住宅関連新聞記事ダイジェスト No.321  2010/2/11~2010/2/17

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.321  2010/2/11~2010/2/17 Vol.1
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【日本経済新聞】
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【朝日新聞】
1  首都圏のマンション発売、1月も前年割れ
2  ガス給湯器も「ハイブリッド」「禁じ手」の電気式導入

【読売新聞】
3  「お墓」便利で割安に…新式納骨堂、都心に次々
4  「犯罪やりにくい街に」自治会が防犯カメラ…千葉
5  ビル使用差し止め訴訟、組側が争う姿勢…長崎
6  東京・港区のビルオーナーらが暴力団排除協議会
7  洗面化粧台を簡単リフォーム、INAXが「ミラー」発売
8  ミサワの“賢治カレンダー”が国際銅賞
9  「耐震診断・補強の努力を」…山梨で防災シンポ

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1  首都圏のマンション発売、1月も前年割れ  2010/2/15 朝日新聞
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 不動産経済研究所が15日発表した1月の首都圏(1都3県)のマンション市場動向調査によると、発売戸数は前年同月比9.9%減の1586戸で、2カ月連続で前年を下回った。中小の販売業者を中心に、すでに売り出されている物件の販売が優先されたためで、在庫数は2006年11月以来の低水準となる6732戸まで減った。
 新規販売に対する契約率は前月から1.7ポイント上がって70.3%となり、4カ月ぶりの70%台。1戸あたりの平均価格は4138万円で、前年同月比0.8%下がった。

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2  ガス給湯器も「ハイブリッド」「禁じ手」の電気式導入  2010/2/12 朝日新聞
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 ガス機器大手のリンナイは、ガスと電気を組み合わせた「ハイブリッド」給湯器を4月から販売する。ガスだけ、電気だけの給湯機器よりもエネルギー効率がよく、二酸化炭素の排出量を減らせるという。ガス業界は得意としてきた給湯で電力会社に押されており、ハイブリッドで巻き返しを図る。
 「ガスの瞬発力と電気の経済性を組み合わせ、エネルギーのベストミックスを実現した」。リンナイの近藤雄二・開発本部長は東京都内の記者会見でこう話した。ガス機器を扱ってきた同社には、電気給湯機を組み込むのは「禁じ手」という雰囲気があった。だが、効率よくお湯をつくるガス給湯機「エコジョーズ」の改良も限界に近く、ハイブリッド化に踏み切った。
 ハイブリッド給湯器には、エコジョーズと、空気中の熱を集めてお湯をつくるヒートポンプ式電気給湯機「エコキュート」と同じ仕組みが取り入れられた。通常は電気のヒートポンプで50リットルのタンクにお湯をためておき、食器洗い程度ならこれでまかなう。お風呂のように大量にお湯を使うときは、ガスと電気の両方で十分なお湯をつくる。暖房の機能もついている。
 リンナイによれば、ハイブリッドの二酸化炭素の排出量は、エコキュートより約1割少ないという。4人家族で給湯・暖房に使った場合、電気だけ、ガスだけの給湯機の電気・ガス代よりも安くなるという。2機種あり、価格は75万6千円と73万5千円。
 ガス業界は、エコジョーズの普及に努めているが、電力会社がオール電化でエコキュートを売り込み、2009年10月に累計出荷台数が200万台を超え、引き離されつつある。電力会社は2020年に1千万台を目標にしており、攻勢を強めている。

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3  「お墓」便利で割安に…新式納骨堂、都心に次々  2010/2/17 読売新聞
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 東本願寺の納骨堂「浅草浄苑」の参拝スペース。参拝の際は、墓が現れる(東京・浅草で) 大都市圏を中心に、新しい形の納骨堂が次々に登場している。
 参拝者が訪れると、遺骨を納めた墓が収蔵庫から参拝スペースへ機械で運ばれてくるタイプが多い。交通の便がいい都心に、割安な価格で墓を持てるとあって広がりを見せている。

コンピューター制御で自動搬送
 東京・浅草にある東本願寺は新しい納骨堂を開設し、今年1月から使用者の募集を始めた。納骨堂は4階建て。1階で受け付けを済ませ、4階に上がると、ソファの置かれた広いロビーで名前を呼ばれる。6か所ある参拝スペースのうち、案内された場所に進むと、正面の扉が開いて、墓(遺骨を納めた箱)が現れる。故人の墓に向かって参拝できるため、合同墓やロッカー式の納骨堂に抵抗があった人も利用しやすいという。
 参拝スペースの奥には3000の墓を安置するスペースがある。参拝者が訪れたときだけ、コンピューターで制御された自動搬送システムで墓が運ばれてくる仕組みだ。墓は最大8人分の遺骨が入る。参拝場所には、花や抹香などが用意され、いつでも手ぶらで墓参りができる。
 先祖代々の墓を持っているが、納骨堂へ改葬したいという人も多く、1か月あまりで約200件の契約があったという。販売価格は98万円。管理費が年1万2000円。
 納骨堂を担当する長嶋尚仁さんは、「多くの人にとって手の届く価格で、しかも一般的なお墓と同様にお参りできる形を目指した」と話す。
 東京・文京区の興安寺は11年前、自動搬送システムをいち早く取り入れた納骨堂を建設した。今年1月中旬に新館を開設した。新館は地下1階地上5階建てで、4600の墓を安置できる。販売価格は80万円。管理費は年1万5000円。
 荒川区の光明寺も昨夏、自動搬送システムを取り入れた納骨堂を建設し、墓の販売を始めた。家族用は75万円。管理費は年1万円。参拝スペースのモニターに遺影が映し出されるサービスもある。

扉に西陣織、休憩所は美術館並み
 自動搬送システムは導入せず、個性的な納骨堂を建設したお寺もある。港区の金蔵寺は昨秋、3階建ての納骨堂をつくった。1階は休憩スペースで、美術館のような内装。2階と3階がロッカー式の納骨室。納骨される棚の扉は、一般的な漆塗りではなく、花びらが舞う柄の西陣織を採用した。家族用は100万円。管理費は年1万円。
 NPO法人永代供養推進協会の代表理事、小原崇裕さんは、「都心で従来型の墓地を開発するのは、周辺住民の理解を得にくいことから、現実的には難しい。一方利用者は、高齢になっても参拝がしやすい立地や経済的負担の軽減を求めており、両者のニーズが合致した形で、お墓としての納骨堂は広がりを見せている」と説明する。
 ただ、納骨堂を選ぶ時には、「実際に施設を訪ね、住職に案内してもらったり、本堂や参拝スペースで安心してお参りできるかを確認したりすることが大切」と小原さんは強調している。
 納骨堂…墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)によると、他人の委託を受けて焼骨を収蔵するために、都道府県知事の許可を受けた施設を言う。最近では、遺骨を墓地に埋葬せず、納骨堂に永久的に保管するケースが増えている。

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4  「犯罪やりにくい街に」自治会が防犯カメラ…千葉  2010/2/16 読売新聞
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 海神商店街に設置された防犯カメラ 千葉県船橋市海神4・5丁目自治会(田中正道会長)は、海神商店街などに防犯カメラ4台を設置し、運用を始めた。
 県内の自治会が独自に設置する例は珍しいという。
 ひったくりや空き巣などが多発しており、自治会が、船橋遊技場防犯組合(織田信幸組合長)の協力を得るなどして12台の防犯カメラを確保した。設置場所は船橋署と相談して選んだ。残りの防犯カメラも順次設置する。
 維持管理は自治会が市の補助を受けて行う。事件が発生した場合、同署は自治会に依頼して映像記録の提供を受ける。
 同市海神の海神公民館で15日、記念式典が開かれ、同署の多部博一署長は「犯罪者がこの街はやりにくいと思うような街づくりが必要。昔のような安全・安心を取り戻したい」と話した。

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5  ビル使用差し止め訴訟、組側が争う姿勢…長崎  2010/2/16 読売新聞
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 長崎県佐世保市の4階建てビルが指定暴力団・九州誠道会永石組の事務所として使われているとして、周辺住民らが使用者とされる永石秀三・同組長と所有者の男性を相手取り、ビルの使用差し止めを求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、長崎地裁佐世保支部(西村欣也裁判長)で開かれた。
 組側は「建物を事務所として使った事実がない」などとする答弁書を提出して全面的に争う姿勢を見せる一方で、和解による解決も求めた。
 答弁書によると、組側は、ビルは組関係者が個人的、私的な住居として仮住まいをしていたと主張。県内では抗争による殺傷事件は起きておらず、抗争発生の想定を「杞憂(きゆう)」と指摘し、「抜本的な解決のために努力する用意がある」と、早期の和解に向けた協議を進めたい意向も示している。
 住民らは昨年7月、同支部に仮処分申請し、同支部は同11月、ビルを組事務所と認定、使用差し止めを命じている。

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6  東京・港区のビルオーナーらが暴力団排除協議会  2010/2/16 読売新聞
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 指定暴力団山口組の東京都内進出を受け、ビルやマンションから暴力団を追放しようと、港区内のビルオーナーら84人でつくる「三田地区ビル等暴力団排除協議会」が15日、発足した。
 三田署で開かれた発足式にはオーナーら62人が参加。売買・賃貸契約書に排除条項を加え、入居者が暴力団関係者と判明した場合は解約することなどをうたった暴力団排除宣言を行った。舘美昭署長は「組事務所に拳銃が撃ち込まれ、住民が被害を受ける危険もある。必要な情報は積極的に提供する」と述べた。
 同署幹部によると、三田地区は指定暴力団住吉会発祥の地で、都内進出を進める山口組との縄張り争いによる抗争事件が懸念されているという。

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7  洗面化粧台を簡単リフォーム、INAXが「ミラー」発売  2010/2/15 読売新聞
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 鏡を替えるだけで洗面化粧台の雰囲気を一新させる「アジャストミラー」を、INAX(本社・愛知県常滑市)が発売する。
 10~15年前まで、新築住宅で主流だった間口75センチの一面鏡タイプの洗面台を、鏡を替えるだけの「カンタン施工」(同社)でリフォームする。現場で測定して鏡の高さを調整するため、天井や梁の高さなどの制限をほとんど受けないという。
 鏡の裏には収納スペースを用意。同社アンケートで、洗面化粧台選びのポイントに「収納量」を挙げる声が最も多かったためだ。
 メーカー希望小売価格は7万3000円から(工事費別)。4月発売を予定。

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8  ミサワの“賢治カレンダー”が国際銅賞  2010/2/15 読売新聞
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 ミサワホーム(本社・東京都新宿区)が制作した今年のカレンダーが、ドイツで行われた「国際カレンダー展」で銅賞を受賞した。
 応募作品約1200点の中から、銅賞23点の1つに選ばれた。同社のカレンダーは「偉人の筆跡と生涯」がテーマ。今年は宮沢賢治が残した自筆原稿や、手帳に残された詩(雨ニモマケズ)などを毎月1点ずつ紹介している。装飾をほとんど施さず、賢治の素朴で味わい深い筆跡を印象付けている。

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9  「耐震診断・補強の努力を」…山梨で防災シンポ  2010/2/15 読売新聞
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 地震に備え、家具の固定を力説する小沢さん(14日、中央市の玉穂生涯学習館で) 地震対策をテーマに「まちぐるみで進める防災と住まいの安全」と題した山梨県中央市主催のシンポジウムが14日、同市立玉穂生涯学習館で開かれた。
 シンポジウムでは、静岡県地震防災センターの防災アドバイザー小沢邦雄さんが講演。過去の各地の被災事例を示しながら「いつ、どこで大地震が起きても不思議ではない。この認識をどこまで持てるかが肝心」と話し、懸念される東海地震に備え、「必ず家具を固定してほしい」と力説した。
 その後、田中久雄・中央市長ら5人によるパネルディスカッションが行われた。
 パネリストとして招かれた東京都建築士事務所協会足立支部の松崎孝平副支部長が、足立区では助成金や個別相談会の開催などで、戸建て住宅の耐震診断、補強工事、家具転倒防止を実施していることを紹介。山梨大工学部の秦康範准教授は、中央市で希望のあった高齢者宅で家具の固定を進めている取り組みを例に挙げ、「自分の家がどれだけ地震に弱いかを認識し、耐震診断を受けた上で、耐震補強に努めてほしい」と訴えた。

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.321  2010/2/11~2010/2/17 Vol.2
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【読売新聞】
10  名古屋の暑さドーナツ化、中心が緑化で冷涼に
11  景観「見た目だけじゃない」…七尾でフォーラム
12  女性の3人に1人「住んでいる場所で経済力推測」
13  転入家庭に月1万円、人口増加へ市が支給
14  浴室・脱衣場で体調急変、家の中の温度変化に注意を
15  「淡路瓦400年」産地で体験イベント

【日経産業新聞】
16  首都圏分譲マンション、1月賃料2.1%下落
17  1月のマンション発売戸数、首都圏9.9%減
18  藤和エンジニアリング、防犯機能を高めたマンションの販売強化
19  INAX、リフォームしやすい洗面台 三面鏡に交換

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10  名古屋の暑さドーナツ化、中心が緑化で冷涼に  2010/2/14 読売新聞
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 都心を中心に気温の高い地域が同心円状に広がっていた名古屋のヒートアイランド現象が、2000年以降、暑さの中心は周辺部に移動し、都心を取り囲むようなドーナツ状になっていることを、愛知教育大の大和田道雄特別教授(気候学)の研究グループが突き止めた。
 逆に緑化が進んだ都心部では周辺に比べて涼しい「クールスポット」ができており、大和田特別教授は緑化推進がヒートアイランドを克服する決め手になると指摘している。3月27日から東京で開かれる日本地理学会で報告する。
 大和田特別教授によると、名古屋では1970年代から90年代にかけて、都心と郊外の最高気温の差が2度から5度に上昇し、温度差が拡大する傾向にあった。気温分布の形も中区栄地区を中心に同心円状に広がり、郊外にいくに従って温度は下がっていた。
 同教授のグループは、08年と09年の8月、夏型の気圧配置になった日を選んでそれぞれ2日ずつ、名古屋と周辺6市町の計48地点で30人が参加して最高気温を調べた。その結果、周辺部の西、北区で38度、千種、港区では37度と高い気温となり、ヒートアイランドが周辺部に広がっていた。
 一方、中区栄や東区、昭和区の一部などは35度とやや低く、中心部にはクールスポットができていた。また、ヒートアイランド現象は春日井市や東郷町といった市外にも広がっていた。
 同教授はこれについて、70年代~90年代は市中心部で地面のアスファルト化や高層ビルの建設が進んだためヒートアイランド現象が著しくなったが、近年は街路樹による緑化が進んだことや、街路樹が大きくなれない要因になっていた電線の地中化に伴って、とりわけ都心の公園などでは大きな木が育ってきているのが原因、と指摘。
 「街路樹が成長し、緑化が進めば、都市の気温は低く抑えられることがはっきりした。今後も行政と連係して、緑化政策を進めるべきだ」としている。(高貝丈滋)

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11  景観「見た目だけじゃない」…七尾でフォーラム  2010/2/13 読売新聞
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 石川県七尾市の景観について考える「景観フォーラム」が、同市御祓町のフォーラム七尾で開かれた。
 昨年1月から市景観条例と市景観計画が施行されたことをうけ、市民に景観への意識を高めてもらおうと企画された。この日は、「第1回ななお景観賞」の表彰式や「七尾の景観資源を生かす 守り、育て、創(つく)る」をテーマにしたパネルディスカッションなどが行われた。
 パネルディスカッションでは、市景観審議会長の市川秀和・福井工大准教授が「能登半島で初の景観条例を生かし、来年度は景観のガイドライン(指針)を策定し、七尾らしさを作っていきたい」と述べた。
 また、県景観づくりリーダーの刀祢修さんが、和倉温泉地域で進められている景観協定締結への動きを紹介したほか、同リーダーの鳥居正子さんは、一本杉通りでの活動を紹介しながら「よい景観には、見た目だけでなく、歴史や文化の積み重ねが必要」と強調していた。

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12  女性の3人に1人「住んでいる場所で経済力推測」  2010/2/12 読売新聞
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 不動産総合情報サービスのアットホーム(本社・東京都大田区)は、バレンタインデーに合わせ、「恋人と住まいの関係」についてのアンケート調査を行った。
 対象は、恋人がいる20~30歳代の男女600人。「住んでいる場所で相手の経済力を推測したことがありますか」との設問には、女性の32・7%が「はい」と答えたのに対し、男性は5ポイント以上低い27・3%だった。
 また、「住んでいる場所で相手のポイントがアップしたことがありますか」との問いには、25・7%の女性が「はい」と回答。男性は8ポイント以上低い17%だった。
 一方、自宅から恋人の家までの所要時間は平均81・9分。「理想の所要時間」は半分以下の平均33・1分だった。

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13  転入家庭に月1万円、人口増加へ市が支給  2010/2/12 読売新聞
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 大分県杵築市は定住促進策の一環として、転入家庭に3月から1年間、毎月1万円を支給する。
 市内の大分キヤノンマテリアルや、隣接する国東市の大分キヤノンが2008年秋から非正社員を段階的に大量解雇した影響もあり、杵築市の人口は減少が続いている。
 市によると、2008年8月の人口は3万3696人だったが、徐々に減少し、09年12月には3万2849人になった。
 支給は、今月15日以降に居住用の賃貸契約を結ぶ転入家庭が対象。公営住宅や社宅、寮、2親等以内が所有する住宅に転入する家庭は対象にならない。
 市企画財政課は「08年のリーマンショック以来、続いている人口減少に歯止めをかけ、3万3600人まで戻したい」としている。
 市は9日に開かれた市議会臨時会で、事業費3800万円の債務負担行為を設定した一般会計補正予算案を提出し、可決された。

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14  浴室・脱衣場で体調急変、家の中の温度変化に注意を  2010/2/12 読売新聞
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 和歌山市消防局の救急出動で、昨年12月から今年1月にかけ、14人が浴室や脱衣場で体調を急変し、亡くなったことがわかった。大半は高齢者で、入浴前後の急激な温度変化などにより、急性心筋梗塞(こうそく)や急性心不全を起こしたとみられる。
 2月も寒い日が続くことから、同消防局は脱衣場や浴室を暖めてから入るなどの対策を呼びかけている。
 市消防局は1月、浴室や脱衣場で体調を崩した21人に対して救急出動、うち20人が70歳以上だった。6人が死亡し、4人が入院が必要と診断された。昨年12月にも30人が搬送され、8人が亡くなった。高血圧や糖尿病などの生活習慣病を抱えた人が目立つ。症状は、入浴中に気分が悪くなったケースのほか、風呂上がりに体が急速に冷え、倒れたといったケースが代表的だ。通報は、ほぼすべてが、家族や知人など、異変に気付いた第三者からだった。
 市消防局は、同居家族がいる場合は、声をかけあって異状がないか確かめることで、早期に発見できる場合もあるとしている。しかし、一人暮らしの場合、発症から長時間経過し、深刻な状態で発見されることが多いという。緊急時に備え、市社会福祉協議会が、一人暮らしの高齢者を対象にペンダント型の発信器を配布している。万一の時、警備会社を経由して市消防局に通報できる。
 市消防局警防課の大浦正男救急班長は「家族がこまめに様子を確認することで、高齢者のリスクを軽減できる。安全のためにも、日頃からコミュニケーションを取ってほしい」と話している。(仁木翔大)

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15  「淡路瓦400年」産地で体験イベント  2010/2/11 読売新聞
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 粘土をくっつけ鬼の顔を作る参加者ら(南あわじ市津井で) 兵庫県南あわじ市津井地区で5月開催の「淡路瓦四百年祭」を盛り上げるため、若手職人らが3月から本格的な鬼瓦作り体験を実施するのを前に、市産業文化センターで7日、住民ら約30人を招いて体験会が行われた。
 鬼瓦作り体験は、土に触れて淡路瓦の魅力を知ってもらい、世界に一つのオリジナル鬼瓦をと、「雨堤製瓦」経営の雨堤健二さん(38)が発案。川崎忠之さん(38)ら鬼師2人と雨堤さんら製作師6人で3月21日、4月18日、5月16日に午前と午後2回ずつ行う。
 体験会では、川崎さんが「丁寧に教えますので楽しくやって」と、粘土と粘土の接着の仕方を説明。焼いた時に割れてしまわないよう、3本束ねた爪楊枝(つまようじ)を使って接着面をしっかり削ることなどを教えた。
 参加者らは思い思いに目や鼻、角などをつけて<マイ鬼瓦>を製作。市立市小学校5年の山口夏槻さん(11)は「爪楊枝できゅっきゅっとするのが面白かった。思い通りの顔になったと思う」と話した。会場の一角では、空手専用瓦を割る体験もあり、子どもたちも挑戦した。

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16  首都圏分譲マンション、1月賃料2.1%下落  2010/2/17 日経産業新聞
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 東京カンテイ調べ 不動産情報サービスの東京カンテイ(東京・品川)がまとめた1月の首都圏の分譲マンション賃料(1平方メートル当たり)は前月比2.1%下落し、2619円となった。下落は3カ月ぶり。賃料水準の高い東京都のシェアが下がったことと、神奈川県以外の賃料が弱含んだことが主因という。東京カンテイは「三大都市圏とも賃料は緩やかな下落基調」と分析している。
 地域別に見ると、東京都は0.6%下落して3130円、埼玉県は0.8%下落して1544円、千葉県は0.8%下落して1528円。一方、神奈川県は0.6%上昇の2080円だった。前年同月と比較しても、神奈川県以外はマイナスとなった。

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17  1月のマンション発売戸数、首都圏9.9%減  2010/2/16 日経産業新聞
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 不動産経済研究所調べ 不動産経済研究所(東京・新宿)が15日発表したマンション市場動向によると、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の1月の新規発売戸数は前年同月比9.9%減の1586戸だった。1月としては1992年以来の低水準。23区以外の東京都や神奈川県で大幅に供給量が減少した。在庫は縮小傾向だが、市場の本格回復には時間がかかりそうだ。
 発売戸数を地域別に見ると、23区以外の東京都は前年同月比72.8%減、神奈川県は52.9%減。一方、大型物件の供給があった埼玉県は2.6倍、千葉県は31.1%増、23区内は11.9%増だった。

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18  藤和エンジニアリング、防犯機能を高めたマンションの販売強化  2010/2/16 日経産業新聞
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 【横浜】賃貸マンションの施工や管理業務を手がける藤和エンジニアリング(横浜市、露木裕良社長)は防犯機能を高めたマンションの販売を強化する。
 警備会社がマンションの共用玄関を常時監視する体制を整え、オートロック機能が付いた共用玄関の錠を居住者が解除した際、不審者が同時に入るのを防ぐ。安全性を高めて単身女性らの入居を見込む。

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19  INAX、リフォームしやすい洗面台 三面鏡に交換  2010/2/15 日経産業新聞
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 INAXは鏡を含む洗面台の上部だけを交換できる「アジャストミラー」を4月1日に発売する。三面鏡はいずれも手前に開き、内部の棚に化粧品や整髪料を収納できる。施工の現場で高さを調整できるのも特徴で、天井の高さに合わせられるためホコリがたまりにくいという。洗面台を簡単にリフォームできる商品として売り込む。
 同社によると、10~15年前に主流だった洗面台は固定された鏡が1つしかないタイプが多い。今回の商品は鏡の面積が大きいうえ、表面にはくもりにくくする特殊加工も施したという。間口75センチメートルの洗面台に対応しており、他社の商品にも取り付けることが可能。価格は7万6650円から(工事費は別)。

2010-04-25 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed