以来7カ月ぶりの2ケタ増となった。地区別では東京都多摩地区、神奈川、埼玉が前年水準を上回ったが千葉は56.1%減。湾岸部の液状化に加え、周囲より放射線量が高い「ホットスポット」もあり、売り出される戸数が減ったとみられる。

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7 日立、被災地のスマートシティ構想に意欲 2011/10/19 読売新聞
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社長「十数都市から話ある」
 日立製作所の中西宏明社長は18日、被災地でのスマートシティ(環境配慮型都市)構想について、「これから具体化が進む。岩手、宮城、福島の3県で、仙台市など十数か所の都市から話がある」と述べ、積極的に提案していく考えを示した。
 仙台市内で読売新聞などのインタビューに答えた。
 日立は、太陽光や風力といった再生可能エネルギーや、発電所での電力制御といったインフラ(社会基盤)関連の技術を生かして、電力のムダを減らし、省エネに対応した街づくりを提案している。
 中西社長は、被災した東北地方の復興について、「壊れたインフラを修復するだけで良いのか。産業を興し、人の生活を取り戻すにはどうしたら良いか考える必要がある」と強調した。震災復興策が柱となる政府の2011年度第3次補正予算案が成立すれば、より具体的な検討に入る方針だ。
 中西社長は「自治体が(自分たちの)目指す姿を示すべきだ」とも述べた。日立は、中国でスマートシティ構想に参画することを決めているほか、国内でも実証実験に取り組んでいる。

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8 「海に浮かぶ風力発電」開発 2011/10/18 読売新聞
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IEA理事会で経産相が表明へ
 政府は、海に浮かべた「浮体型」の風力発電の開発に乗り出す方針を固めた。
 枝野経済産業相が、パリで18、19日に開かれる国際エネルギー機関(IEA)の閣僚理事会で表明する。
 欧州などでは支柱を海底地盤に打ち込む風力発電機が普及しているが、日本としては、高い船舶技術を生かし、環境にも配慮した風力発電の実用化を急ぐ。

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9 イグ・ノーベル賞の火災報知機、全国の消防本部が関心 2011/10/18 読売新聞
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新機種開発に弾み…東京・江東区の会社
 聴覚障害者らにワサビの臭いで火災を知らせる装置を開発し、まじめなのにどこかおかしい研究をたたえる「イグ・ノーベル賞」を受賞した江東区の「シームス」(青海2)に、全国の消防本部から問い合わせが相次いでいる。
 同社は「受賞を機に売れ行きが伸びればコストダウンも可能になる」と期待を寄せている。
 同社が火災警報機の信号をもとに、ワサビの強い香りを発生させる装置を発売したのは2009年。アロマオイルや人間の体臭など数十種類の臭いで試し、速効性や安全性などの理由でワサビに行き着いた。
 現在の価格は火災報知機込みで1台5万2500円。ホテルや聴覚障害者を雇用する会社の従業員寮などで導入されているものの、価格が通常の火災報知機の10倍以上するため、累計販売は200台以内にとどまる。
 受賞後に全国の消防本部から製品の価格や性能に関する問い合わせが相次いでいるのを受け、同社は国内の高齢者施設などだけでなく、海外にも売り込みをはかる考え。現在、火災感知部分と、臭気発生部分を無線で接続する新機種の開発を進めている。将来の緊急地震速報や津波警報への応用も視野に入れている。
 同社は2000年11月に千代田区で創業し、香り関連製品の開発を手がける。昨年12月、江東区のビルに移転。臭気発生装置のほか、臭いでがんを探知する研究などを行っている。

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10 環境と対峙…安藤忠雄建築展 2011/10/14 読売新聞
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 建築家の安藤忠雄氏は、自らの設計する建築を「環境と対峙(たいじ)する」と語ってきた。打ち放しコンクリートを主とする建築が、環境との新しい関係を築いてきたことは、作品が雄弁に物語る。東京・渋谷区千駄ヶ谷のGAギャラリーで開かれている「安藤忠雄建築展2011」は、新作から過去の作品まで、その実例を図面や模型、映像で紹介する。
 北京の歴史的街区に建設中の「北京国子監ホテル」と美術館は、伝統的な建築デザインを引用しながら、現代的な空間を実現。「上海保利大劇場」は四角い箱を上下左右から円筒形の空間が貫く大胆な設計で、躍動する都市を表現した。香川県沖の直島に設計した「地中美術館」などが、時間とともに自然に包まれていく様子も写真で見せている。
 展覧会に合わせて『安藤忠雄 都市と自然』も刊行された。11月6日まで。入場料500円。

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11 気候に合わせる省エネ住宅 2011/10/13 読売新聞
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冬場20度、夏場は25度 冷暖房費年間わずか8600円
 1日当たりの冷暖房費24円で、室温が夏が25度、冬は20度に保たれる省エネルギー住宅が、滋賀県彦根市内に完成した。同県大津市の1級建築士、吉岡昌一さん(51)が彦根市の気候に合わせて断熱材を調節し、最新の建材を使うなどして設計した。吉岡さんは「節電しながら熱中症を防げる」と話している。(藤岡博之)
 住宅は風呂、トイレ付きのワンルーム(木造平屋37平方メートル)で、建設費約1500万円。冷暖房にかかる電気代は、年間約8600円という。
 欧州で省エネ住宅を開発する独・パッシブハウス研究所の設計用ソフトに、彦根地方気象台観測の年間気温や湿度を入力し、吉岡さんが基準を満たすよう断熱材の厚さなどを計算して設計、8月末に完成させた。同研究所の基準を満たす住宅は、西日本初という。
 採光も工夫しており、南側は、軒の長さを従来の住宅の3倍、1・6メートルにして夏の日差しを防いだ。アルミ製に比べ、熱伝導率が1500分の1以下という木枠のサッシ窓が全面にはめ込まれ、断熱性が高い一方で、太陽の角度が低い冬には日光が多く入ってくる。
 外気温に応じて空気を通す微細な穴の大きさが変わる調湿シートや、高温を低温に、低温を高温にする熱交換型の換気扇も備え、温度変化が少ないため、最小限の冷暖房で済むという。
 昨夏の猛暑で、冷房を節約したせいで熱中症で亡くなる高齢者が多かったことから、設計を思い立った。介護の必要な母親(69)の離れを建てようとした、施主の男性(41)の意向と合致したという。
 吉岡さんは「複雑な工事は不要で、大手業者でなくても施工できる。高温多湿な日本に合う住宅を多く作りたい」と話している。

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12 車と連携したスマートハウス…トヨタホーム 2011/10/13 読売新聞
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 トヨタ自動車グループの住宅メーカー、トヨタホームは12日、太陽光発電やIT(情報技術)を活用した省エネルギー住宅「スマートハウス」を年内に全国発売すると正式発表した。災害時などにプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)から住宅内に電気を取り込むことが可能で、車と連携したスマートハウスは全国初となる。
 トヨタと米マイクロソフトが共同開発する通信サービス「トヨタスマートセンター」に対応し、スマートフォン(高機能携帯電話)を使って、外出先から自宅のエアコンを操作したり、風呂をわかしたりできる。

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.405  2011/10/13~2011/10/19  Vol.2
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【日経産業新聞】
13 積水化学、太陽光発電の賃貸住宅 メゾネット、収納広く
14 換気や戸締まり、停電対応…ロボがテキパキ指示 LIXIL住宅研、次世代住宅開発
15 新日鉄都市開発、都市型マンションのブランドを統一
16 LIXIL、旭川の展示施設をリニューアル 製品群拡充
17 住友林業、2階の音を抑える二世帯住宅
18 三井不系、太陽光発電と高圧電力で「電気代」5%減のマンション
19 積和不動産など、神奈川県に太陽光と燃料電池装備の戸建て
20 パナ電工、木の質感追求した住宅部材 汚れ、水拭きも可能
21 YKKAP、半分の力で開く玄関ドア発売
22 首都圏のマンション発売、7カ月ぶり2ケタ増 9月、16.7%

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13 積水化学、太陽光発電の賃貸住宅 メゾネット、収納広く 2011/10/19 日経産業新聞
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 積水化学工業は18日、住戸を左右で分けるメゾネットタイプの賃貸住宅商品を28日から発売すると発表した。1世帯あたり1.5キロワットの太陽光発電システムを標準搭載にしたことで、入居者に売電メリットが生まれるのが売り。他の競合物件との差別化を図るために収納を強化した内装や子育てノウハウを盛り込んだ内装も用意し、アパート経営者への建設を促す。
 新たに発売するのは「レトアメゾネット シンフォニースタイル」で、1階と2階で1戸を構成している。階下への騒音問題が起きないほか、階段の周辺に収納を設けることができるため、若手のファミリー層に根強い人気があるという。太陽光発電システムの発電量を各戸に割り当てることで光熱費が大幅に抑制できる点も強みとして入居者に訴えられる。

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14 換気や戸締まり、停電対応…ロボがテキパキ指示 LIXIL住宅研、次世代住宅開発 2011/10/19 日経産業新聞
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 住生活グループで住宅フランチャイズチェーン(FC)を展開するLIXIL住宅研究所(東京・江東、今城幸社長)は18日、主要ブランド「アイフルホーム」の次世代住宅を葛飾区内に建築したと発表した。暮らしに役立つアドバイスをするロボット「リリボ」を実用化したほか、自然の活用で快適な省エネができる仕組みを導入。新技術を早期に確立し、住宅商品に反映させる狙いだ。
 次世代スマートハウス「GURU GURU(グルグル)」は2015年の住宅をコンセプトに開発した。搭載した技術や設備は12年度から順次実用化する見通し。
 住宅の内外にセンサーを設置。気象条件や人の来訪・侵入などの情報を受け取ったうえで、リリボが音声で窓の開閉による換気や戸締まりなど暮らしや防犯のアドバイスをする。住宅内の人の有無に応じて照明やエアコンも自動制御するほか、停電時には対応も指示する。

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15 新日鉄都市開発、都市型マンションのブランドを統一 2011/10/19 日経産業新聞
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 新日鉄都市開発(東京・中央)は都市型マンションのブランドを統一し、今秋から都内で相次ぎ販売を始める。都心アクセスなどの利便性を重視した小型マンションの需要は根強いと判断。展開の強化に向けブランド力を高める。単身者や少人数世帯に売り込む。
 ブランド名は「リビオレゾン」。従来は複数の名称で展開していた都市部の小型マンションについて、今後の物件は原則としてこの名前で展開する。ブランド浸透のための専用サイトも設けた。

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16 LIXIL、旭川の展示施設をリニューアル 製品群拡充 2011/10/18 日経産業新聞
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 住生活グループのLIXILは「LIXIL 旭川ショールーム」(北海道旭川市)をリニューアルオープンした。展示面積を460平方メートルとそれまでの1.8倍に広げ、システムキッチンやトイレなどの水回り製品のほか、窓やドアなどの金属建材を一括展示。あらゆる住宅建材を扱うLIXILの強みを消費者に訴え、リフォーム需要を取り込む。
 旭川ショールームはリニューアルを機にINAXブランドのトイレや浴室のほかトステムブランドの金属建材やサンウエーブブランドのキッチンも拡充。北海道の気候に合わせて断熱性の高いドアやサッシの展示も増やした。大型ディスプレーも3台設置し、省エネ建材や省エネ型住宅を解説する映像も流す。

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17 住友林業、2階の音を抑える二世帯住宅 2011/10/17 日経産業新聞
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 住友林業は、遮音性能にこだわった二世帯住宅「ikiki(イキキ)」を開発したと発表した。2階の床材の下に、特殊なパネルを組み込み、1階に生活音などが伝わりにくいのが特徴。サラリーマン世帯の減収によって需要が高まる二世帯住宅分野を強化することで、受注水準の底上げにつなげる。本体価格は3.3平方メートルあたり51万円から。初年度1300棟の販売目標を掲げる。
 独自の遮音材「ハイブリッド遮音パネル」を2階の床下に設置する。1階の天井部分についても、これまでの2倍の厚さの防音用断熱材と遮音マットを重ねて設置するなど、「遮音60」と呼ぶ仕様を標準とした。話し声やテレビの音といった透過音や、足音などの衝撃音を抑える。

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18 三井不系、太陽光発電と高圧電力で「電気代」5%減のマンション 2011/10/17 日経産業新聞
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 三井不動産レジデンシャルは割安な高圧電力と太陽光発電を組み合わせ、居住者が支払う電力コスト(共用部分含む)を約5%削減できるマンションを売り出す。来年夏に完成予定の東京都西東京市のマンションを第1弾とし、首都圏のファミリー向け新築分譲マンションに順次導入する。
 同システムはマンション管理組合が電力会社と高圧電力の需給契約を一括して結ぶ。各住戸の居住者が個別に低圧電力を契約する一般的な仕組みより電気料金が安くなる。

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19 積和不動産など、神奈川県に太陽光と燃料電池装備の戸建て 2011/10/17 日経産業新聞
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 積水ハウスグループの積和不動産(東京・渋谷)と東京建物などは共同で、太陽光発電システムと燃料電池を兼ね備える分譲戸建て住宅を神奈川県内で売り出す。東日本大震災の後、非常時の電力確保について意識する消費者が増えていると考えた。“ダブル発電”と銘打ち、購入を促していく。
 対象物件は、不動産開発の陽栄(東京・中央)を加えた3社で整備する神奈川県藤沢市の「辻堂ザ・テラス」(全97区画)。建築条件付きで土地を販売する12区画を除いた、建て売りなどの85区画について、太陽光システムと家庭用燃料電池「エネファーム」を標準装備とする。

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20 パナ電工、木の質感追求した住宅部材 汚れ、水拭きも可能 2011/10/14 日経産業新聞
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 パナソニック電工は2012年1月16日、本物の樹木さながらの木目や表面の触感を追求した新たな住宅部材を発売する。内装ドアやクローゼットの扉などの表面に特殊な樹脂製シートを施しており、汚れを水拭きで落とせる。戸建住宅1軒に同部材を利用すれば、天然木材を住宅部材に使う場合に比べて費用が約半額で済むという。
 発売する住宅部材「LiviE Realo(リビエ リアロ)」は約4000品目をそろえた。価格は2100~14万7000円。

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21 YKKAP、半分の力で開く玄関ドア発売 2011/10/14 日経産業新聞
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 YKKAPは、従来品の半分の力で開けられる鍵システムを搭載したマンションの玄関ドアを発売したと発表した。ドアの取っ手を引くと内蔵する金具が同時に飛び出して自動的にドアを押し出し、マンションで起こりやすい室内外の気圧差でドアが開けにくくなる問題を解消する。高齢者などの負担を減らせる利点を訴えて新築やリフォーム向けに売り込み、2013年3月期に1億円の売上高を目指す。
 鍵最大手の美和ロック(東京・港、和気英雄社長)が設計した鍵システムをスチールドアの既存商品に採用した。

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22 首都圏のマンション発売、7カ月ぶり2ケタ増 9月、16.7% 2011/10/14 日経産業新聞
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 不動産経済研究所(東京・新宿)が13日発表した9月の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県)のマンション発売戸数は3713戸と前年同月に比べ16.7%増加した。東京・多摩地域や埼玉県での供給がけん引し、前年同月を2カ月連続で上回った。前年比で2ケタ増となったのも東日本大震災前の2月以来7カ月ぶり。首都圏市場で震災からの回復ぶりが目立ってきた。
 発売月に契約が決まった戸数を示す契約率も77.7%と、前年同月比で2.8ポイント上昇。売れ行きの好不調の分かれ目とされる70%を2カ月ぶりに回復した。野村不動産がさいたま市で手がける「プラウドタワー武蔵浦和マークス(1期)」などが即日完売した。一方、千葉県は発売戸数が119戸にとどまった。

2011-10-20 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed