住宅関連新聞記事ダイジェスト No.280 2009/4/23~2009/4/29

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【日本経済新聞】
1  コスモスイニシア、再建へ私的整理

【朝日新聞】
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【読売新聞】
2  太陽光発電、倍増も 国の補助制度が後押し
3  アークヒルズの「ルーフガーデン」が特別公開

【日経産業新聞】
4  三和シヤッター、網戸巻き上げ式シャッター
5  エースホーム、狭小地対応の戸建て住宅

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1  コスモスイニシア、再建へ私的整理  2009/4/26 日本経済新聞
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 ジャスダック上場のマンション販売大手、コスモスイニシアが債務負担を減らして経営再建をめざす私的整理に踏み切ることで銀行団と調整に入った。事業の縮小や再構築などの再建計画を示す見返りに、三メガバンクや住友信託銀行など約40の取引金融機関に債務の株式化や返済期限の延長を要請する。銀行団と協調して有利子負債を削減し、経営を立て直す。
 コスモスイニシア(旧リクルートコスモス)はMBO(経営陣が参加する買収)で2005年にリクルートグループから独立した。現在の筆頭株主は投資ファンドのユニゾン・キャピタル。マンション販売が落ち込み、08年4―12月期は327億円の連結最終赤字だった。過去の投資に伴う約2000億円の有利子負債が重荷になっている。

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2  太陽光発電、倍増も 国の補助制度が後押し  2009/4/27 読売新聞
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 国の補助制度の復活で、一般家庭向け太陽光発電システムの設置が急増しそうだ。世界同時不況の打撃を受けたメーカー側も、「特需」を業績回復の足がかりにする考えだ。ただ、天候に左右される太陽光発電が増えると電力システムが不安定になる可能性もあり、こうした欠点を補う技術開発も加速している。
脱「高値の花」
 東京ビッグサイト(東京・有明)で24~26日に開かれた住宅関連展示会で、「太陽光発電」コーナーがにぎわった。「国の補助制度の復活で『高値の花』のイメージが薄れた」からだという。
 国の補助制度の審査窓口である太陽光発電普及拡大センターによると、国が補助を再開した1月13日から、3月末までの2か月半だけで申請件数は2万2501件。2007年度に一般家庭で太陽光発電を設置した約5万件の約半分に達する勢いだ。09年度の設置件数が9万2000件に倍増するという業界予想もある。
 太陽電池パネルを製造する大手電機メーカーも、特需を逃すまいと増産体制を整えている。
 京セラは滋賀県野洲市に新工場を建設し、太陽電池パネルの生産量を2倍に増やす。シャープは、大阪府堺市に新工場を建設中で、三洋電機も大阪府貝塚市の工場を拡充する。

課題
 国内の太陽光発電の出力は07年末で191・9万キロ・ワットだった。政府は新経済成長戦略で、20年までに太陽光発電の規模を20倍に増やす計画を盛り込んだ。10年度には電力会社が太陽光発電の余剰電力の買い取り価格を現在の1キロ・ワット時あたり24円程度から50円程度に引き上げる制度も始まる見通しだ。
 だが、天候に左右される太陽光発電の売電が増えると、電力会社が供給する電力が不安定になる恐れもある。このため、NAS(ナトリウム硫黄)電池などに蓄えてから放電したり、電力が余った地域と不足した地域の需給を調整する次世代電力網の研究などが、官民で本格化している。

 標準的な家庭に設置される太陽光発電システムの出力は約3.5キロ・ワットで、設置費用は250万円程度とされる。だが、国の補助に加え、独自の補助制度を設けている地方自治体もあり、初期投資を180万円程度まで軽減することもできる。

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3  アークヒルズの「ルーフガーデン」が特別公開  2009/4/24 読売新聞
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特別公開された「ルーフガーデン」
上空から眺めた「ルーフガーデン」。“ユニオンジャック”のモチーフがよくわかる
ローズフェスティバルで特別公開される「ローズガーデン」
アーク・カラヤン広場の滝の前にも草花が美しく飾られている
雑貨などが売られたガーデニングフリーマーケット 東京・赤坂にあるアークヒルズ内サントリーホール屋上庭園の「ルーフガーデン」が24日、特別公開された。
 “鳥の目線で街を見たら”という発想により造られた「ルーフガーデン」は、7つの庭園で構成されているアークガーデンの一つ。英国の国旗“ユニオンジャック”をモチーフとした庭園。飛来する10種類以上の野鳥保護のため通常は非公開とし、年に2~3回、特別公開している。ルーフガーデンは25日も午前10時~午後1時に特別公開される(入場無料、少雨決行)。
 また、これとは別に“日本のバラ”をテーマとした「ローズフェスティバル2009」が5月4日~6日にアークヒルズで行われる。アークガーデン内の「ローズガーデン」が特別公開されるほか、アーク・カラヤン広場では、バラとともにくつろげる“ローズテラス”が設置され、バラに関係する商品販売やワークショップ、コンサートなども行われる。入場は無料。
 イベントの詳細はこちら http://www.mori.co.jp/garden/ 

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4  三和シヤッター、網戸巻き上げ式シャッター  2009/4/28 日経産業新聞
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 三和シヤッター工業は巻き上げ式網戸つきの住宅用窓シャッター「サンプレミアECO」を5月1日に発売する。網戸としての通風・虫よけ機能に加え、日差しを遮り室内の温度が上昇するのを防ぐ効果を持たせた。エアコンの使用時間を抑えられる点もアピールし、環境問題への意識が高い層に売り込む。
 シャッターは電動式と手動式があり、網戸にあたるスクリーンの部分は手動操作で巻き上げる。価格は幅171センチメートル、高さ191.5センチメートル(電動式シャッター)の場合で20万4600円。

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5  エースホーム、狭小地対応の戸建て住宅  2009/4/23 日経産業新聞
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 エースホーム(東京・新宿、竹田善明社長)は狭小地に対応した戸建て住宅の新商品「シータス」を25日に発売する。シンプルながら1階部分ではリビングやダイニングからキッチンまでの共用スペースが半分以上を占めるようにし、全体のゆとりを持たせた。全国40のフランチャイズチェーン(FC)加盟店を通じて、初年度250棟の販売を目指す。
 延べ床面積が83―109平方メートルの2階建てで、20の基本プランを用意した。外観は外壁によって3種類。最大で出力約5キロワットの太陽光発電パネルを搭載できる。価格は3.3平方メートルあたり40万5000円。

2009-05-02 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed