住宅関連新聞記事

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.598  2015/8/20~2015/8/26

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.598  2015/8/20~2015/8/26 
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【日本経済新聞】
1 パナソニック、家庭用防犯システムに参入 スマホ活用
2 美樹工業、増益
3 田園調布→赤坂 社長の住む街、都心シフトのワケ
4 中古マンション一段高 首都圏7月1.9%上昇、都心部けん引
5 全国保証、住宅投資持ち直しで増収増益
6 OCHIホールディングス、住宅向け販売強化
7 スズキ太陽技術、メガソーラー低迷

【朝日新聞】
8 賃貸管理登録制度 登録増加に向け在り方検討へ 国交省
9 マンション価格指数、27カ月連続上昇 国交省調べ
10 マンション長寿命化でセミナー マンションライフ継続支援協会
11 管理組合総会の出欠集計などを効率化 つなぐネット
12 農地転用の許可権限、市町村へ移譲 指定基準の検討スタート 内閣府と農水省
13 競売不動産資格試験、10月末まで願書受け付け
14 建築物省エネ法 基準整備で合同会議 国交省、資源エネ庁
15 インスペクション技術の開発・高度化を支援 国土交通省
16 7月・中古マンション売り価格 首都圏11カ月連続上昇 東京カンテイ
17 国土形成計画と国土利用計画を閣議決定  「住宅地」面積目標、初の横ばい
18 2014年リフォーム市場、前年比微減の6.7兆円 矢野経済調べ

【読売新聞】
19 TOTO100年の歩み展示 北九州にミュージアム
20 左官の歴史と技術 東京・江東で企画展
21 育児・福祉に都市公園活用…国交省方針
22 仮設フェンスに壁画 「京橋に集う人たち」
23 子育て支援の12県、合同移住フェア開催へ
24 若者PR役、団地に活気…部屋は無償提供
25 TX沿線、10年で4万7000人増…千葉
26 益田でも暮らし体験を 島根県内6か所目施設
27 空き家をオフィスに 東京のIT企業が入居…山梨
28 雪解け水凍結防止 排水管を開発

【日経産業新聞】
29 大和ハウス、米シカゴに高層賃貸住宅 投資額は170億円
30 コロナ、地中・空気熱で冷暖房 来年1月投入、新工法で設置費も圧縮
31 大林組、中規模ビル建て替え注力 賃貸マンションも開発
32 住宅と「太陽光」、同時購入は11% 昨年度0.6ポイント上昇

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1 パナソニック、家庭用防犯システムに参入 スマホ活用 2015/8/26 日本経済新聞
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 パナソニックは26日、家庭用の防犯システム事業に参入すると発表した。住宅にカメラやセ
ンサーなどを置き、屋外からスマートフォン(スマホ)を通じて設置場所の映像を見たり、在
宅者と話したりできる。高齢者や子供の見守りや、防犯用の需要を開拓する。海外でも販売し
、2018年度に世界で370億円の売り上げを目指す。
 「スマ@(アット)ホームシステム」を10月15日に発売する。マイクやスピーカーを内蔵し
たカメラ、人の動きや扉の開閉などを感知するセンサーなどで構成。人の動きや温度変化など
を感知するとスマホに通知し、スマホを通じて映像を見たり、カメラの設置場所にいる人と会
話できたりする。
 価格はオープンだが、ホームユニットと屋外カメラのセットで税別2万7000円前後を想定す
る。警備会社のように月々の利用料金は不要で、カメラの置き場所を自由に変えられるなど使
い勝手にこだわった。系列の家電販売店や量販店などで販売する。
 システムはカメラを最大で4台接続できるなど、顧客ニーズに応じて変えられる。今後、ド
アモニターなど対応製品を増やす。同社は家電事業で従来型の単品販売でなく、顧客ごとの提
案型営業に注力する。「単に店頭に並べるだけではなく、販路ごとに利用方法を分かりやすく
伝えていく」としている。

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2 美樹工業、増益 2015/8/21 日本経済新聞
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【増益】設備事業は産業用太陽光発電が大きく落ち込む。住宅事業は復調傾向だが全体で減収
。資材と労務費高騰を加味した価格での受注増で利益率改善目指すが経常減益。前期の特損な
くなり最終増益。
【商圏拡大】手薄だった大阪の営業部隊を増員。連結子会社のリブライフも出店進め賃貸事業
を強化。

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3 田園調布→赤坂 社長の住む街、都心シフトのワケ 2015/8/21 日本経済新聞
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■田園調布、成城、大泉学園町……、2003年は郊外の高級住宅街が上位に
 企業データベースの「経営者情報」で社長の居住地を調べたところ、2003年(調査対象105万
9122社)では首位が田園調布(東京都大田区)と成城(世田谷区)、3位が大泉学園町(練馬
区)。このほか7位に奥沢(世田谷区)が入るなど郊外の高級住宅街が上位に多く顔をそろえ
た。
 田園調布は実業家、渋沢栄一氏の田園都市計画に基づいて大正時代に開発され、鉄道駅を中
心に放射状に広がる整然とした町並みが有名。成城は1925年に成城学園が移転して以来、学園
都市として発展してきた。いずれも有名人や富豪が居を構える日本有数の高級住宅地として知
られる。

■赤坂、代々木、西新宿……、2014年には都心が大幅に順位上昇
 ところが2014年(調査対象267万7491社)になるとランキングが大きく変動する。
 首位が赤坂(東京都港区)、2位が代々木(渋谷区)、3位が西新宿(新宿区)、4位が南
青山(港区)、5位が六本木(港区)、6位が高輪(港区)となり、都心のビジネス街や繁華
街が上位を席巻するようになったのだ。2003年のランキングだと、それぞれ赤坂は20位、代々
木は16位、西新宿は100位圏外、南青山は4位、六本木は88位、高輪は18位だった。
 南青山を除くと、2003年時点よりも大幅に順位を上げている。
 一方、2003年に首位だった田園調布と成城はそれぞれ18位と13位へ、3位だった大泉学園町
は36位へ、7位だった奥沢は15位へと対照的に順位をいずれも下げているのが分かる。
 都心のビジネス街や繁華街が上昇し、郊外の高級住宅地が低下しているのだ。
 参考までに2003年と2014年の上位5位の立地を地図上で比べると、「郊外」から「都心」へ
とシフトする様子がはっきりと読み取れる。

■相次ぐ都心の再開発、大震災で職住接近へ
 約10年の間に何が起きたのだろうか?
 「地価下落による『都心回帰』に加えて、2011年の東日本大震災の際に発生した交通マヒな
どの体験を踏まえて『職住接近』のメリットが再認識されたからではないか」。東京商工リサ
ーチ情報本部はこう分析する。
 さらに都心では大規模な再開発計画が相次ぎ、居住性のより優れた超高層の高級マンション
が数多く分譲された。たとえば、赤坂にあった防衛庁跡地の再開発事業により複合施設「東京
ミッドタウン」が開業したのは2007年3月のことだ。
 郊外よりも都心に家があった方が通勤が楽だし、何か災害が起きた際にも確実に出勤できる
。そのうえ繁華街のほか、新たにオープンした魅力的な文化・レジャー施設や商業施設にも近
くて便利。高層マンションならば大きく変貌を遂げた近代的な都心の夜景も楽しめる……。
 「こうした様々なメリットを考え、都心での住環境を見直す風潮が強まってきた」(東京商
工リサーチ)というわけ。もちろん田園調布や成城の高級感は高いままだし、憧れの的である
ことは変わらない。つまり、居住地の候補として選択肢の幅がより広がってきたということだ
ろう。

■意外な人気スポット、亀戸・大島
 ランキングでは意外な人気スポットも浮かび上がった。
 亀戸(江東区)や大島(江東区)がその代表例。亀戸は2003年で5位、2014年で9位、大島
は2003年で9位、2014年で7位。どちらもトップ10内で安定した人気を誇る。
 しかし、亀戸も大島も錦糸町の近接地で庶民的な下町のイメージが強い。
 「実はどちらも中小企業経営者が多い地域。もともと自宅と職場を兼用しているので、社長
の居住地として上位に食い込んできた。さらに湾岸沿いの高層マンションの分譲などで人気が
高まっているのではないか」。東京商工リサーチ情報本部ではこう推測する。

■世田谷区がトップ、港区も人気急上昇
 最後に市区郡ベースでランキングの変化を見てみよう。
 東京都内で1番人気は2003年も2014年も世田谷区。やはり高級なイメージが強いし、閑静な
高級住宅地が多いためだろう。大田区や練馬区も変わらず人気が高い。
 目立つ変化は港区。2003年には15位圏外だったが、2014年には2位に急浮上した。
 港区の人気が急上昇した背景には、赤坂、六本木、高輪、南青山、三田など豪華なタワーマ
ンションが多く分譲され、社長たちを引き寄せているという新たな消費動向があるようだ。
 一方、亀戸や大島など意外な人気スポットを抱える江東区はどうだろうか?
 市区郡ベースで見ると、江東区は2003年、2014年ともに上位10位には入っていない。スポッ
ト的な人気は高いが、まだ面的な人気としてはそれほど広がりはないようだ。

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4 中古マンション一段高 首都圏7月1.9%上昇、都心部けん引 2015/8/20 日本経済新

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 不動産調査会社の東京カンテイ(東京・目黒)が20日発表した7月の首都圏(東京都、神奈川
県、埼玉県、千葉県)の中古マンション価格(70平方メートル換算)は、前月比1.9%高い3068
万円だった。前年同月比で8.6%高く11カ月連続の上昇となった。
 東京都が上昇をけん引しており、前月比2.2%、前年同月比では12.7%上昇した。一般的に前
年同月比で二ケタ増になると上昇に勢いがあるとされる。都心回帰の傾向が一段と強まってい
る。

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5 全国保証、住宅投資持ち直しで増収増益 2015/8/20 日本経済新聞
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【住宅投資持ち直しで増収増益】住宅取得資金に関する税制優遇拡充などを受けて住宅投資が
持ち直す。新規保証実行件数などが伸び、増収増益になる。
【金融機関との連携強化】4~6月期に合計7金融機関と提携契約を結ぶ。消費増税をにらん
だ来期の住宅投資駆け込み需要の取り込み体制整備を急ぐ。

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6 OCHIホールディングス、住宅向け販売強化 2015/8/20 日本経済新聞
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【住宅向け販売強化】主力の建材は足元で太陽光パネル向け需要の縮小や天候不順による工事
の遅れで伸び悩むものの、国内住宅着工の底打ちを背景に増収見込む。中部地方で建築や介護
事業を展開する子会社が通期で寄与するほか、高齢者向け住宅やリフォームなど成長分野の開
拓進め、増益を目指す。

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7 スズキ太陽技術、メガソーラー低迷 2015/8/20 日本経済新聞
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【メガソーラー低迷】省エネへの関心の高まりを背景に住宅用の太陽光パネルや蓄電池の販売
が伸びる。買い取り価格の引き下げが影響し、大規模太陽光発電所(メガソーラー)など産業
向けは低迷。減益に。上場を機に、新規顧客の開拓に取り組む。パネルの取り付け器具など関
連機器の開発にも注力。

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8 賃貸管理登録制度 登録増加に向け在り方検討へ 国交省 2015/8/26 朝日新聞
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 国土交通省は今年度中に、賃貸住宅管理業者登録制度に関する検討を行う。来年度に創設か
ら5年目を迎えることを踏まえた取り組み。今秋にも有識者会議を開き、登録のメリットなど制
度の在り方を検討する。現在約3600社を数える登録事業者を増やしたい考えだ。
 同制度は受託管理かサブリースを手掛ける事業者が、国土交通省に登録する任意の制度。業
務の適切な運営を通じ賃貸管理業の発展を図ることを目的として、2011年に創設された。

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9 マンション価格指数、27カ月連続上昇 国交省調べ 2015/8/26 朝日新聞
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 国土交通省の調査によると、15年5月の不動産価格指数のうち、マンション指数(全国)は119.
9で、前年同月比7.1%上昇となった。13年3月から27カ月連続してプラスとなった。住宅総合(全
国)は104.9で、前年同月比1.8%上昇した。
 同調査は10年平均を100として算出しているもの。

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10 マンション長寿命化でセミナー マンションライフ継続支援協会 2015/8/26 朝日新

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 マンションライフ継続支援協会は9月26日、東京都文京区の「すまい・るホール」で「次の世
代に繋げるマンション マンションの長寿命化とコミュニティ形成を考える」と題したセミナ
ーを開催する。住宅金融支援機構との共催。
 マンション計画修繕施工協会が「ヴィンテージマンションという考え方」、伊藤忠アーバン
コミュニティが「100年マンションの育て方」などについて解説する。
 時間は午後1時から4時まで。参加費は無料。定員は200人。参加には申し込みが必要で、申込
締め切りは9月4日。申し込みは、セミナー担当事務局の伊藤忠アーバンコミュニティ内100年マ
ンション研究会、電話03(3662)5145。

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11 管理組合総会の出欠集計などを効率化 つなぐネット 2015/8/25 朝日新聞
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 マンション向けITサービスを提供するつなぐネットコミュニケーションズ(東京都千代田区)
はこのほど、マンション管理組合総会における出欠や委任、議決権行使などの集計を効率的に
行うための新サービス「集計ジョーズ」の提供を開始した。
 総会への出欠届や議案に対する投票をマークシートで回収し、スキャナで読み取ったデータ
を専用ソフトで集計するもの。集計作業をデジタル化し、業務の効率化を支援する。

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12 農地転用の許可権限、市町村へ移譲 指定基準の検討スタート 内閣府と農水省 201
5/8/25 朝日新聞
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 「農地転用許可権限に係る指定市町村の指定基準等に関する検討会」の初会合がこのほど、
開かれた。内閣府と農林水産省の共同開催。農地転用許可の権限は、6月19日に成立した第5次
地方分権一括法に基づく改正農地法により、申請を前提として農林水産大臣に指定された市町
村へ移譲されることとなった。その指定基準の内容を具体化するのが検討会の目的。基準の具
体化に当たっては、「優良農地確保の目標を定める」などの考え方を基本とする。
 なお、農地転用の権限移譲は地方側からの要請に基づくもので、許可などに伴う事務処理の
手間を軽減するのが狙い。規制緩和が目的ではなく、あくまで現行の転用許可の法令基準の順
守を前提とする。

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13 競売不動産資格試験、10月末まで願書受け付け 2015/8/24 朝日新聞
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 不動産競売流通協会は10月31日まで、2015年度「競売不動産取扱主任者資格試験」の願書を
受け付けている。
 同資格は、一般消費者に対して競売のアドバイスやサポートなどができる専門知識の習得を
目的とする。今回の試験が5回目。前回は2002人が受験し、合格者は747人だった。
 試験日は12月6日。詳細は同協会、電話03(5776)0981まで。

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14 建築物省エネ法 基準整備で合同会議 国交省、資源エネ庁 2015/8/24 朝日新聞
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 省エネルギー判断基準等小委員会と建築物エネルギー消費性能基準等ワーキンググループの
合同会議の第6回が、このほど開催された。7月8日に公布された「建築物のエネルギー消費性能
の向上に関する法律(建築物省エネ法)」に係る基準の整備が議題。国土交通省と資源エネルギ
ー庁が事務局を務める。
 建築物省エネ法は、エネルギー消費性能(省エネ性能)基準への適合を求める規制措置と、省
エネ性能の表示制度や省エネ性能向上計画の認定に伴う容積率特例といった誘導措置が柱。規
制措置では、大規模の非住宅建築物を新築する際の省エネ基準への適合義務と、適合性判定を
受ける義務を創設した。施策の実行に向けて、検討会で各基準の中身を整備していく。

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15 インスペクション技術の開発・高度化を支援 国土交通省 2015/8/21 朝日新聞
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 国土交通省はこのほど、インスペクション技術の開発・高度化に関する支援事業の採択事業
者を決定した。
 同事業は、主に小屋裏や床下、屋根といった部位の検査を容易にする機器の開発事業者を支
援する内容。同時に、住宅の瑕疵に係る事故情報などを収集・分析するシステムの構築も目指
す。前者は住宅管理・ストック推進協会、後者は住宅瑕疵担保責任保険協会が採択された。

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16 7月・中古マンション売り価格 首都圏11カ月連続上昇 東京カンテイ 2015/8/21
朝日新聞
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 東京カンテイはこのほど、2015年7月の中古マンション価格(70平方メートル換算、売り希望
価格)をまとめた。首都圏(3068万円、前月比1.9%上昇)は東京都がけん引する形で上昇し、11カ
月連続の上昇となった。近畿圏(1851万円、同0.6%上昇)は主要エリアの強含みで、3カ月連続の
上昇。中部圏(1533万円、同0.3%下落)は愛知県が前月比0.4%下落の1605万円で、共に2カ月連続
の下落。名古屋市での頭打ち(0.9%下落)が影響した。

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17 国土形成計画と国土利用計画を閣議決定  「住宅地」面積目標、初の横ばい 2015/8
/21 朝日新聞
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 政府はこのほど、国土形成計画法に基づく国土形成計画(全国計画)と第5次国土利用計画(全
国計画)を閣議決定した。
 国土形成計画では、ヒト・モノ・カネが地域を超えて活発に動く「対流促進型国土」の形成
を標榜。これを実現するため、「コンパクト+ネットワーク」を推進していくことが書き込まれ
た。
 国土利用計画では国土の利用区分ごとの面積目標が定められ、「住宅地」は前回(2012年)目
標と同じ数値を設定。過去4回の同計画ではすべて増加目標を定めており、横ばいとしたのは今
回が初めてだ。

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18 2014年リフォーム市場、前年比微減の6.7兆円 矢野経済調べ 2015/8/20 朝日新聞
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 矢野経済研究所の調査によると、2014年の住宅リフォーム市場規模は6兆6990億円で、前年比
3.6%減だった。消費増税前の駆け込み需要の影響から、2013年には住宅リフォーム市場全体で1
2.2%増と大幅に増加したため、2014年は大幅な反動減となることが予想されたが、微減にとど
まった。

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19 TOTO100年の歩み展示 北九州にミュージアム 2015/8/25 読売新聞
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 TOTOが北九州市小倉北区の本社前に建設した「TOTOミュージアム」の内覧会が24
日行われ、製品の歴史などを紹介する資料館やショールームが公開された。28日にオープン
する。入場無料。
 2017年の創立100周年を記念し、約60億円をかけて建設した。建物は地上4階建て
で延べ床面積は1万1000平方メートル。外観は水滴と緑豊かな大地をイメージし、丸みを
帯びたデザインとした。
 資料館には、約950点を展示。1964年にホテルニューオータニに納入した日本初のユ
ニットバスや、看板商品となった初代の温水洗浄便座、前身の製陶研究所が作った初の洋式水
洗便器の複製などが並んでいる。ショールームには最新商品をそろえた。喜多村円社長は「良
い品を作り続ける姿勢を伝え、小倉から世界にブランドを発信したい」と話していた。

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20 左官の歴史と技術 東京・江東で企画展 2015/8/25 読売新聞
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 土を塗って壁を仕上げる左官の歴史や技を紹介する企画展「the SAKAN―継承と革
新―」が、東京都江東区の竹中工務店東京本店1階のギャラリーエークワッドで開かれている

 茶道の影響などを受けながら独自の進化を遂げてきた日本の左官技術。その歴史を、江戸時
代の道具=写真=や実際に職人が塗った作品とともに紹介する。
 入場無料。日曜祝日休館で、9月26日まで。開館は午前10時から午後6時(最終日は同
5時)。問い合わせは同ギャラリー(03・6660・6011)へ。

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21 育児・福祉に都市公園活用…国交省方針 2015/8/25 読売新聞
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 国土交通省は24日、市街地にある都市公園と、子育て支援や高齢者福祉などの施設を一体
的に整備していく方針を決めた。人口減少が進む中、都市機能を市街地に集約する狙いがある

 都市公園は2013年度末時点で全国に約10万か所あり、面積は約12万ヘクタールに及
ぶ。幼児の一時預かり施設を公園管理事務所に設置したり、高齢者福祉施設を都市公園と一体
整備したりした例があるが、わずかにとどまっている。
 国交省は、公園の環境や防災面の機能を損なわないようにした上で、こうした施設を園内に
整備することを地方自治体などに促す。

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22 仮設フェンスに壁画 「京橋に集う人たち」 2015/8/24 読売新聞
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 東京都中央区京橋2丁目に建設中の複合施設で、仮設フェンスをキャンバスに見立てた壁画
の制作が進んでいる。
 フェンスは高さ約3メートル、幅約60メートル。ペイントアーティスト・さとうたけしさ
ん(38)が「京橋に集う人たち」をテーマに描いており、25、26日頃に完成する予定だ
。地権者らでつくる「京橋二丁目西地区市街地再開発組合」が、複合施設をアピールしようと
企画した。
 さとうさんはこれまで、テーマパークやレストランの壁画を手がけてきた。今回は、笑顔の
女性や地域の祭りで神輿みこしをかつぐ男性らを、塗料を付けたローラーで描いている。緑と
茶色で、遠くから見たら森に見えるといい、「元気と安らぎを与える絵にしたい」と話してい
る。
 複合施設は来年10月にオープン予定。壁画は同年8月頃まで見ることができる。

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23 子育て支援の12県、合同移住フェア開催へ 2015/8/24 読売新聞
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 子育て支援に力を入れる長野など12県が、今年度内に、都内で合同移住フェアを開催する
方向で調整している。期間は1~2日を想定。農業や林業、漁業などの仕事にあこがれ、Uタ
ーンやIターンを検討する人のために、職業別の就業相談スペースを設ける。
 12県は宮城、福島、岡山、宮崎など。長野の阿部知事らは4月、政策集団「日本創生のた
めの将来世代応援知事同盟」を結成した。県次世代サポート課は「12県の魅力は自然に囲ま
れた暮らしや子育て環境。若い世代にPRしたい」と意気込む。

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24 若者PR役、団地に活気…部屋は無償提供 2015/8/24 読売新聞
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 高齢化が進む団地に活気を取り戻そうと、若い世代に無料で部屋を提供し、インターネット
で情報発信してもらう「はいつ特命大使」の取り組みが、埼玉県狭山市青柳の団地「新狭山ハ
イツ」で始まった。
 呼びかけ人を務める入間市の団地再生支援団体「団地生活デザイン」代表、山本誠さん(3
9)は「世代を超えたつながりが生まれる団地の良さを広めたい」と意気込んでいる。
 「社宅に住んでいた頃のご近所づきあいが懐かしくて」
 7月12日から週末を67平方メートル3LDKの同団地で過ごす特命大使の松田穂波さん
(25)は、志望した動機をこう振り返る。
 普段は、東京都内の一戸建ての実家から都心の建材メーカーに通勤する松田さん。大使にな
ってからは、団地の夏祭りを取材したり、住民と話をしたりして、フェイスブックやブログに
記事を載せている。「イベントだけでなく、団地内の肉屋さんのおいしいコロッケの話題など
、日常生活も紹介したい」と笑顔を見せる。
 同団地は、高度成長末期の1973年から入居が始まった民間開発の大規模マンション。約
7ヘクタールの敷地に5階建て32棟が並び、総戸数は770戸に及ぶ。雑木林やイモ畑に囲
まれた緑豊かな環境が売りだ。
 だが、築40年超と建物の老朽化が進み、最寄りの西武新宿線新狭山駅まで徒歩20分と通
勤や通学にやや不便なこともあり、若い入居者が減少。現在、約1400人の住民の約4割が
65歳以上の高齢者で、小学生は約30人しかいない。空き室も約40戸に上る。
 山本さんは、同団地の住民らでつくるNPO法人「グリーンオフィスさやま」と協力し、若
い世代による情報発信を柱とする同団地のブランド化計画「新狭山ハイツ・ブランディングプ
ロジェクト」を作成。老朽化した団地の活用を促す国土交通省の「住宅団地型既存住宅流通促
進モデル事業」の認定を受け、今年5月から特命大使を全国公募し、松田さんを採用した。
 特命大使の任期は来年2月までだが、任期終了後も相場より安い月3万円の家賃で住むこと
ができる。松田さんは「仕事との兼ね合いを見ながら、少しずつ平日の宿泊も増やしたい」と
完全転入も視野に入れる。
 特命大使用の物件は、3人まで居住可能で、9月からは新たに1人が加わる。山本さんは「
まちづくりに興味を持ち、今はない活動を作り出せる女性に手を挙げてもらいたい」と、あと
1人の希望者を募っている。問い合わせは山本さん(080・3732・1341)へ。

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25 TX沿線、10年で4万7000人増…千葉 2015/8/22 読売新聞
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 千葉県柏市と流山市を通る「つくばエクスプレス(TX)」が24日、2005年の開業か
ら10年を迎える。
 両市では住宅や商業施設の開発が進み、計約4万7000人の人口増を生むなど、飛躍的な
発展に大きな役割を果たした。一方で、一部沿線地区では計画通りに開発が進まず、地区間の
格差も見えつつある。

◇特措法基づく建設
 TXの県内駅は、両市で5か所。JR常磐線などの駅まで遠いエリアだったが、東京・秋葉
原まで最も遠い柏たなか駅からでも40分かからずに着けるようになった。5駅の1日平均乗
客数は、開業初年度の約3万5000人から14年度は約8万5000人に増加した。
 沿線区画整理を同時に行うことを定めた特別措置法に基づく鉄道建設だったこともあり、5
駅周辺では分譲住宅やマンション、商業施設の開発が行われた。
 流山市の人口は、05年の約15万2000人から今年4月は約17万3000人に増加。
14年の年始と年末を比較した人口増加率は1・70%と県内1位だった。柏市も05年の約
38万1000人から今年4月には約40万7000人に増加した。
 柏の葉キャンパス駅前では、大型商業施設「ららぽーと柏の葉」が06年に開業。高層マン
ションやホテル、オフィスビルなどが周辺に立ち並び、街全体でエネルギーを効率よく使う全
国最大規模のスマートシティーづくりが進んでいる。

◇「母になるなら流山」
 流山おおたかの森駅の周辺でも07年に大型商業施設が開業し、住宅建設が進む。約286
ヘクタールの区画整理事業計画は、事業費ベースで85%が終了した。
 流山市は「母になるなら、流山市」を掲げて子育て世代の移住促進を図り、07年に同駅近
くで「送迎保育ステーション」を開設。市内の保育所に通う幼児をバスで送り迎えする県内初
のサービスを導入し、保育所が閉まった後も、ステーションで最長午後9時まで幼児を預かる
。14年度は延べ3万2888人が利用した。
 9年前に南流山駅近くに引っ越し、7歳の息子を育てる上田恵子さん(47)は「自然も残
っていて過ごしやすい。子供も伸び伸びと育ってくれている」と話す。

◇発展格差に懸念
 ただ、一部では開発の遅れも出ている。
 流山セントラルパーク駅周辺の「運動公園周辺地区」で県が行う土地区画整理事業は、平坦
へいたんな土地が少ない上、貝塚があることなどが影響し、開発の進捗しんちょく率は44%
にとどまる。22年度に終了する予定だが、県市街地整備課は「さらにずれ込む可能性もある
」とみており、今後、沿線の地区間で発展格差が出る懸念も出ている。
 ちばぎん総研調査部の弓野武郎部長は「沿線では今後、新線としての優位性が時とともに薄
れていく。優位性を保つため、沿線自治体と鉄道運営側が連携を強めることが求められる」と
指摘している

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26 益田でも暮らし体験を 島根県内6か所目施設 2015/8/21 読売新聞
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 ふるさと島根定住財団は20日、UターンやIターンを希望する都市部の人向けに、期限を
付けて空き家を貸し出す「しまね暮らしお試し体験施設」を、島根県益田市中島町に開設した

 田舎暮らしを体験できる市町村の施設は中山間地域に多いが、「(地方の)市街地での暮ら
しを体験してみたい」というニーズも根強く、同財団は2012年度から整備を進めている。
松江市や大田市などに次いで県内6か所目となり、今回は空き家となっていた木造2階建ての
一部(3DK)を所有者から借り受けた。
 利用期間は原則1週間から3か月以内。1施設の利用料金は最初の1週間が1万5000円
(光熱水費含む)で、以後1泊1000~2000円が加算される。3か月利用すると11万
2000円になる。冷蔵庫や電子レンジなど備え付けの家電もある。
 同財団によると、12~14年度で計79組が利用し、32組50人が県内に移住した。
 UIターン推進課の担当者は「施設を使いながら仕事や住まいを探し、生活環境を確認して
もらいたい」としている。
 問い合わせは同財団(0852・28・0690)へ。

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27 空き家をオフィスに 東京のIT企業が入居…山梨 2015/8/21 読売新聞
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 人口減対策と空き家の活用策として、山梨県が2014年度に始めた「サテライトオフィス
整備モデル事業」で、第1号となる早川町の古民家に東京に本社を置くIT企業の入居が決ま
り、20日、築100年近いオフィスが報道陣にお披露目された。
 企業側は「地域の活性化に役立てたら」と意気込み、県はさらにサテライトオフィスを増や
し、交流人口や定住人口の増加につなげたい考えだ。
 県と事業主体である早川町、入居企業「ブレイン」の関係者が同日、オフィスで記者会見を
開いた。
 「サテライトオフィス」とは、衛星(サテライト)のように拠点から離れた場所に構える事
務所。「ブレイン」は、出版や映像、イベント、インターネットなどを幅広く手がけており、
本社のある東京都渋谷区から早川町までは約160キロ離れている。
 お披露目されたオフィスは、早川町薬袋にある木造2階建ての古民家で、延べ床面積は約1
40平方メートル。町によると、大正期か昭和初期に建てられたとみられ、住まいとして家族
が暮らしつつ、養蚕などが行われていた。所有者は県外に移住しており、30年以上前から空
き家状態となっていた。
 県の事業は、全国で最も多いとされる県内の空き家をサテライトオフィスとして活用するた
め、市町村に整備費を補助するもの。今回の早川町の物件は、所有者から町に無償譲渡された
ため、事業費1000万円(国が2分の1、県と町が4分の1)で改修や無線LANの整備な
どを進め、今月、町と「ブレイン」の間で賃貸借契約が締結された。
 同社では今後、社員や顧客などがオフィスを訪れ、泊まり込みでの作業やミーティングに活
用したいといい、前田俊秀社長(54)は「古民家の雰囲気を残してもらったので外国人の顧
客に喜ばれると思うし、ここは東京とは全く違う環境だが、中央道を使えば短時間で来ること
ができる」と入居のメリットを説明する。
 同社は東京の本社のほか、大阪などにも施設があるが、「自然豊かな環境に恵まれた山梨県
にオフィスを構えたいと考え、4年ほど前から県の関係者と情報交換していた」と打ち明ける
。昨年には、本社の近くで開かれたイベントにジビエなど早川町の特産品を出品したといい、
前田社長は「山梨県や早川町の“出先”のように魅力をアピールしていきたい」として、地域
の活動にも積極的に関わる姿勢を示している。
 早川町の辻一幸町長は「県内でも山の中にあり、過疎化、高齢化、人口減と課題は多いが、
廃屋がサテライトオフィスとして世界へ発信する拠点となったら、これからの早川町の再生の
核になる」と期待。県の弦間正仁・知事政策局理事は「3年で3か所ほどの開設を目指してい
る。早川町をモデルとして県内に広げていきたい」と意気込みを語った。

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28 雪解け水凍結防止 排水管を開発 2015/8/21 読売新聞
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 寒冷地での雪解け水による凍結、破損を防止する新しいタイプの排水管を、秋田市のリフォ
ーム工事会社「ヨシダアニー」と秋田大学が開発し、19日、県庁で発表した。
 管の内側に突起を付けることで排水の流れを速くし、凍結を抑えるという。吉田喜広社長は
「電気も使わないので維持費もかからない。県外や海外にも売り出していきたい」とアピール
している。
 寒冷地では通常、暖房で解けた雪解け水が屋根から排水管を伝って流れるが、気温が低いと
、流れる間に凍って管を塞いだり、漏水を起こしたりすることが多いという。対策として、ひ
も状のヒーターを管に通して温める方法があるが、電気代がかかるうえ、破損するケースも少
なくなく、同社には毎年、20~30件の修理依頼が来ているという。
 吉田社長は同大の小松喜美准教授(伝熱工学)と2011年に開発に着手。研究の結果、排
水管を流れる雪解け水の速度が遅いのが原因で、途中で凍結することが分かった。その対策と
して、管の断面を見ると星の形に見えるよう内側に突起を付け、水が速く流れるようにした。
13年に完成させ、その後、北海道や岩手県、鹿角市などの寒冷地で実験。氷点下20度の寒
さでも排水管が凍結しないことを確認したという。
 新しい排水管は、9月に発売する予定。価格は市販のステンレス製排水管の約2倍の設定だ
が、電気を使わず維持費がかからないため、「長期的には割安になる」(吉田社長)という。
 既存の排水管との交換工事が必要になるため、住宅や商業施設の新規着工や大規模改修に合
わせてPRしていくという。吉田社長は「省エネ効果も高く、温暖化も防げることをPRし、
3年後には年間100棟での導入を目指したい」と話している。

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29 大和ハウス、米シカゴに高層賃貸住宅 投資額は170億円 2015/8/26 日経産業新聞
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 大和ハウス工業は25日、米シカゴに高層賃貸住宅を建設すると発表した。投資額は約170億円
で2017年中の完成を目指す。31階建てで約370戸が入居し、同社の物件では米国で初めての高層
住宅。今後も全米の主要都市に6つ大型物件を開発する。賃貸住宅を米国事業の柱に育て、21年
3月期に500億円の売上高を目指す。
 提携先の米不動産大手、リンカーンと共同で手掛ける。

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30 コロナ、地中・空気熱で冷暖房 来年1月投入、新工法で設置費も圧縮 2015/8/25
日経産業新聞
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 コロナは地中熱と空気熱を利用した冷暖房システムを2016年1月に発売する。地中熱と空気熱
を利用した暖房システムを14年9月に発売しており、今回は冷房の運転も可能にした。住宅や店
舗、医療や福祉施設などの需要を見込む。
 「ジオシスハイブリッド」の商品名で冷暖房の出力が異なる2種類を発売する。1つのシステ
ムで全館の冷暖房をまかない、室外機を複数台置かずに済む。システムの価格(税別)は工事
費抜きで76万円と90万円。

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31 大林組、中規模ビル建て替え注力 賃貸マンションも開発 2015/8/25 日経産業新聞
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 大林組は駅前の古い中規模オフィスビルの建て替えや、賃貸マンションの新設を強化する。
ここ数年は東京都心を中心に比較的大きめのオフィスビルの保有を増やしてきた。大手デベロ
ッパーと直接の競合を避けながら、不動産事業の基盤を広げる。
 都内の駅前で築30~40年たつ中規模のオフィスビルを取得するなどして建て替える。既に神
田で着手した。大手町などは大手デベロッパーが大規模な複合ビルの開発を手がけるため、大
林組は中規模の物件に絞る。

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32 住宅と「太陽光」、同時購入は11% 昨年度0.6ポイント上昇 2015/8/24 日経産業
新聞
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 住宅金融支援機構がまとめた「住宅取得に係る消費実態調査(2014年度)」によると、住宅
購入時に太陽光発電システムも購入した世帯は全体の11.1%だった。12年度調査より0.6ポイン
ト上昇した。建売住宅の購入世帯が電力の自給自足や売電を目的に太陽光システムを導入する
ケースが増えた。
 建売住宅の購入世帯のうち11.3%が太陽光システムも導入した。12年度調査より3.5ポイント
上昇した。新築戸建て世帯では23.0%で、12年度とほぼ横ばいだった。調査は14年1月~6月に
住宅入居した1168世帯を対象に、15年2月に調査した。

2015-08-28 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.596  2015/8/6~2015/8/12 

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.596  2015/8/6~2015/8/12 
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【日本経済新聞】
1 シンドラー元社員、意図的にエレベーター停止し閉じ込め
2 大手住宅メーカーの戸建て受注、4社がプラス 7月
3 飯田GHD純利益76%増に 4~6月、戸建て分譲回復
4 高齢化進むニュータウン再生 大和ハウスなど研究会
5 独立型太陽光発電システム、ケーブルを差し込むだけ
6 東京・銀座の店舗賃料が上昇 4~6月、訪日客増で
7 大和ハウスの4~6月、最高益422億円 賃貸や商業施設伸びる
8 住友不、4~6月5%増益 オフィス需要回復
9 三井不の4~6月期、純利益は2.3倍 分譲、賃貸ともに好調

【朝日新聞】
10 国交省、来年度予算でストック重視継続 自民党部会で説明
11 「壁紙交換くらい自由に」 賃貸オーナー意識調査
12 都心のビル空室率、6年半ぶり4%台に低下 三鬼商事調べ
13 2015年上期・投資用マンション供給戸数、前年比8%減
14 5カ月連続で上昇 2015年4月の不動産価格指数 国土交通省

【読売新聞】
15 高齢化の郊外団地再生へ研究会…大和ハウスなど
16 建築家に出会えるギャラリー、移転して再始動…横浜
17 田舎暮らしへ古民家公開…兵庫・丹波
18 鹿沼住んで起業しよう…資金・家賃など補助
19 移住前に共同作業体験…和歌山県事業

【日経産業新聞】
20 大和ハウスなど、戸建て団地再生へ研究会
21 東急住宅リース、遠隔操作で内覧時の鍵受け渡し不要に
22 アキュラホーム、井戸付き住宅販売 期間限定

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1 シンドラー元社員、意図的にエレベーター停止し閉じ込め 2015/8/12 日本経済新聞
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 シンドラーエレベータ(東京・江東)で保守・点検を担当していた男性社員(36)=懲戒解
雇=が東京都や千葉県の都市再生機構(UR)住宅で意図的にエレベーターを止め、利用者を
閉じ込めていたことが12日、国土交通省などの調べで分かった。URによると、計7人が最長4
5分閉じ込められ、女性1人が体調不良を訴えて救急搬送された。
 国交省などによると、元社員は6月28日以降7回にわたり、緊急用の鍵を使って安全装置を
操作するなどしてUR住宅のエレベーターを非常停止させた。操作はエレベーターに人が乗っ
たのを確認して行っていた。
 今月2日、茨城県のホテルで自分が乗るエレベーターを止め、「閉じ込められた。シンドラ
ーを呼べ」などとホテルに電話。不審な点があったためシンドラー社が調査し、不正操作が発
覚した。
 国交省によると、元社員はシンドラー社の調査に対し、同社とのトラブルを理由に挙げたと
いう。同社は5日付で懲戒解雇した。国交省は同社に対し、月内に元社員が担当したエレベー
ターの緊急点検や再発防止策を報告するよう指示した。URは刑事告訴も検討している。
 シンドラーエレベータは「利用客や関係者に心配をかけ、おわびする。コンプライアンスを
徹底する」としている。

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2 大手住宅メーカーの戸建て受注、4社がプラス 7月 2015/8/12 日本経済新聞
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 大手住宅メーカーの7月の戸建て注文住宅の受注状況(金額ベース、速報値)は6社中4社
が前年実績を上回った。消費増税前の水準には戻っていないものの、高価格帯の受注は堅調だ
った。
 前年実績を上回った4社の伸び率は三井ホーム8%増、大和ハウス工業6%増、ミサワホー
ム4%増、住友林業2%増。積水ハウスはほぼ横ばいとなり、パナホームは8%減だった。
 2014年度は消費増税前の駆け込み需要の反動が大きく、各社の受注は振るわなかった。影響
が一巡した15年度は4月以降、おおむね前年実績を上回る水準での受注が続いている。

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3 飯田GHD純利益76%増に 4~6月、戸建て分譲回復 2015/8/11 日本経済新聞
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 飯田グループホールディングスが11日に発表した2015年4~6月期の連結決算は、純利益が
前年同期比76%増の97億円だった。消費増税の影響が一巡し、戸建て分譲販売が回復した。13
年に同業の6社が統合して設立した会社で、統合の効果で収益性も改善した。
 売上高は13%増の2680億円だった。販売棟数が増えただけでなく、市況の改善によって物件
の値下げ販売が減り販売単価も上昇した。企画・販売しているマンション分譲は伸び悩んだ。
 営業利益は58%増の175億円だった。円安の影響で輸入している住宅資材は高止まりしている
が、土地取得費用などを抑えて吸収した。

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4 高齢化進むニュータウン再生 大和ハウスなど研究会 2015/8/11 日本経済新聞
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 大和ハウス工業は10日、兵庫県三木市で高齢化が進む戸建て住宅団地の再生事業に取り組む
と発表した。同市や凸版印刷など15企業・団体と研究会を設立。多世代が住み続けられる循環
型のまちづくりを目指す。高齢者の住み替えの促進やICT(情報通信技術)を生かした住生
活サービスの開発に取り組む。地域再生に必要な知見を蓄積して他地域にも広げる。
 三木市の郊外に広がる緑が丘地区を対象に事業をする。1970年代に開発されたニュータウン
だが、近年は神戸市への人口流出が進み、高齢化率は約4割に達する。同市は17年4月から研
究会で開発したサービスの提供を始め、多世代が共生できるまちづくりを目指す。
 大和ハウスは高齢者向き住宅を開発してきた立場からサービス開発を後押しする。自治体な
どと郊外でも可能な働き方の創出にも取り組む。これまでも子会社の大和ハウスリフォームを
通じて兵庫県川西市などで自社が開発した戸建て団地の再生に取り組んでいる。

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5 独立型太陽光発電システム、ケーブルを差し込むだけ 2015/8/10 日本経済新聞
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再生可能エネルギー関連事業を展開するネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ
根市)は2015年8月5日、蓄電池なしで使用するオフグリッド(独立型)太陽光発電システムを
発売すると発表した。システム設計が不要で、導入が容易なことが特徴という。
従来のオフグリッドシステムは、システム構築に必要な部材が多く、機器の結線の複雑さが
導入へのハードルになっていた。今回構築したシステムは、太陽光パネルを設置してケーブル
をインバーターに差し込むだけで、すぐに電気を使えるという。
 コンセプトは、「誰にでも簡単に使える太陽光発電システム」で、工場、小屋、農業用ハウ
スなどに設置し、換気扇やミストファンの電源、小型工具の充電などに活用できる。また、住
宅に導入した場合には、昼間の照明、扇風機、パソコン、プリンター、TV、電子ピアノなどへ
の電力供給を想定している。環境教育向けの実証実験、理科教材などにも使用できる。
 災害時の緊急用電源としても使用できる(医療機器は除く)。太陽光パネルやインバーター
を屋根や壁などに固定せずに使用すれば、避難場所に持ち出せる。
 システムの基本構成は、同社製の単結晶シリコン型太陽光パネル(155W品、製品保証3年)と
、日本製DC/AC正弦波インバータ(製品保証2年)のセット。販売単価は、155Wパネルシステム
で12万8000円(税別)。販売目標は年間250台。
 別売りの商用電源への自動切替器「NR-PC1000」を取り付ければ、雨天などの悪天候の際には
自動的に商用電源に切り替わり、100V電化製品を継続的に使用できる。太陽光パネルを並列で
増設することも可能で、155W以上のシステムセット販売も対応可能。今後の展開としては、海
外向け220Vタイプの発売を予定している。

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6 東京・銀座の店舗賃料が上昇 4~6月、訪日客増で 2015/8/10 日本経済新聞
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東京・銀座の店舗賃料が過去最高値となった。大通りに面した1階の4~6月の店舗賃料は前年
同期と比べ1~2割高い。訪日外国人によるインバウンド消費の拡大で、海外高級ブランドを中
心に出店意欲が強い。供給は限られており、条件がいい物件については今後も高値が続くとの
見方が強い。大阪、名古屋の商業中心地でも需給が引き締まっている。
 米不動産サービス大手のCBRE(東京・千代田)、ジョーンズラングラサール(JLL、
東京・千代田)の両社は、10日に4~6月期の店舗賃料についてまとめた。
 CBREによると、銀座中心部の表通りの路面店の想定成約賃料は6月末時点で3.3平方メー
トルあたり40万円だった。前年同期と比べて23%、前期比で14%値上がりし、2008年の調査開
始時以来の最高値を更新した。JLLのまとめでも3.3平方メートルあたり25万5000円と、前年
同期比13%、前期比2%上昇した。02年10~12月の調査開始以来、最高値となった。

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7 大和ハウスの4~6月、最高益422億円 賃貸や商業施設伸びる 2015/8/8 日本経済
新聞
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 大和ハウス工業が7日発表した2015年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比38%増
の422億円だった。4~6月期として過去最高を更新した。賃貸住宅事業の好調が続き、物流施
設や商業施設の建設も伸びた。消費増税の影響が一巡し、戸建て住宅販売も持ち直した。事業
拡大による人件費の増加を補って増益を確保した。
 売上高は15%増の6936億円、営業利益は77%増の591億円になった。いずれも過去最高を更新
し、営業利益は7期連続の増益となった。
 主力の賃貸住宅事業は相続税の節税対策などから引き合いが増え、売上高が15%増の2026億
円となり、部門営業利益は30%伸びた。
 戸建て住宅事業は収益の計上方法を変更したことで売上高は6%減少したが、受注金額は4
%増えた。資材調達の見直しなどでコストを削減し、部門営業損益は2億円の黒字(前年同期
は8億円の赤字)に転換した。
 コンビニエンスストアや衣料品チェーンなど商業施設の建設事業も伸びた。売上高は1085億
円と12%増え、部門営業利益も25%増加。コンビニなどに加え、外資系自動車メーカーなどの
販売店の建設も伸びた。物流施設事業はインターネット通販の伸びを追い風に部門営業利益が
約2.5倍に拡大した。
 半面、分譲マンション事業の売上高は大きく伸びたが、地価の高止まりや建設資材の高騰が
響いて部門損益は2億円の赤字(前年同期は13億円の赤字)だった。事業拡大に伴う従業員数
の増加で販管費も膨らんだ。
 4~6月期は売上高、純利益ともに過去最高を更新したが、16年3月期通期の業績見通しは
据え置いた。大和ハウスは「戸建て住宅の販売などで明るい兆しが出てきたが、中長期的には
不透明感もある」としている。売上高は前期比7%増の3兆円、純利益は7%増の1250億円を
見込む。

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8 住友不、4~6月5%増益 オフィス需要回復 2015/8/8 日本経済新聞
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 住友不動産が7日に発表した2015年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比5%増の2
37億円だった。企業業績の改善を追い風にオフィスの需要が回復し、賃料収入が増えた。同日
出そろった不動産大手5社の4~6月期決算をみても、好調な賃貸事業を原動力に、東急不動
産ホールディングスなど3社が最終増益となった。
 収益改善のけん引役はオフィスビルを中心とする不動産賃貸事業だ。住友不の同事業の営業
利益は294億円と前年同期を13%上回った。新たに完成した住友不動産平河町ビル(東京・千代
田)などで、着実に企業テナントを取り込んだ。
 企業業績の改善を追い風とするオフィスの需要回復は新規稼働のビルだけでなく、既存のビ
ルにも及んでおり、住友不の6月末の既存ビル空室率は4.8%と前年同月から0.9ポイント改善
した。空室率の低下を受けて既存テナントへの賃料引き上げも進み、利益を押し上げた。
 営業利益の2割強(16年3月期見通し)を占めるマンションなどの不動産販売事業は、営業
利益が116億円と23%減った。需要自体は堅調だったが、物件の引き渡しが下期にやや集中する
ことも響いた。
 金利低下で利払い負担が減ったのも効いて、経常利益は368億円と前年同期を3%上回った。
 大手5社でみても、賃貸市況回復の追い風は大きく、東急不HDの純利益は4割強伸びた。
三井不動産は商業施設「ららぽーと」の好調も加わって純利益は約2.3倍に拡大した。
 半面、住宅販売の比率が高い野村不HDはマンションの引き渡し戸数が減って最終減益。三
菱地所はオフィス賃貸、マンション販売とも好調だったが、前年同期に計上した負ののれん代
がなくなったのが響いた。
 今期見通しについては全社が従来予想を据え置いた。だが足元もオフィス市況の改善は続い
ており、オフィス仲介大手の三鬼商事(東京・中央)がまとめた7月の東京都心5区の空室率
は4.89%と賃料上げの目安となる5%を下回った。環境好転を受け、今後、賃料上げがどこま
で浸透するかが焦点だ。

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9 三井不の4~6月期、純利益は2.3倍 分譲、賃貸ともに好調 2015/8/6 日本経済新

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 三井不動産(8801)が6日発表した2015年4~6月期の連結決算は純利益が前年同期比2.3倍
の355億円だった。分譲事業が個人向け、投資家向けともに好調だったほか、賃貸事業も商業施
設の新規開業や増床によって伸びた。
 売上高は8%増の3576億円、営業利益は54%増の521億円だった。セグメント別に見ると、個
人向け住宅分譲の好調に加え、高利益率物件の売却によって投資家向けも増益となった分譲事
業の営業利益が2.5倍の204億円だった。「ららぽーと富士見」の新規開業などが寄与した賃貸
事業の営業利益も17%増の312億円となった。
 2016年3月期の業績見通しは従来予想を据え置いた。営業利益は前期比5%増の1950億円、
純利益は7%増の1070億円を見込む。通期見通しに対する4~6月期の純利益の進捗率は33%
になった。

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10 国交省、来年度予算でストック重視継続 自民党部会で説明 2015/8/7 朝日新聞
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 自民党でこのほど、平成28年度予算概算要求基準についての政調・国土交通部会関係の合同
会議が開かれ、国土交通省が説明を行った。
 国交省が現時点で概算要求の柱に据えるのは「東日本大震災からの復興加速」、「国民の安
心・安全の確保」、「豊かで利便性の高い地域社会の実現」、「日本経済の再生」。内容がほ
ぼ確定している国土形成計画などを推進しつつ、ストック重視の施策を盛り込んだ。住宅・不
動産関連の具体的な項目は、空き家対策や既存ストックの流通促進、サービス付き高齢者住宅
などの安心できる住まいの確保、密集市街地における防災性の向上、耐震改修の促進など。

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11 「壁紙交換くらい自由に」 賃貸オーナー意識調査 2015/8/7 朝日新聞
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 アルティメット総研はこのほど、DIY賃貸に関する賃貸オーナーの意識調査結果をまとめた。
 入居者に対して仮に部屋をDIY可能とした場合、許容できるDIYは何かという質問の回答では
「壁紙の交換」が19.4%と最も多く、「照明器具の交換」、「ブラインド設置」と続いた。「壁
のペイント」「トイレ交換」まで認めるとの声もあった。DIYができないことが原因で退去する
としたらどうするか、との質問には「DIYができることで退去が防げるなら認めたい」との回答
が過半数を超え、56.4%。「今後、可能にすべきか検討する」が29.1%と続き、DIYに理解を示す
結果となった。
 壁紙交換について、手軽に壁紙を入居者ができるとしたらどう思うかを聞いたところ、「交
換くらい自由にさせたい」が61.8%、「入居者が希望するなら話は聞いてあげたい」が36.4%だ
った。
 調査は7月中旬から末にかけて、同社が運営しているサイトの賃貸オーナー会員1072人を対象
に実施。165人の回答を得た。

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12 都心のビル空室率、6年半ぶり4%台に低下 三鬼商事調べ 2015/8/7 朝日新聞
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 三鬼商事はこのほど、オフィスビル市況(7月)を発表した。東京都心5区(千代田・中央・港・
新宿・渋谷)の平均空室率は4.89%(前月比0.23ポイント減)で、6年6カ月ぶりに4%まで低下した

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13 2015年上期・投資用マンション供給戸数、前年比8%減 2015/8/7 朝日新聞
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 不動産経済研究所の調査によると、2015年1~6月に供給された投資用マンションは68物件・3
454戸だった。前年同期と比べて、物件数は18.1%減、戸数は8.0%減少した。
 なお2014年の一年間について見ると、135物件(前年比12.5%増)・6240戸(同9.4%増)だった。

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14 5カ月連続で上昇 2015年4月の不動産価格指数 国土交通省 2015/8/6 朝日新聞
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 国土交通省はこのほど、2015年4月の不動産価格指数(住宅)をまとめた。
 2010年平均を100とした全国の住宅総合指数は105.2(前年比3.8%増)。5カ月連続で上昇した。
住宅地は96.9(同4.0%増)、戸建て住宅は99.4(同0.5%減)、マンションは122.0(同9.7%増)だった

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15 高齢化の郊外団地再生へ研究会…大和ハウスなど 2015/8/11 読売新聞
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 大和ハウス工業は10日、少子高齢化が進む兵庫県三木市のニュータウン「緑が丘団地」で
、市や地元商店街と共同で「郊外型住宅団地ライフスタイル研究会」を設立した。
 子育てや高齢者の生活支援などを充実させ、街の再生を目指す活動を2017年度に始める

 研究会には、市やICT(情報通信技術)企業のクラウドワークス、関西学院大など15の
企業・団体が参加。主婦の雇用を増やす「テレワーク(在宅勤務)」や、高齢者や子どもの見
守りなど、幅広い世代が暮らしやすいサービスを共同開発する。
 1970年代に大和ハウスが開発・分譲した緑が丘団地は、人口がピークの82年から2割
減の9173人(15年5月末)に落ち込み、65歳以上の高齢者が38・8%(同3月末)
を占める。藪本吉秀市長は大阪市で記者会見し、「民間企業とタッグを組んで、郊外の団地を
再生するモデルを切り開きたい」と話した。

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16 建築家に出会えるギャラリー、移転して再始動…横浜 2015/8/10 読売新聞
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 独立した事務所を持つ建築家たちが集まるギャラリー「AAエーエー STUDIOスタジ
オ」(横浜市中区元町)が商店街近くに移転し、再始動している。
 入りづらいイメージがある設計事務所や建築家を身近に感じてもらおうと、模型や写真パネ
ルを展示し、設計も請け負っている。
 ギャラリーは2011年、日本建築家協会神奈川地域会(JIA神奈川)代表を務めていた
一級建築士青木恵美子さん(62)の呼びかけで設立された。低予算で箱根に別荘を建てたり
、気に入った北欧家具を生かすためのマンションリフォームを行ったり、これまでに5件の物
件を手がけ、2件が進行中という。
 現在は、県内や都内で活躍する30~60歳代の建築家20組のほか、照明デザイナーやカ
ラーコーディネーターなども所属する。要望があれば、ギャラリーは中立的な立場で建築家選
びをサポート。1万円の申込金を支払えば、住宅や商業施設など、それぞれ得意分野を持つ建
築家の中から3人と面談できる仕組みだ。
 「建築家の人柄もわかるし、自分の思いも直接伝わる。敷地の特性を生かし、ハウスメーカ
ーにはできない家づくりができる」と、青木さん。要望に柔軟に応え、設計を依頼した人の満
足度は高いという。
 7月から、火・金・日の週3日はギャラリーを開放し、セルフサービスで抹茶やコーヒーを
提供。カフェのように気軽に入れる空間を目指す。水曜と土曜の午後1~6時には、交代で建
築家が常駐し、直接話すことができる。
 青木さんは「建物の設計だけでなく、人の暮らしをデザインすることも大切にする建築家に
出会える場所。家を建てる予定のない人でも気軽に来てほしい」と呼びかけている。
 問い合わせはギャラリー(045・228・8185)。

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17 田舎暮らしへ古民家公開…兵庫・丹波 2015/8/10 読売新聞
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 定住促進に向け、古民家を改修して1か月単位で貸し出している兵庫県丹波市青垣町の一般
財団法人神楽しぐら自治振興会は8日、神楽地区内で空き家の見学会を開いた。
 同自治振興会は、古民家で田舎暮らしを体験し移住を希望する人らの受け入れ体制を整える
ため、今年から独自の「空き家情報窓口」を開設。地元の空き家情報をアンケートや聞き取り
で把握し、移住希望者から相談があれば所有者に引き合わせる体制を整えた。
 この日の見学会は、所有者が賃貸や分譲を希望している3件の空き家と、田舎暮らし体験古
民家「かじかの郷」を公開して行った。
 県内、大阪、京都などから家族連れなど約50人が参加。各空き家では、住んでいた人のプ
ロフィールや建築年代、農地の有無のほか、所有者が希望している賃貸料や分譲価格を説明。
参加者は「リフォームをすれば面白い家になる」「都会に比べたら破格の安値」などと熱心に
見入っていた。

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18 鹿沼住んで起業しよう…資金・家賃など補助 2015/8/7 読売新聞
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 鹿沼に引っ越して起業しよう――。栃木県鹿沼市は、同市銀座の「屋台のまち中央公園」内
にある観光物産館で、飲食店の経営に挑戦する移住者を募集している。
 市が今年度スタートした「鹿沼版地域おこし協力隊」事業の第1弾。「業を営みながら鹿沼
をアピールできる人」を鹿沼版地域おこし協力隊員として、資金面などで起業を支援する。
 経営者を募集するのは、観光案内所などが併設された観光物産館の1階で、今年3月末まで
地元商店会が運営していた軽食コーナーの空きスペース。客席や厨房ちゅうぼう設備などは市
の所有でそのまま使える。120万円を上限に開業準備資金を補助するほか、市内のアパート
などへの入居費用を20万円、来年3月までの家賃を月5万円まで支給する。
 応募条件は、市外から鹿沼市へ住民票を移し、飲食業で生計を立てていく意志のある個人で
経験不問。年20回程度、イベント出展など市のPR活動に参加することなどが求められる。
書類審査の通過者を対象に面談で決定する。必要書類を添えて今月31日必着で申し込む。
 佐藤信市長は「国の地域おこし協力隊は3年の任期終了後の定着率が約2割にとどまってい
る。地域に定着してもらうには、しっかりとした生業なりわいを持つことが必要だと考え、鹿
沼版と銘打って事業を進めていくことにした」と話した。問い合わせは市観光物産協会(02
89・60・6070)へ。

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19 移住前に共同作業体験…和歌山県事業 2015/8/6 読売新聞
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 移住希望者に、地域社会に根ざした田舎暮らしの実情をよりリアルに知ってもらおうと、和
歌山県は、山間部を中心とした過疎地域で、住民の共同作業を体験する「ワークステイ」の事
業を始めた。
 せっかく移住したのに近所づきあいに悩み、孤立することを予防するのも狙いにしている。
7月下旬に那智勝浦町で開いたのを手始めに、今年度は新宮市など5市町村で順次開催する。
 ワークステイは数日間、現地に宿泊して、地域住民の行事やボランティア作業に実際に携わ
る試み。従来、自治体による移住者の誘致事業は、空き家の見学や短期滞在施設での宿泊など
「お試し」の初歩にとどまるものが多かった。だが、実際に移住すると地域の行事への参加な
ど、「想定外」の活動が求められ、それが原因で移住が挫折してしまうことも少なくない。そ
こで県は「ワークステイ」の取り組みを始めることにした。
 7月24日から2泊3日間、那智勝浦町色川地区で開いた第1弾では、同町への移住を検討
する東京、大阪、京都など6都府県在住の8人が参加した。費用は無料だった。
 廃止された小学校舎を利用した町の滞在施設「籠ふるさと塾」を滞在先にした。ここで自炊
しながら、地元の地域おこしグループの住民らとともに、水田の周囲を網で囲む獣害対策や山
林での伐採作業、道路沿いの草刈りなどに汗を流した。
 参加者からは「田舎暮らしには共同作業がつきものと聞いていたが、実際に体験することで
具体的な生活イメージをもつことができた」と好評だったという。
 担当する県過疎対策課によると、近年、市町村のサポートを受けて県内に移住する人は増加
。統計を取り始めた2006年度は17世帯44人だったが、その後は70~90世帯で推移
し、14年度は86世帯171人だった。世帯主では20~40歳代が約6割を占めていると
いう。
 都市部から田舎に移る「Iターン者」が多いが、近所づきあいで孤立したり、住民とトラブ
ルになったりするケースも出ているという。担当者は「自分の仕事と生活だけを考えて移住す
ると、厳しい現実に打ちのめされることもある。魅力はあるが苦労が伴うことも知っておいて
もらいたい」と話す。
 今年11月中旬には北山村で予定され、その後も新宮市、紀美野、高野、広川の各町で今年
度中に開かれる。地域の共同作業に加え、移住後の職業探しの参考にするため現地での一次産
業体験も盛り込む。
 県は市町村とも連携し、今後、県全域でこうした企画を広げたい考えだ。体験に関する問い
合わせは同課(073・441・2930)へ

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20 大和ハウスなど、戸建て団地再生へ研究会 2015/8/12 日経産業新聞
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 大和ハウス工業など15の企業・団体は兵庫県三木市で戸建て住宅団地の再生に向けた研究会
を設立した。高齢化が進む同市の緑が丘地区でサービスを開発・提供し、幅広い世代が住み続
けられる街づくりを目指す。
 研究会には三木市や凸版印刷、関西学院大学なども参加する。高齢者が住みやすい住宅やI
CT(情報通信技術)を使ったサービスを検討し、2017年4月から三木市が提供する。緑が丘地
区は1970年代にベッドタウンとして開発された。

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21 東急住宅リース、遠隔操作で内覧時の鍵受け渡し不要に 2015/8/11 日経産業新聞
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 賃貸物件管理の東急住宅リース(東京・新宿)はドアの鍵を開閉する機器開発のフォトシン
ス(同・品川)と提携した。インターネット経由で鍵の開け閉めができる「スマートロック」
を賃貸住宅の玄関に設置する。遠隔操作で解錠施錠でき、物件を内覧する際の鍵の受け渡しが
不要になる。

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22 アキュラホーム、井戸付き住宅販売 期間限定 2015/8/10 日経産業新聞
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 木造注文住宅のアキュラホーム(東京・新宿)は9月30日までの期間限定で、井戸の設置を標
準プランとして組み込んだ住宅の販売を始めた。深さ8メートル程度の井戸で、打ち水や庭の水
やりといった日常的な用途や、災害などで断水した際の非常用の水としても利用することがで
きる。
 設置までを業者が請け負うプランと、井戸を掘る道具を借りて施主が自分で井戸を掘るプラ
ンを選択できる。建物価格は延べ床面積97.70平方メートルの場合、自分で井戸を掘るプランは
1530万円となる。

2015-08-18 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.595  2015/7/30~2015/8/5 

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.595  2015/7/30~2015/8/5 
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【日本経済新聞】
1 大阪のエキスポランド跡地、「体験・訪日客」重視で開発
2 「フラット35」金利低下 8月1.58%に
3 住宅着工2年ぶり増 1~6月は1.1%
4 東京都心の中古マンション、新築時より値上がり
5 パルコ、京都に商業施設「ゼロゲート」 17年春開業

【朝日新聞】
6 「適切なサブリース事業を」 国交省が業界団体に通知
7 新築マンション年収倍率、5年連続拡大 買いにくい状況に拍車 東京カンテイ
8 フラット35、8月金利は1.71% 3カ月ぶり低下
9 不動産投資、3つの新潮流でセミナー RE-SEED機構
10 戸建ての価格査定マニュアルを改訂 不動産流通推進センター
11 6月・首都圏、新築戸建成約価格 2カ月連続で上昇 アットホーム
12 「全国空き家相談士協会」発足 認定試験を9~11月に実施
13 投資活動が活発化、JLL調べ・15年上期
14 キャリアパーソンの上位資格 「マスターパーソン」1年以内に創設スタート 全宅連
15 6月新設着工 年率換算値が18カ月ぶり100万戸超え 国交省
16 首都圏・6月の賃貸成約数、4カ月ぶりに前年比増 アットホーム調査
17 IT重説の社会実験 登録事業者を発表 国交省
18 空き家改修でセーフティネットに 国交省、戸当たり50万円補助

【読売新聞】
19 旧チャップマン邸を新宮市に寄付
20 大企業の国内設備投資、前年度比13・9%増に
21 部屋探し、ネットで完結…不動産会社訪問しない傾向
22 民法 改正案でどう変わる?

【日経産業新聞】
23 リビタ、老朽ビルをホテルに改修 まず金沢で2施設
24 大和ハウス、沖縄に高さ104メートルのツインタワー 首都圏から別荘需要も

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1 大阪のエキスポランド跡地、「体験・訪日客」重視で開発 2015/8/3 日本経済新聞
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 三井不動産は3日、大阪府吹田市の旧エキスポランド跡地で開発している大型複合施設「EX
POCITY(エキスポシティ)」の概要を発表した。米国留学を疑似体験できる英語教育施
設や商業施設を設け、訪日客向けサービスもそろえる。11月19日に開業し、年間1700万人の来
場を見込む。
 施設の延べ床面積は約22万3000平方メートルと西日本で最大規模となる。中核の商業施設「
ららぽーと」にはカジュアル衣料の「ユニクロ」から価格帯の高い海外ブランドまで305店舗が
入る。国内最大の高さ18メートル超の巨大スクリーンがあるシネマコンプレックス、日本一高
い120メートル超の観覧車など8つの大型体験施設も備える。

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2 「フラット35」金利低下 8月1.58%に 2015/8/3 日本経済新聞
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 住宅金融支援機構は3日、長期固定型住宅ローン「フラット35」の8月の適用金利を発表した
。主力の返済期間35年以下(融資率9割以下)は取扱金融機関の最低金利が前月に比べ0.03%低
い1.58%となり、3カ月ぶりに低下した。返済期間20年以下(同)も0.03%低い1.35%となった
。指標となる長期金利の低下傾向を映した。

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3 住宅着工2年ぶり増 1~6月は1.1% 2015/7/31 日本経済新聞
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 国土交通省が31日発表した1~6月の新設住宅着工は前年同期比1.1%増の44万607戸となり、2
年ぶりのプラスとなった。昨年4月の消費増税に伴う駆け込み需要の反動減が和らいでいる。首
都圏を中心に分譲マンションが好調で、省エネ住宅ポイント制度などの政策支援もあって持ち
家も回復傾向にある。
 内訳をみると、マンションなどの分譲住宅は8.0%増の12万5250戸となった。持ち家は3.9%
減の13万4926戸で、減少率は前年同期(11.9%減)から大きく縮小した。

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4 東京都心の中古マンション、新築時より値上がり 2015/7/31 日本経済新聞
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 東京都心部の中古マンションが新築時よりも高値となっている。不動産調査会社の東京カン
テイ(東京・品川)が30日まとめた調査によると、都心6区(千代田、中央、港、新宿、渋谷、
文京)で2014年に売却された物件価格は05年の分譲時に比べ12.3%値上がりした。
 海外投資家の需要が強いほか、国内の富裕層が相続税対策に購入する場合が多い。都心部の
物件は交通利便性が高く、投資用の賃貸物件として人気がある。安定した賃料収入が望めると
して中古への引き合いも強い。15年に入っても上昇傾向が続く。

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5 パルコ、京都に商業施設「ゼロゲート」 17年春開業 2015/7/30 日本経済新聞
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 パルコは29日、2017年春に商業施設「ゼロゲート」を京都市で開業すると発表した。ヒュー
リックと平成ビルディング(東京・中央)が市中心部の繁華街、四条通に新設するビルを1棟賃
借する。内装を中心とする投資額は7億円。建物は地上7階・地下2階建て。延べ床面積は5430平
方メートルとなる。グループの百貨店「大丸京都店」に隣接する。パルコは東京都渋谷区や名
古屋市、大阪市などで5つのゼロゲートを運営している。16年春には札幌市での開業を予定して
おり、京都は7カ所目となる。

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6 「適切なサブリース事業を」 国交省が業界団体に通知 2015/8/5 朝日新聞
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 国土交通省はこのほど、サブリース事業の適切な実施に関する通知を不動産業界団体の長に
向けて出した。サブリース事業者と賃貸住宅の所有者との間での、サブリース契約後の借り上
げ家賃の改定をめぐるトラブルが取り沙汰されていることを踏まえた対応。通知を出した団体
は全国宅地建物取引業協会連合会、全日本不動産協会、日本賃貸住宅管理協会、不動産協会、
全国住宅産業協会、不動産流通経営協会。各団体を通じて、会員への周知を図る。

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7 新築マンション年収倍率、5年連続拡大 買いにくい状況に拍車 東京カンテイ 2015/
8/5 朝日新聞
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 東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2014年の新築マンション年収倍率をまとめた。そ
れによると、年収倍率の全国平均は7.17倍と前年から0.58倍拡大した。これで5年連続の拡大と
なった。伸び率も石川県で3.96ポイント、埼玉県で1.34ポイント、京都府で1.20ポイント拡大
するなど顕著だった。新築価格(70平方メートル換算)は207万円(前年比7.2%増)上昇したが、平
均年収は6万円(同1.4%減)減少したため、新築マンションが買いにくい状況に拍車がかかってい
る。

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8 フラット35、8月金利は1.71% 3カ月ぶり低下 2015/8/5 朝日新聞
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 住宅金融支援機構が提供する長期固定型住宅ローン「フラット35」の8月における適用金利(
返済期間21年以上35年以下、融資率9割超、最頻値)が、前月を0.03%下回る1.71%となった。3カ
月ぶりに前月を下回った。

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9 不動産投資、3つの新潮流でセミナー RE-SEED機構 2015/8/4 朝日新聞
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 環境不動産普及促進機構(RE-SEED機構)は9月4、18、28日の3日間、不動産投資をする上で知
っておきたい最新の制度改革や潮流をテーマにセミナーを開く。
 1回目(9月4日)は、「債権法の抜本改正」。講師は渡辺晋氏(山下・渡辺法律事務所弁護士)。
2回目(9月18日)は「インフラ投資の未来予想図」。講師は福島隆則氏(三井住友トラスト基礎研
究所上席主任研究員)。3回目(9月28日)は、「不動産証券化市場の行方とビジネスチャンス」。
講師は田邉信之氏(宮城大学教授)。時間は各回とも15時から17時。参加費は3万円(3回分)。定
員24人。会場は同機構会議室(東京都港区虎ノ門1の16の4)。
 問い合わせ先は、同機構、電話03(6268)8015。

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10 戸建ての価格査定マニュアルを改訂 不動産流通推進センター 2015/8/4 朝日新聞
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 不動産流通推進センターはこのほど、宅建業者向けの「戸建て住宅価格査定マニュアル」を
改訂した。
 同マニュアルはほぼ5年ごとに改訂されている。そのタイミングに当たる今年は、建物の質を
反映させる要素を多数追加する形で大幅に改訂。従来通り原価法を主体としつつ、査定する宅
建業者の現況目視により補正できる項目も新たに設けた。またマニュアルの提供方法を、従来
のCD-ROM方式から、IDとパスワードを入力するウェブ方式に切り替えた。

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11 6月・首都圏、新築戸建成約価格 2カ月連続で上昇 アットホーム 2015/8/3 朝日
新聞
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 アットホームの調査によると、6月の首都圏における新築戸建て住宅の平均成約価格は3355万
円(前年同月比3.1%上昇)で、2カ月連続の上昇となった。東京23区の平均価格は4571万円。5000
万円以上の物件の割合が3割を超え、前年同月比7.0%の大幅上昇となったことが要因とみられる
。東京都下、埼玉県、千葉県も上昇したが、神奈川県は下落した。

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12 「全国空き家相談士協会」発足 認定試験を9~11月に実施 2015/8/3 朝日新聞
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 一般社団法人全国空き家相談士会(林直清代表理事)がこのほど、発足した。全国で増加して
いる空き家の解消、再生、管理などを目的に、オーナーに的確なアドバイスができる専門家「
空き家相談士」を養成する。
 同相談士になるには、協会が認定するセミナー(2日間、13時間)を受講し、認定試験に合格す
る必要がある。セミナー受講料は5万円(相談士登録料込み)。認定セミナーは、今年9月から11
月にかけて3回行われる。

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13 投資活動が活発化、JLL調べ・15年上期 2015/8/3 朝日新聞
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 JLLグループが8月3日に発表した投資分析レポートによると、世界の商業用不動産投資額(201
5年上半期)は3330億ドルで、前年同期比9%増加した。2四半期連続で3000億ドルを超えた。

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14 キャリアパーソンの上位資格 「マスターパーソン」1年以内に創設スタート 全宅連
2015/7/31 朝日新聞
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 全国宅地建物取引業協会連合会(伊藤博会長)は、通信教育資格講座「不動産キャリアパーソ
ン」の上位資格として、「マスターパーソン」講座を1年以内にスタートさせる。
 キャリアパーソンは、不動産キャリアサポート研修制度の第一段階として2013年に創設され
た。不動産取引の実務知識の習得に重点を置いた内容となっている。全宅連は同制度の創設当
初から、知識の専門性を高めた上位資格を想定。「トータルマネジメント」型の人材育成を目
指すマスターパーソンの創設に向け、現在準備を進めている。

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15 6月新設着工 年率換算値が18カ月ぶり100万戸超え 国交省 2015/7/31 朝日新聞
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 国土交通省の調べによると、2015年6月の新設住宅着工戸数は8万8118戸だった。前年同月比
は16.3%増。季節調整済年率換算値は103万3000戸で、18カ月ぶりに100万戸を超えた。

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16 首都圏・6月の賃貸成約数、4カ月ぶりに前年比増 アットホーム調査 2015/7/30 朝
日新聞
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 アットホームの調査によると、6月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万9804件で、
前年同月比5.3%増加し、4カ月ぶりの増加となった。取引割合の高い単身者向け物件がマンショ
ン、アパート共に増加した。東京23区ではカップル向き物件の好調も目立った
 平均賃料は、マンションは新築、中古共に下落。アパートはどちらも3カ月連続で上昇した。

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17 IT重説の社会実験 登録事業者を発表 国交省 2015/7/30 朝日新聞
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 国土交通省はこのほど、「ITを活用した重要事項説明に係る社会実験」に参加する登録事業
者を発表した。
 登録事業者は246社。6月中旬の募集開始以降、462社から登録申請があったが、申請書類の提
出がなかったり不備があったりした事業者が半数近くを占めたという。社会実験は8月31日から
開始する。期間は2017年1月末までの予定。

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18 空き家改修でセーフティネットに 国交省、戸当たり50万円補助 2015/7/30 朝日新

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 国土交通省はこのほど、「住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業」を開始した。空き家な
どを活用し、高齢者や障害者、子育て世帯向けの賃貸住宅を供給する取り組みを支援する。床
面積が原則25m平方メートル以上の住宅で、一定の所得以下の高齢者、障害者、子育て世帯が入
居することが要件。バリアフリー化や耐震改修、賃貸住宅へ用途変更する工事の費用について
、補助率3分の1、戸当たり50万円を上限に補助する。他用途から賃貸に変更する際の上限額は
戸当たり100万円。事業の完了後は10年以上管理し入居状況を報告すること、対象住戸の情報を
登録することも要件となる。

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19 旧チャップマン邸を新宮市に寄付 2015/8/5 読売新聞
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 和歌山県新宮市出身で文化学院(東京都)創設者の西村伊作(1884~1963)が同市
伊佐田町で設計した「旧チャップマン邸」=写真=が4日、所有者の沖浦惠子さん(81)(
大阪府大阪狭山市)から同市に寄付された。
 市は今後、近くにある重要文化財の旧西村家住宅(西村記念館)とともに、まちなか観光の
中心スポットとして活用していく方針。
 西村が、親交のあった米国人宣教師チャップマンのため設計し、1926年(大正15年)
に完成した。木造3階建ての洋館で延べ526平方メートル。戦後、沖浦さんの父親が購入し
、78年まで旅館として使われた。同市出身の芥川賞作家、中上健次が執筆のため滞在したこ
ともある。
 老朽化で解体される可能性も出ていたため、住民有志が昨年、市に保存を陳情するなどして
いた。これを受け、市が沖浦さん側と交渉し、土地については売買契約を結び、建物は寄付を
受けることで合意した。
 この日、契約書を交わした田岡実千年市長は「文化的価値の高い歴史的建造物。保存を願う
多くの人の思いがつながった」と喜び、沖浦さんは「思い出深い建物だが、今後の活用法を市
が明確に示してくれた。今はホッとしています」と話していた。

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20 大企業の国内設備投資、前年度比13・9%増に 2015/8/5 読売新聞
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 大企業が2015年度に国内で計画している設備投資は、全産業で前年度より13・9%増
える見通しとなった。
 日本政策投資銀行が4日発表した調査で分かった。12年度から設備投資は前年を上回り、
伸び率は拡大している。業績回復を背景に15年度は4年連続の増加が見込まれ、高い伸びも
期待できそうだ。
 製造業は24・2%増で全体を引っ張った。世界的に販売が好調なスマートフォンや、自動
車に搭載する半導体などの「電気機械」、自動車や航空機向け部品などを作る「一般機械」な
どが大きな伸びを見込んだ。
 非製造業は8・7%増で、火力発電設備などを新設する「電力・ガス」や、都心で大型開発
が続く「不動産」などが高い意欲を示した。一方、高速通信網の整備がピークを超えた携帯電
話会社などの「情報・通信」は減少した。
 製造業の投資の動機は、技術革新に欠かせない「研究開発」が全体の9・6%(前年度比1
・4ポイント上昇)、商品開発に向けた「新製品・製品高度化」が16・4%(同0・2ポイ
ント上昇)などだった。

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21 部屋探し、ネットで完結…不動産会社訪問しない傾向 2015/7/31 読売新聞
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 賃貸住宅探しはスマートフォンなどを利用する人が多く、不動産会社を訪ねたり、物件を見
たりしない人が増えていることが、住宅情報サービス会社の調査で分かった。
 調査は、「リクルート住まいカンパニー」(東京)が、2014年度の1年間で賃貸物件に
入居した人を対象にインターネットで行い、715人から回答を得た。
 部屋探しに利用した情報源はパソコンのネット情報が49・2%でトップ。スマホサイト・
アプリは29・9%で、前年の22・7%から伸びた。
 部屋探しの段階で訪問した不動産会社の数は平均1・6店舗で、1店舗という人が最も多か
った。全く訪問しなかった人は12・2%で、同社の過去3年間の調査では、最も高い割合と
なった。
 一方、部屋探しの際に見学した物件数は平均で2・6件で、初めて3件を下回った。全く見
ずに決めたという人も9・5%おり、前年度の6・8%から増えた。
 同社の担当者は「ネットの情報が充実し、あらかじめ気に入った物件を絞って、不動産会社
に連絡する人が多いようだ」と話す。不動産情報サイトは写真を多用し、部屋を実際に移動し
、動線がわかる動画が見られるものもある。「現地を見なくても判断できると考える人が増え
ている」という。

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22 民法 改正案でどう変わる? 2015/7/30 読売新聞
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◇ネット、国際取引に対応
 現在の通常国会では、民法が1896年(明治29年)に制定されて以来、借金など債権に
ついての規定を初めて抜本的に見直す改正案が提出されています。私たちの生活にどんな関わ
りがあるのでしょうか。Q&A一家のご質問に答えながら紹介していきます。(上野心太郎)

<おじいちゃんから>
 今年で80歳になりましたが、私が生まれる前からある民法の決まりをどうして変えるので
すか? それはいつからですか?
 民法は財産や家族、身分に関する一般的なことから、売買や賃貸借など、国民生活の基本ル
ールを定めています。制定の頃に想像すらできなかったインターネット取引の普及など、経済
活動や社会をめぐる環境は大きく変わりました。
 1044条もある民法のうち、特に債権に関する条文は300以上あって複雑なのですが、
実情に合わせて、わかりやすく、国際的な取引慣習にも対応させる、といった必要に迫られて
いました。
 改正案がまとまるまで、2009年に当時の千葉景子法相が法制審議会に意見を求め、約5
年半をかけ、民法部会で約100回もの議論を重ねてきました。今後の国会で可決されれば、
告知期間を経て、3年後に施行される見通しです。

 <お父さんから>
 親子2代で鉄工所を営んでいます。これまで銀行から何度か運転資金を借りましたが、いつ
も私が法人である会社の保証人になっています。自分の会社とはいっても、金額も大きくて、
不安がつきものです。今回の改正では保証人について何か変わるのですか?
 ご質問のように、経営者やその親族が会社の借金を保証しているケースは、よく見受けられ
ます。個人の借金に保証人がつくこともあります。借り主が返さなかった場合、貸主は保証人
からお金を返してもらうことができます。保証は貸主にとって有利な制度という面がありまし
た。一方、会社などの高額な借金を保証するのは、過大な責任を負うことになります。
 実際に他人が経営する会社の借金を個人で背負って生活の破綻に追い込まれてしまうケース
が後を絶たないため、今回の改正では、個人が保証人になることの是非についても焦点が当て
られました。
 法案を話し合った当初、個人が保証人になることを全面禁止する方針についても検討が重ね
られました。しかし、実際の取引慣行なども考慮して▽個人が保証人になる場合、不当な条件
を負わないように公正証書で意思確認書を作成する▽経営者である取締役らが自社の事業のた
めに保証する場合、公正証書を作成しなくてもよい――といった内容となりそうです。
 公正証書は、全国に約300ある公証役場で、法律実務に詳しい公務員である公証人によっ
て作成されます。こうした手続きを経て、安易に第三者が保証を負うのを防ぐ狙いがあります

 今回の改正案では、経営者による保証については制限されていませんので、ご質問のケース
では、影響を受けないと思われます。

 <お母さんから>
 知り合いの息子さんが交通事故に遭い、保険会社から「民法の改正で賠償金額が変わるかも
しれません」と言われたそうです。どんな関係があるのですか?
 今回の改正案で最も大きな変更点は、法定利率の引き下げでしょう。
 法定利率とは、契約の当事者が借り入れや貸し付けなど資金のやり取りに金利を決めていな
かった時に適用されます。銀行で住宅ローンを借りれば通常、「年率で……%」などと決めま
すが、こうした約束を交わしていなかった場合には、法定利率が適用されます。
 実は、現在の民法で法定利率は「年5%」です。100万円を借りたなら、1年間で5万円
の金利が発生する計算になります。長らくデフレ傾向が続き、異次元の金融緩和策が続く日本
では、相当な高金利です。そこで、今回の改正案は、法定利率を「年3%」まで引き下げ、経
済情勢をみて3年ごとに利率を調整する項目が入ることになりました。
 法定利率は、賠償金の支払いにも適用される場合があります。交通事故が原因で仕事を続け
られなくなれば、働けなくなったことで失った収入「逸失利益」を、賠償金として事故を起こ
した側に求めることができます。
 数十年分の収入を一括で受け取るため、その後に利息が生じて増える可能性があり、賠償金
から差し引かれることがあります(控除)。保険に入っていれば保険会社から支払われますが
、この金額を計算する時にも、法定利率が用いられます。
 法定利率が5%から3%へ下がると、控除する金額も下がるので、結果として賠償金額が増
えることになります。ご質問のように、改正によって法定利率が下がれば、交通事故の賠償金
が増える可能性があります。ただし、適用されるのは原則、改正法が施行された後の事故にな
ります。

 <お姉さんから>
 就職が決まり、今住んでいるアパートを退居することになりました。引っ越しが終わって、
家主さんから「フローリングの張り替え」などの名目で15万円を追加請求されました。借り
る時に30万円の敷金を預けてあるのに、支払わなればいけないのですか。法改正ではどうな
りますか。
 賃貸借契約の終了に際して、これまで質問のようなトラブルが頻発していました。敷金の扱
いや、明け渡す時に借りる前の状態に戻す「原状回復」について、一定の考え方は存在してい
ましたが、今回の改正で明文化されることになります。
 新たな規定としては▽敷金は家賃などを担保するためのもの▽明け渡した後、敷金の残額は
返還される▽通常の使用で損傷した箇所や時間の経過で自然に傷んだ箇所(経年劣化)を回復
しなくてもよい――などが設けられます。
 ですから、日常生活で発生しうる程度の傷であれば、ご質問のように追加の支払いに応じて
原状回復する必要はありません。使用しなかった敷金も返してもらえます。また、今回の改正
は従前の考え方を明文化するものであり、改正前の現在であっても、同じ考え方が適用される
と考えてよいでしょう。

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23 リビタ、老朽ビルをホテルに改修 まず金沢で2施設 2015/8/3 日経産業新聞
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 京王電鉄子会社でマンションなどのリノベーション(大規模改修)大手のリビタ(東京・渋
谷)は使わなくなった老朽ビルを改修し、飲食店などを併設したホテルに用途変更する事業を
始めると発表した。まず来年春から夏にかけて金沢市内に2施設を開く。その後も全国で年間2
~3棟ずつ開設していく方針だ。
 金沢市内に開く2施設はいずれも市中心部で築40年以上のビルを活用する。旅館業法に沿って
用途を変更する。定員は一方の施設が約100人、もう一方が約150人となる予定だ。リビタが物
件の取得のほか、企画と運営を手がける。改修の設計や施工は協力会社に任せる。

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24 大和ハウス、沖縄に高さ104メートルのツインタワー 首都圏から別荘需要も 2015/8
/3 日経産業新聞
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 大和ハウス工業はオリックス不動産や大京と共同で、那覇市に沖縄県で最高層となる分譲マ
ンションを建設したと発表した。高さ約104メートル(地上30階建て)ずつのツインタワーで、
高層階からは那覇沖の海が見える。沖縄の高級マンションは首都圏在住者らから別荘などとし
ての購入も見込めるため引き合いが多く、大和ハウスは新たな収益の柱として今後も開発を急
ぐ。
 完成したのは「リュークスタワー」。2013年の西棟に続き、5月に東棟が完成した。価格は19
00万~1億3000万円で、中心価格帯は3000万~4000万円。1LDKタイプ55平方メートル~3LD
Kタイプ133平方メートルまでの部屋がある。全676戸が完売しており、東棟の購入者は9月から
入居を始める。

2015-08-08 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.594  2015/7/23~2015/7/29

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.594  2015/7/23~2015/7/29 
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【日本経済新聞】
1 名古屋市、老朽木造住宅撤去に補助金
2 アマンと三井不動産、三重・志摩にリゾートホテル
3 京都市、歩道橋の半数撤去へ 高齢化で
4 大阪モノレール延伸合意 府と東大阪市、25年完成めざす

【朝日新聞】
5 戸建て断熱改修、2017年度末に受注130億円へ、ハイアスカンパニー
6 個人間売買向けの中古住宅瑕疵保険 2014年度は前年度比3倍に
7 2014年度戸建て供給、トップは大東建託
8 「晴れ」12地域に 6月中古マンション価格天気図 東京カンテイ
9 全国の土地家屋調査士会が境界問題などの相談会を開催
10 ビル賃料、地方で賃料上昇が加速 CBRE調べ
11 国交省、不動産市場の国際化に本腰 新ビジネス創出も
12 災害時の非常用発電電力を活用 電力自動制御システム、日立と三井不が共同企画
13 健美家、ハワイで不動産投資セミナー開催 11月
14 賃貸不動産経営管理士、国家資格化に向け検討会設置へ
15 国交省、空き家流通で自治体と宅建業者の連携促進
16 フラット35、利用者が増加基調 低金利背景に

【読売新聞】
17 食堂+健康管理サービス、全国初のマンション
18 遮熱効果の高い「エコ瓦」開発
19 世界初「直流エアコン」…シャープ開発

【日経産業新聞】
20 戸建て住宅供給、今年度31万戸に 民間見通し
21 仙台でマンション開発加速
22 LIXILがTポイント導入 年末メド
23 三菱地所など、オフィス机に冷暖房機能

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1 名古屋市、老朽木造住宅撤去に補助金 2015/7/28 日本経済新聞
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 名古屋市は27日、老朽化している木造住宅の撤去費用の一部を補助する制度を始めると発表
した。対象は木造住宅が密集した市内の4地区で、新耐震基準が施行される1981年6月より以前
に着工された建物。最大40万円を補助する。市は29日から、補助金の受け付けを始める予定と
う。地震で建物が倒れて道を塞いだり、火災が広がったりするのを未然に防ぐ狙いがある。
 同市では、旧耐震基準で建てられた木造住宅の耐震改修にかかる費用の補助や、地震で倒れ
る恐れのある古いブロック塀の撤去費用の補助など、震災に強いまちづくりに取り組んでいる

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2 アマンと三井不動産、三重・志摩にリゾートホテル 2015/7/27 日本経済新聞

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 シンガポールに本拠を置く高級リゾートホテルのアマンリゾーツと三井不動産は27日、三重

県志摩市で2016年春にリゾートホテル「Amanemu(アマネム)」を開くと発表した。16

年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)開催までに開業する。

 アマンが日本で開くホテルは「アマン東京」に次ぐ2カ所目となる。三井不動産が運営する合

歓の郷(ねむのさと)ホテル&リゾート(志摩市)の敷地内に新しいホテルを建設し、アマン

が運営する。スイートルームを中心に全28室の客室とレストラン、スパなどで構成し、全室に

温泉風呂を備える。

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3 京都市、歩道橋の半数撤去へ 高齢化で 2015/7/24 日本経済新聞

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 京都市は23日、市内にある横断歩道橋を撤去する方針を発表した。管理する40カ所の歩道橋

のうち、約半数に当たる18カ所の撤去を決めた。少子高齢化が進む中、通学路でなくなったり

、高齢者が階段の上り下りを避けたりするようになったことが背景にある。国の管理下にある3

8カ所についても国に撤去を促していく考えだ。

 まず、堀川通と四条通の交差点付近にある歩道橋を今年度中に撤去し、2018年度までに計10

カ所をなくす。歩道橋の撤去後は必要に応じて横断歩道を整備する。原則として撤去を進める

が、商業施設につながっているものや、通学路として児童の利用が多いものは撤去しない。

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4 大阪モノレール延伸合意 府と東大阪市、25年完成めざす 2015/7/23 日本経済新聞

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 大阪モノレールの延伸計画について大阪府と同府東大阪市は22日、事業化することで合意し

た。費用負担に難色を示していた東大阪市側が70億円を上限に支出する方針を伝えた。延伸計

画は門真市駅から東大阪市瓜生堂(うりゅうどう)までの約9キロ。事業化が正式決定すれば20

18年にも着工を始め、25年の完成を目指す。

 松井一郎知事と東大阪市の野田義和市長が同日、府庁で会談した。野田市長が表明した70億

円の負担は、総事業費とは別にかかる駅周辺施設などの整備費用も含む。

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5 戸建て断熱改修、2017年度末に受注130億円へ、ハイアスカンパニー 2015/7/29 朝日

新聞

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 ハイアス・アンド・カンパニーはこのほど、アンビエントホームネットワークと事業提携し

全国展開している戸建ての断熱リフォームのネットワーク「ハウスINハウス」について、年間

売上高を2017年度末に130億円、受注件数を2000件、平均受注単価を650万円とする目標を決め

た。

 同グループでは昨年6月から37社で、事業モデルの確立と営業ノウハウの蓄積に取り組んでき

た。昨年10月に一般会員企業を募集し、現在69社で事業を推進している。

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6 個人間売買向けの中古住宅瑕疵保険 2014年度は前年度比3倍に 2015/7/29 朝日新聞

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 個人間売買向けの中古住宅瑕疵保険(既存住宅売買瑕疵保険)の2014年度の申し込み件数が、

前年度比で約3倍となった。2013年度以降に実施された、保険期間の短縮や現場検査の一部省略

といった商品改定などが寄与したとみられる。

 2014年度の申し込み件数は1431件。2013年度は500件だった。

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7 2014年度戸建て供給、トップは大東建託 2015/7/29 朝日新聞

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 不動産経済研究所と市場経済研究所の調査によると、2014年度における戸建て住宅供給戸数

トップは大東建託で6万6314戸だった。2013年度実績を11.4%上回った。2位は積水ハウス(4万99

75戸)、3位は大和ハウス工業(4万6651戸)だった。

 同調査は、各社の決算報告に沿った完工・引き渡し戸数、計画戸数を年度単位でアンケート

によりヒアリングしたもの。

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8 「晴れ」12地域に 6月中古マンション価格天気図 東京カンテイ 2015/7/29 朝日新

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 東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2015年6月の中古マンション価格天気図(70平方メ

ートル換算、売り希望価格)をまとめた。大都市や地方中枢都市は上昇傾向だが、他の地域では

下落傾向が強く、価格の二極化が進行している。

 価格の上昇傾向を示す「晴れ」は10から12地域に増加。「雨」は5地域で前月と変わらず。「

小雨」も9地域で変わらず、「薄日」は12地域から10地域に減少。「曇り」は前月と変わらなか

った。全国で天候が改善したのは6から12地域に倍増。横ばいは31から25地域に減少し、悪化は

10地域で変わらなかった。

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9 全国の土地家屋調査士会が境界問題などの相談会を開催 2015/7/28 朝日新聞

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 日本土地家屋調査士連合会は「土地家屋調査士の日」の7月31日を中心に、全国で無料相談会

を開く。

 土地家屋調査士は、不動産の表示の登記について調査や測量を行い、所有者に代わって登記

申請手続きを行う国家資格者。相談会では、境界線のトラブルや表示登記手続きなどの相談に

応じ、土地の所有権を明確化する手伝いをするという。

 相談会は、関東では群馬県(8月1日開催)を除く都県が7月31日に、近畿では三重県・京都府(8

月1日)を除く府県が7月31日に開催する。このほかの全国各地でも行う。詳細は同連合会、電話

03(3292)0050まで。

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10 ビル賃料、地方で賃料上昇が加速 CBRE調べ 2015/7/28 朝日新聞

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 CBREはこのほど、全国主要13都市のオフィスビル市場動向(2015年第2四半期)をまとめた。空

室率の低下が進み、賃料上昇が加速している地方都市が増えた。

 空室率は13都市中、京都を除く12都市で前期(第1四半期)に比べて低下した。想定成約賃料に

ついては、3大都市(東京・大阪・名古屋)を除く10都市中、京都と高松を除く8都市で上昇した

。空室率が3%台の札幌と福岡では、それぞれ前期と比べてプラス1.9、プラス1.5%の高い上昇率

となった。

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11 国交省、不動産市場の国際化に本腰 新ビジネス創出も 2015/7/27 朝日新聞

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 国土交通省は、不動産市場の国際化に向けた取り組みを本格化させる。

 目玉は、インバウンド投資によって生じ得る新しい不動産ビジネスに関する検討。不動産市

場の国際化に起因する社会的課題に対し、解決策と共に、ビジネス創出の観点から課題への対

応策を探る。例えば個別の物件ごとにどのような属性の外国人投資家が投資・居住しているか

といった動向調査や、賃貸管理関連の新しいビジネスを通じて、トラブルの防止に役立てるイ

メージだ。このほか、「国際的な不動産投資促進の影響」の評価に係るマクロ視点での調査や

、インバウンド投資を活用した地域活性化の方策も検討する。

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12 災害時の非常用発電電力を活用 電力自動制御システム、日立と三井不が共同企画 2

015/7/27 朝日新聞

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 日立製作所と三井不動産はこのほど、電力供給自動制御システム「TRAMSBOARD(トラムスボー

ド)」を共同企画した。オフィスビルなどが停電した際に、非常用発電機の余剰電力(防災用電

力)を企業などが入居する執務空間に供給できるようにするシステム。日立の製品として販売を

開始した。

 火災を伴わない停電時に、企業などが入居する建物の執務空間などへ電力供給ができる。ま

た防災対策室などにも供給可能となるため、建物と企業のBCP(事業継続計画)対策が強化される

という。今後、オフィスビルや医療施設、公共施設向けにシステムを提供していく。

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13 健美家、ハワイで不動産投資セミナー開催 11月 2015/7/24 朝日新聞

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 不動産投資情報サイト「健美家(けんびや)」は11月6日~8日、ハワイのワイキキ周辺で「ハ

ワイ不動産セミナー&物件ツアー」を開催する。

 2015年にハワイでコンドミニアムを購入し、「Airbnb」で運営中の投資家・赤井誠氏がハワ

イの不動産の魅力をレクチャー。具体的な収支内容なども公開する。また、ハワイ在住の不動

産投資家によるセミナーや物件見学ツアーなども開かれる。

 価格は9万8000円(6、7日参加の場合)もしくは12万8000円(3日間参加の場合)。定員は20人。

問い合わせ・申し込みは健美家、電話03(6804)5314。

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14 賃貸不動産経営管理士、国家資格化に向け検討会設置へ 2015/7/24 朝日新聞

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 賃貸不動産経営管理士協議会はこのほど、賃貸不動産経営管理士の国家資格化を検討する会

議を8月にも開くことを発表した。

 国家資格化の根拠となる制度と賃貸不動産管理業務の標準化などを具体的に検討。国土交通

省が秋にも設置する予定の、賃貸住宅管理業者登録制度見直しのための検討会と連携を図りな

がら実施する。

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15 国交省、空き家流通で自治体と宅建業者の連携促進 2015/7/23 朝日新聞

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 国土交通省は、空き家の流通に関して宅建業者と地方自治体の連携を後押しする取り組みを

始める。両者の協定に向けたガイドラインや協定書のひな形、成功している地域を集めた事例

集などを年度内にまとめる。近く実態の調査・検討に入る。

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16 フラット35、利用者が増加基調 低金利背景に 2015/7/23 朝日新聞

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 住宅金融支援機構はこのほど、同機構が提供する長期固定型住宅ローン「フラット35」の申

請戸数を発表した。

 それによると、2015年4~6月の申請戸数は3万4275戸で、前年同期比53.9%増加。同期間に融

資実行された実績戸数については1万8957戸となり、同38.8%の増加となった。なお、実績金額

は5034億7473万円(前年同期比46.7%増加)だった。この増加は近年の低金利によるものと見られ

る。

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17 食堂+健康管理サービス、全国初のマンション 2015/7/29 読売新聞

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 健康に配慮した定食を提供する「タニタ食堂」が27日、大阪府吹田市のマンション「ミリ

カ・テラス」内に開業した。マンションの住民を対象に、健康管理サービスも提供する全国初

の店舗となる。

 住民以外も利用できる食堂では、1食あたり約500キロ・カロリー、塩分3グラム以下に

抑えた定食を販売する。

 マンション住民には、歩数や消費カロリーを測る活動量計を配るほか、食堂内の血圧計や体

組成計で測った体脂肪などのデータを時系列でグラフ化し、健康意識を高めてもらう。

 データをもとにタニタの管理栄養士が月1回、無料で健康相談に応じるほか、住民同士で歩

数を競うイベントなども予定している。

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18 遮熱効果の高い「エコ瓦」開発 2015/7/29 読売新聞

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 瓦メーカー大手の鶴弥(愛知県半田市)は28日、遮熱効果の高い「エコ瓦」を開発したと

発表した。強い日差しで屋内の温度が上がるのを軽減するため、冷房費の節約が期待できる。

29日から受注生産を始める。

 商品名は「ヒート・ディフェンス」。従来の粘土瓦の裏面にアルミニウムテープを接着し、

太陽の熱が屋内に伝わりにくくした。屋根裏の温度がスレート瓦に比べ17度低くなることが

確認されたという。

 価格は和風が1枚600円(従来品330円)、洋風が1枚900円(同500円)と割高

になるが、月間の冷房費は安くなるという。

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19 世界初「直流エアコン」…シャープ開発 2015/7/27 読売新聞

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「交流変換ロス」抑制 「次世代の省エネ家電」

 シャープが、太陽光パネルなど住宅に備えた発電機が生み出す直流(DC)の電気で動く「

DC家電」の実用化に成功した。

 DC家電は、直流の電気を、住宅の配線を流れる交流(AC)電気に変換する必要がなく、

変換時の電力ロスを抑えられる。「次世代の省エネ家電」として注目されており、シャープは

年内に、世界初のDC対応のエアコンを発売する。

 現在は送配電線から宅内のコンセントまで、すべて交流の電気が流れている。普及が進む太

陽光パネルや、都市ガスなどを使って電気とお湯を作る家庭用燃料電池「エネファーム」は、

発電した直流の電気をパワーコンディショナーを通して交流に変換し、家庭内の配線に電気を

送っているが、この際に5%以上の電力ロスが生じているという。

 シャープのDCエアコンは、太陽光パネル、蓄電池や電気を効率的に使う「HEMS」(家

庭用エネルギー管理システム)と併用すると、従来のエアコンに比べて年間の電気代が3分の

1程度に抑えられる。交流運転への切り替えもでき、エアコン本体の価格は、従来品より数万

円高くなる見込みだ。

 家電業界は長年、省エネ性能を競い合ってきたが、最近は性能の向上が頭打ちになりつつあ

る。シャープは今後、DC対応の冷蔵庫や照明器具の開発も進めるほか、海外展開も検討する

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20 戸建て住宅供給、今年度31万戸に 民間見通し 2015/7/28 日経産業新聞

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 不動産経済研究所(東京・新宿)と市場経済研究所(同・中央)が27日まとめた「全国住宅

・マンション供給調査 2016年版」によると、全国の不動産会社が供給する15年度の戸建て住

宅(完工ベース、アパートを含む)は31万7583戸の見通しだ。14年度実績から4.6%増加する。

 景気回復や株高による資産効果で需要が上向くのが背景だ。調査は両研究所が5~6月、主要

企業にアンケート方式で実施した。有効回答企業数は204社。

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21 仙台でマンション開発加速 2015/7/27 日経産業新聞

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 【仙台】デベロッパー各社が仙台市内でマンション開発を加速する。野村不動産などは再開

発地区「あすと長町」で大型タワーマンションを建設し、三菱地所レジデンスは青葉区中心部

で開発に力を入れる。2015年のマンション供給戸数は前年比2倍の1100戸前後に回復する見通し

だ。

 野村不動産はワールドアイシティ(仙台市)と組み、年明けにもあすと長町で大型タワーマ

ンションを発売する。24階建てで総戸数は345戸。3LDKで4千万円前後とみられる。三菱地所

レジデンスは仙台市中心部で月内に 「ザ・パークハウス仙台晩翠通」 (56戸)を発売。モデ

ルルームには4週間でおよそ100件の来場があった。

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22 LIXILがTポイント導入 年末メド 2015/7/24 日経産業新聞

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 LIXILグループは23日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と提携し、年

末をメドに共通ポイント「Tポイント」を導入すると発表した。ポイント付与の対象など、詳

細は今後両社で協議して詰める。Tポイントは約5400万人が利用している。

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23 三菱地所など、オフィス机に冷暖房機能 2015/7/24 日経産業新聞

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 三菱地所と高砂熱学工業などは23日、オフィスのデスクごとに冷暖房の調節ができる机を共

同開発したと発表した。デスクに備え付けた間仕切りに送風用ファンを設置。仕切りの内側に

冷水を循環させることで約21~22度の冷たい風を送り出せる。オフィスの省エネを推進する。

 机の内側にも冷水を巡らせることで机の表面温度を22度程度に冷やせる。これらの機能によ

ってデスク周辺の温度は26~28度程度になる。冬には温水を流すことで周囲を暖めることがで

き机の下の温度は約30度になる。

2015-07-30 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.593  2015/7/16~2015/7/22

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.593  2015/7/16~2015/7/22 
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【日本経済新聞】
1 一戸建てでも大切な「地盤」 自分で調べる方法
2 中古マンション3000万円超 首都圏6月、新築上昇響く
3 セコム、昇降機メーカーを買収
4 ジョー・コーポが破産手続き開始 負債総額72億円

【朝日新聞】
5 日土地・CRE事業、東京・向島で介護付き有料老人ホーム朝日新聞
6 インスペクションやリフォーム提案 中古住宅取引の標準に 国交省、近く調査・検討開

7 2015年上期の新築マンション人気ランク ネクストが発表
8 6月・中古マンション売り価格 首都圏10カ月連続上昇 11年4月以来の3000万円台
9 省庁横断でPRE活用推進 国交省、総務省などの連絡会議が始動
10 5四半期ぶりの上昇 首都圏中古マンション4~6月期 東日本レインズ

【読売新聞】
11 官民連携で格安戸建て…規格統一、地元受注
12 復興のトップランナー、「まち開き」祝う…宮城
13 損保、火災保険料2~4%上げ…災害増受け
14 透明容器の消火器、帝人などが開発
15 本棚やインテリアに早変わりするカヌー
16 空き家利用でシェアオフィス…静岡・松崎
17 災害での停電時、ビルに電力供給

【日経産業新聞】
18 お仏壇のやまき、仏壇・墓石の移動解体事業
19 住友林業系、ハウスクリーニングサービスを都内で展開 室内を集中清掃

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1 一戸建てでも大切な「地盤」 自分で調べる方法 2015/7/22 日本経済新聞
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不動産コンサルタント 長嶋修
 建物などの建造物を支えている「地盤」。この地盤の性質によって大地震の際の影響は大き
く変わる。一戸建ての場合、建物の重量がマンションなどに比べるとはるかに軽いこともあり
、かつては地盤の状況をきちんと調べないまま基礎の設計を行うことが多かった。そしてそれ
が原因となり、基礎や構造物が傾いて沈下する「不同沈下」などのトラブルが起きることがあ
った。

■地盤の重要性高まる
しかし、2000年の建築基準法改正や、09年12月から施行された瑕疵(かし)担保責任履行法
により、一戸建てでも地盤調査が事実上義務化され、地盤の重要性はますます高まっている。
 地盤で重要なのは「どの程度の重さの建物までなら支えられるか」ということ。一般に地盤
に含まれる水の量で強さが左右され、河川沿いや海岸の近くはおおむね軟弱地盤に分類される
。かつて水田だったところや沼地、池などの埋め立て地も同様の傾向がある。
 また、地盤の状態はほんの数メートル離れただけで大きく変わることがあり、内陸部でも川
の流れる谷筋など水が集まりやすい場所は要注意。新しく造成した土地でも、もともとの地盤
(切土)と他から土を運んできて盛っている地盤(盛土)では、強さが大きく異なることもあ
る。
 地盤について正確な強さを知るには、現地で地盤調査を行う必要がある。しかし、その前に
推測する方法がある。
 第1に、民間や自治体が持っている地盤情報のデータベースを調べること。ある程度大きな
建築物を建てる際にはボーリング調査(公的に定められた一定の手順で行う地質調査)が行わ
れており、その情報を集めたものが公表されている。購入や建築を検討している近くのデータ
があれば、参考になろう。

地盤情報のデータベースの例

ジオダス(ジオテック)
http://www.jiban.co.jp/geodas/
地盤調査のジオテックが運用する地盤情報データベース。過去の調査データを1/2万5000土地
条件図に落とし込み、各地点が「良好地盤」か「軟弱地盤」かなどをインターネットで無料閲
覧できる

地盤View(横浜市)
http://wwwm.city.yokohama.jp/kankyo/
横浜市内の地盤のボーリング調査情報(土質柱状図)を地図上にまとめたもの

横浜市液状化マップ
http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/
org/kikikanri/ekijouka-map/
横浜市に影響を及ぼすと考えられる代表的な想定地震(「南関東地震」「東海地震」「横浜市
直下の地震」)について、50メートルメッシュごとに液状化のしやすさを表したもの

■実際に歩いて確認
 第2に、古地図や旧土地台帳などを調べること。例えば、かつて水田だった場所は軟弱地盤
ではないかと疑ってみることができる。
 第3に、現地周辺を歩いてみて地形を確認すること。水の集まりやすい低地、谷沿い、川の
近くなどは基本的に軟弱地盤と考えてよい。また、道路の陥没や亀裂、ブロック塀の傾きやひ
び割れ、雨のあとの水たまりなども目印になる。
 なお、専門会社に依頼して地盤調査を行う場合、一戸建ての敷地ならスウェーデン式サウン
ディング法というやり方が一般的で、費用はひとつの敷地で4カ所程度、数万円から10万円ほ
どで調査が可能だ。

長嶋修(ながしま・おさむ) 1999年、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社「さく
ら事務所(http://sakurajimusyo.com/)」を設立、現会長。「第三者性を堅持した個人向け不
動産コンサルタント」の第一人者。国土交通省・経済産業省などの委員を歴任し、2008年4月
、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度を整えるため、NPO法人日本
ホームインスペクターズ協会(http://www.jshi.org/)を設立し、初代理事長に就任。『マイ
ホームはこうして選びなさい』(ダイヤモンド社)『「マイホームの常識」にだまされるな!
』(朝日新聞出版)『これから3年 不動産とどう付き合うか』(日本経済新聞出版社)、『
「空き家」が蝕む日本』(ポプラ新書)など、著書多数。

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2 中古マンション3000万円超 首都圏6月、新築上昇響く 2015/7/21 日本経済新聞
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 中古マンション価格の上昇が続いている。不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が2
1日発表した6月の中古マンション平均価格(70平方メートル換算)は首都圏(東京都、神奈川
県、埼玉県、千葉県)で4年2カ月ぶりに3000万円をこえた。新築の値上がりが中古にも影響し
ている。
 首都圏の平均価格は3011万円だった。前月比では10カ月連続で値上がりした。東日本不動産
流通機構の調べでは4~6月の首都圏の中古マンション成約件数は前年同期比で8.4%増加。購入
しやすい3000万円台半ばまでの物件も多く、割安感のある中古の引き合いが強まっている。
 不動産経済研究所(東京・新宿)によると6月の首都圏の新築マンション価格は前年同月比2
割上昇し1戸あたり5815万円だった。新築が値上がりし買いにくくなっていることが中古に影響
している。
 都県別では東京都が前年同月比10.4%値上がりし「上昇に勢いがある」(東京カンテイ)。
神奈川県が同3.9%、埼玉県が同2.1%上昇する一方、千葉県は同2.9%下がった。
 千葉県は浦安市や市川市で上昇したが千葉市は同3%下落。横浜市やさいたま市に比べ都心に
出るまでに時間のかかる地域が多い。駅からバスに乗る立地など「利便性の低い物件には状況
が厳しいものもある」(三井不動産リアルティ)。
 かつてのバブル期や2007~08年の「ミニバブル」と呼ばれる時期には不動産が大きく値上が
りしたが、その後の低迷も深刻だった。経験を踏まえ「関係者が不動産をみる目は厳しくなっ
た」(東京カンテイ)ため、さらに地域差が広がっていく可能性がある。

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3 セコム、昇降機メーカーを買収 2015/7/21 日本経済新聞
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 ■セコム 昇降機メーカーのクマリフト(大阪府摂津市)を買収すると21日発表した。同社
の全株式を8月31日付で取得し完全子会社にする。取得額は非公表だが、数十億円程度とみら
れる。クマリフトは住宅用のエレベーターや階段昇降機などを製造・販売している。2015年3
月期の売上高は約52億円。セコムは自社の警備サービスと昇降機を組み合わせて提案するなど
高齢者向け事業を強化する。セコムの16年3月期の連結業績への影響は軽微という。

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4 ジョー・コーポが破産手続き開始 負債総額72億円 2015/7/21 日本経済新聞
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 建設会社のジョー・コーポレーション(松山市)は15日付で松山地裁から破産手続き開始決
定を受けた。負債総額は約72億7500万円。戸建て住宅などの安値受注で仕入れ先や外注先への
支払い遅延が続き、資金繰りが逼迫した。6月に松山地裁に自己破産を申請していた。

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5 日土地・CRE事業、東京・向島で介護付き有料老人ホーム朝日新聞 2015/7/22 朝日新

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 日本土地建物はこのほど、東京都墨田区向島で、企業不動産(CRE)の有効活用策としてプロジ
ェクト提案した介護付き有料老人ホーム「向島明生苑」を竣工した。
 現地は東京メトロ半蔵門線ほか押上駅徒歩5分の場所で、地上6階建ての100室(約18平方メー
トル)。保証金は50万円(前払い家賃ゼロ)、月額利用料は24万7600円(家賃相当額、管理費、食
材費、厨房管理費、水光熱費含む)。

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6 インスペクションやリフォーム提案 中古住宅取引の標準に 国交省、近く調査・検討開
始 2015/7/22 朝日新聞
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 国土交通省は、インスペクションやリフォームに関するコンサルティングなどを組み込んだ
、事業者連携による中古住宅取引の普及に取り組む。一連のサービスの付帯を取引の標準モデ
ルとすることで、消費者の安心感を高め中古市場の活性化を図る。
 近く、中古住宅の取引環境の整備に関する調査を実施する。それを踏まえて検討会を立ち上
げ、年度内に関連事業者向けのガイドラインをまとめる予定だ。

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7 2015年上期の新築マンション人気ランク ネクストが発表 2015/7/21 朝日新聞
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 不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営するネクスト(東京都港区)はこのほど、2015年上
半期「新築マンション」人気物件ランキングを発表した。1月から6月までの期間を対象に、HOM
E’Sに掲載された新築物件と1棟リノベーションマンション、延べ1962物件の中から選出し独自
に集計した。
 1位はブリリアタワーズ目黒(東京都品川区、総戸数940戸)、 2位はザ・パークハウス晴海タ
ワーズティアロレジデンス(東京都中央区、同861戸)、3位はパークシティ武蔵小杉ザガーデン
タワーズイースト(川崎市中原区、同592戸)だった。トップ10はいずれも首都圏で、上位5物件
は500戸以上の大規模物件だった。

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8 6月・中古マンション売り価格 首都圏10カ月連続上昇 11年4月以来の3000万円台 20
15/7/21 朝日新聞
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 東京カンテイは7月21日、15年6月の中古マンション価格(70平方メートル換算、売り希望価格
)をまとめた。首都圏(3011万円、前月比0.4%上昇)は、神奈川県、埼玉県が弱含んだものの、東
京都が前月比1.4%上昇と全体を引っ張る形となり、10カ月連続の上昇。11年4月以来の3000万円
台となった。近畿圏(1840万円、同0.2%上昇)は中心エリアの大阪府がけん引する形で小幅なが
らも引き続き上昇。中部圏(1537万円、同0.6%下落)は愛知県が前月比0.7%下落の1611万円で、
共に2カ月ぶりに下落。ただし、前年同月比などを見る限り、堅調なトレンドとなった。

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9 省庁横断でPRE活用推進 国交省、総務省などの連絡会議が始動 2015/7/21 朝日新聞
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 公的不動産(PRE)の活用に向けて、省庁や部局の垣根を越えた横断的な意見交換の場が発足し
た。
 名称は「公的不動産活用推進に関する関係省庁連絡会議」。このほど1回目の会合が開催され
た。事務局は国土交通省不動産市場整備課。このほか同省都市計画課、同省官民連携政策課、
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部、金融庁、総務省、財務省、文部科学省の各課で構成す
る。「各省庁の施策を組み合わせて、地方公共団体にうまく使ってもらう」(不動産市場整備課
)ための方策を探る。また、各省庁の施策を整理し、客観的に把握しやすいよう一元化する。

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10 5四半期ぶりの上昇 首都圏中古マンション4~6月期 東日本レインズ 2015/7/16
朝日新聞
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 東日本不動産流通機構(東日本レインズ、東京都千代田区)は7月16日、2015年4~6月期の首都
圏における不動産流通市場動向をまとめた。成約件数が5四半期ぶりに上昇に転じるなど、久々
に好調な市況となった。
 中古マンションの成約件数は8930件(前年同期比8.4%増)。2014年1~3月期(9993件)以来の増
加となった。1平方メートル当たりの成約単価は45.1万円(同7.1%上昇)、平均価格は2878万円(
同6.7%上昇)。前期比で単価は10四半期、価格は11四半期連続で上昇している。

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11 官民連携で格安戸建て…規格統一、地元受注 2015/7/22 読売新聞
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 東日本大震災の被災地で住宅再建がピークを迎えるのを前に、行政や地域の工務店、森林組
合などが連携して低価格の戸建て住宅を建てる仕組みが広がっている。
 規格を統一して設計費を抑え、地元の工務店に発注することで、大手ハウスメーカーよりも
工事費を最大3割ほど安くできる。資材高などで住宅価格の高騰に悩む被災者への新たな選択
肢として注目される。
 岩手県によると、被災により再建が必要な住宅は推計で約1万7000戸。公営住宅を除い
た民間住宅は1万~1万1000戸ほどで、住宅再建のピークは2016年度と見込まれる。
 山田町は今年1月、町の発案で官民連携の「山田型復興住宅」プロジェクトを始めた。地元
の工務店など27社で協議会をつくり、注文を受けると、仕事に余裕がある工務店が受注する
。このため、通常よりも工期を短縮できる。
 どの工務店が受注しても、間取りは平屋の2LDKの3タイプに統一され、設計費が抑えら
れている。延べ床面積約52平方メートルが770万円、約60平方メートルが891万円、
約82平方メートルが1225万円となっている。
 町によると、大手メーカーが建設すると工事費は1坪(3・3平方メートル)当たり70~
80万円程度かかるが、「山田型」では49万5000円(税別)。県外から大工を集める大
手メーカーは人件費がかかるためだ。
 今秋から注文を受け付ける予定で、年末には町の予算でモデルハウスも建てる。協議会の阿
部誠二会長は「メンバーが5~6回集まり、低価格の設計になるまで検討を重ねた。仮設住宅
などに住む人たちに住みやすい環境を提供したい」と話す。
 土地代はエリアによって異なるが、町建築住宅課は「住宅再建の補助金数百万円を使えば、
少ない負担で再建できる」と話す。
 釜石市の釜石地方森林組合は、地元産のスギを使って木造住宅を建設する。「1000万円
で親子4人が住める家」を目標に、東京都の設計事務所などと連携し、震災直後から設計を進
めてきた。
 製材用よりも市場価値が低いが、住宅建設には十分な木材を使い、遠野市や釜石市の建設業
者が建てる。平屋と2階建ての8タイプがあり、1坪当たりの工事費は50万円以下。60~
114平方メートルほどで1100万~2000万円(税別)となっている。
 森林組合の高橋幸男参事は「地元産材で地元の工務店が建てれば地域経済の活性化につなが
る」と話している

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12 復興のトップランナー、「まち開き」祝う…宮城 2015/7/21 読売新聞
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 東日本大震災の被災地で最も早く集団移転先の造成を始め、「復興のトップランナー」と言
われる宮城県岩沼市の玉浦西地区で19日、「まち開き」が行われた。今月上旬、大型商業施
設が開業し、約1000人が暮らす街としての機能が整ったとして、住民たちがボランティア
らと共に街の門出を祝った。
 復興庁によると、岩手、宮城、福島3県では、集団移転や土地区画整理事業などで計5万6
7戸の住宅再建が予定されているが、今年5月末までに整備を終えたのは28%の1万381
1戸。
 岩沼市では、震災から8か月後に市内6地区の被災者から集団移転の合意が得られ、田んぼ
だった約20ヘクタールの用地取得もスムーズに進んだことから、2012年8月に移転先の
造成工事にいち早く着手し、14年4月には宅地の引き渡しが完了。災害公営住宅も今年3月
に完成した。

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13 損保、火災保険料2~4%上げ…災害増受け 2015/7/21 読売新聞
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 大手損害保険各社は10月から、火災保険の保険料を全国平均で2~4%引き上げる。 台
風や大雪などの自然災害が増え、各社の火災保険の収支が悪化しているためという。
 損保ジャパン日本興亜、東京海上日動、三井住友海上、あいおいニッセイ同和の4社が具体
的な値上げ幅を決め、代理店などを通じて周知を始めた。損保各社でつくる「損害保険料率算
出機構」が昨年7月、保険料の基準となる火災保険の「参考純率」を平均3・5%引き上げた
ことを反映させた。
 自然災害が起きやすい地域で値上げ幅が大きい。ある大手では、福岡県の木造住宅の火災保
険料(建物のみ)は1年契約で、現在の5万3460円が25・8%増(1万3780円増)
の6万7240円になる。
 損保各社は10月から、契約期間が10年超の火災保険の販売をやめる。自然災害が多発し
、長期のリスク評価が難しくなっている。現在は最長で36年契約の商品があり、大幅に期間
が短くなる。一方、損保各社は契約者の負担を軽くするため、築年数の浅い住宅の保険料を引
き下げるなど、新たな割引策を導入する。
 損害保険料率算出機構によると、台風災害の支払保険金は2004~12年度の年平均が約
1000億円と、1989~03年度の年平均(約800億円)よりも200億円増えた。

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14 透明容器の消火器、帝人などが開発 2015/7/21 読売新聞
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 帝人は、容器が透明な樹脂素材の消火器の新商品を、消火器メーカーの初田製作所(大阪府
枚方市)などと開発し、21日に発売する。
 鉄など金属製の消火器と比べると、重さは3分の2程度で、劣化しにくく、容器が透明で中
身を確認できるなどの特徴がある。
 価格は2万2000円(税抜き)で、従来の金属製消火器より2割程度高い。帝人が開発し
た樹脂を使った。
 新商品は、消火の効果が長続きする液体の消火剤入り。粉末の消火剤タイプを昨年発売して
いる。

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15 本棚やインテリアに早変わりするカヌー 2015/7/17 読売新聞
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 静岡県松崎町の繊維強化プラスチック(FRP)船製造会社「FRPクラフト」(高木富佐
子代表)が、船体を3分割して屋内に収容できるカヌーを商品化した。
 狭いスペースでも保管でき、本棚やインテリアにもなるという。同社では「カヌーの置き場
所に困っている人たちはもちろん、洪水時の避難用ボートにも活用してもらえたら」と話して
いる。
 3分割式カヌーは、船体が、中央部と前後の先端部に分かれる。先端部が1・25メートル
、中央部が0・8メートルで、重さはそれぞれ15キロ・グラムと13キロ・グラムだ。
 水上で乗る時は、複数のボルトでつなぎ合わせて使う。15~20分で、長さ3・3メート
ル、幅1・1メートル、積載量200キロ・グラムの船体に組み上げることができるという。
先端部には浮力タンクも一体化されている。
 特色は、オフシーズンに室内でもインテリアなどに活用できるよう配慮したこと。構造が工
夫してあり、専用の木製棚板を利用すれば、本棚に早変わりする。商品化を手がけたFRPク
ラフトの高木淳副代表(59)は「3分割式のカヌーは過去にも例はあるが、屋内で活用でき
る商品はなかった」と話す。
 高木副代表によると、カヌーやカヤックの愛好家にとっては、保管場所や運搬が悩みの種だ
。最近は運送を断る宅配業者も増えていて、それがカヌーやカヤックの人口が頭打ちとなる原
因の一つになっているという。「マリンレジャーが盛んな伊豆半島の住人として、解決策を示
したい。インテリアとして使えれば、倉庫にしまい込まなくてすむし、客人との話題作りにも
なる」。そんな思いで開発に取り組んだと、打ち明けた。
 受注生産で、価格は船体のみで20万円。別売りで動力用の電動モーターや取り付け部品な
どを用意した。棚板の木材は注文に応じて高級材に変更するという。問い合わせは同社(05
58・42・1229)へ。

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16 空き家利用でシェアオフィス…静岡・松崎 2015/7/16 読売新聞
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 静岡県松崎町は富士ゼロックス(本社・東京都港区)の協力を得て、空き家を活用したシェ
アオフィス事業に乗り出すことを検討し始めた。
 松崎町には、美しい棚田や人情といった地域資源が多い。それらが従業員の教育や心の健康
づくりにもたらす効果をPRして、田舎にサテライトオフィスを求める企業の需要に応えよう
という狙いだ。
 今月2、3日には、同社コミュニケーション技術研究所(横浜市)と共同で制度の枠組み作
りや課題の解決を目指す研究会がスタート。研究所のスタッフらが、松崎町内の棚田での草取
り作業体験や地元で地域活性化に取り組む人々との対話を通じて、町の美点について理解を深
めた。
 シェアオフィスは、複数の利用者で同じスペースを共有する事務所。一般的な貸事務所より
低料金のため、起業家や個人事業主の利用が多い。最近では人材育成研修など短期滞在型の業
務や、集中した取り組みが必要な創造性の高い業務のため、自然に囲まれた田舎のシェアオフ
ィスが活用されるケースも出ているという。
 町はシェアオフィスの候補となる空き家が、町内に複数あるとみており、選定を進めている
。早ければ年内にも、事業化にめどをつけたい考えだ。
 富士ゼロックスは、同町が2013年に加盟した全国組織「『日本で最も美しい村』連合」
の会員企業の一つ。同社は、地域の課題解決の一助となるような仕組み作りを、会員自治体に
提案した。これに対して、松崎町が最も熱心に興味を示したことが、今回の協力につながった
という。
 研究所スタッフの1人は、「社会の課題に真正面から取り組むことは、企業内の競争のコミ
ュニケーションとは真逆の、地域社会が持つ助け合いのコミュニケーションを学ぶ機会になる
」と説明しながら、「松崎町と一緒に、地方でのシェアオフィス事業のモデルを作りあげたい
」と意気込みを語った。

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17 災害での停電時、ビルに電力供給 2015/7/16 読売新聞
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日立などシステム販売
 日立製作所と三井不動産は15日、地震などの災害に伴う停電時に、ビルのオフィスや医療
現場などに電力を供給するシステムの販売を始めた。
 ビルなどの非常用発電システムは、スプリンクラーなどに電力を供給している。火災を伴わ
ない停電の場合、これらの設備を稼働させる必要がなく、電力が余る。余剰電力を活用し、災
害時でもOA機器などを使えるようにする。

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18 お仏壇のやまき、仏壇・墓石の移動解体事業 2015/7/21 日経産業新聞
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 【静岡】仏壇・仏具の製造販売を手掛けるお仏壇のやまき(静岡市)は10月にも、仏壇や墓
石の移動、解体事業を始める。一般家庭や引っ越し業者、仏壇・仏具店から依頼を受けて作業
する。仏壇関連の専門知識を持つ同社が寺などへの手続き代行も含め、解体から移動、移転先
での設置や処分などすべての作業を一括して受託する。高齢化や首都圏への人口移転などを背
景に、墓や仏壇を移動したり処分したりする需要が高まっている。

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19 住友林業系、ハウスクリーニングサービスを都内で展開 室内を集中清掃 2015/7/16
日経産業新聞
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 住友林業子会社のスミリンエンタープライズ(東京・千代田)は今月、室内を集中的に清掃
するハウスクリーニングサービスを東京都内で始めた。空調や換気扇のほか、台所、浴室とい
った水回りまで分解したり高圧洗浄したりして清掃する。
 クリーニングサービスでは自然由来の成分を使った洗剤で安心感を高める。共働き世帯の増
加で需要は高まるとみており、2020年度に売上高5億円を目指す。

2015-07-24 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.592  2015/7/9~2015/7/15 

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.592  2015/7/9~2015/7/15 
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【日本経済新聞】
1 山口県、移住者特典パス 引越代割引やローン優遇
2 移住者の金利優遇 四国銀ローン、高知県施策を支援
3 都、臨海部と品川に新線構想
4 オフィス賃料じわり上昇 都心5区6月、18カ月連続

【朝日新聞】
5 マンション対象の政策提言でパブコメ募集 東京都
6 実務フォローアップ研修、配信開始 不動産流通推進センター
7 新築マンション・15年上半期供給 「リーマン」以来の低水準
8 部屋探し、スマホ利用が上昇 PCは減少傾向 リクルート調べ
9 高齢者の移住促進「CCRC」 中間報告の素案を提示
10 分譲マンション賃料、首都圏6月は1.5%下落 東京カンテイ調べ
11 地方の空きビル・店舗 再生活用で検討会議 国交省、来年に指針策定
12 ホームインスペクター試験 申込受付を開始
13 不動産業の上期倒産件数、過去20年で最少に 東京商工リサーチ
14 都心のビル空室率、小幅な低下
15 首都圏中古マンション 成約数、3カ月連続増 東日本レインズ6月発表
16 「ハトマーク不動産シンポ」開催 空き家・相続対策テーマに 全宅連、全宅管理
17 自宅売却、購入価格との差は平均923万円 アットホーム調査

【読売新聞】
18 マンション発売、首都圏7.1%減…今年上半期
19 漁師志願者にシェアハウス…宮城で空き家改修
20 四国移住に高い関心…香川県が調査
21 ビルの電力「自給自足」大手ゼネコンが競争

【日経産業新聞】
22 ハウスログ、住宅売却向け診断費を負担 LIXIL系と組み
23 首都圏1~6月の新築マンション価格、4.9%上昇 建設費高騰で
24 リフォーム商品、アマゾンで販売 ソニー不動産
25 東建コーポ、マンション分譲に参入
26 積水化学、省エネ型リフォーム提案 築20~30年の戸建てに

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1 山口県、移住者特典パス 引越代割引やローン優遇 2015/7/15 日本経済新聞
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 山口県は14日、同県への移住を促進するため「やまぐちUJIターンパスポート」の交付を
始めると発表した。移住者に対して協賛企業が引っ越し割引やローン金利の優遇などを実施、
移住に伴う経済的な負担を軽減する。人口が減少する中、村岡嗣政知事は「新たな人の流れを
つくり出すことが必要」と語った。
 パスポートは県外に居住し、同県への移住を検討している人を対象に21日から交付を始める
。東京、大阪などの「やまぐち暮らし支援センター」や県政策企画課で手続きを受け付ける。

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2 移住者の金利優遇 四国銀ローン、高知県施策を支援 2015/7/11 日本経済新聞
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 四国銀行は高知県が進める県外からの移住促進策支援を強化する。移住希望者らを対象に住
宅ローンや教育ローンなどの金利を優遇する。これまで店舗でポスターの掲示やチラシの配布
などを手掛けてきたが、取扱商品などを全面的に打ち出すのは初めて。人口減に悩む県の取り
組みを後押しすることで、地域経済の活性化につなげる。
 県の移住希望者向け会員組織「高知家で暮らし隊」の会員と移住して5年以内の県民らが対象
となる。住宅ローンは3年固定の場合で、店頭表示金利よりも1.85%割り引く。5年固定では1.6
0%、10年固定になると2%となる。

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3 都、臨海部と品川に新線構想 2015/7/11 日本経済新聞
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 東京都は10日、臨海部と品川にそれぞれ地下鉄新線を整備する構想を正式発表した。都内の
鉄道網の将来像を示す広域交通ネットワーク計画に盛り込み、月内に国に提案する。東日本旅
客鉄道(JR東日本)の羽田アクセス線など5路線は同計画で「優先的に検討すべき路線」と位
置付けた。都はこれらの鉄道網について、2020年の東京五輪前後の早期開業を目指す。
 都心と臨海部を結ぶ新線と、品川に白金高輪などから乗り入れる新線は、広域交通ネットワ
ーク計画で「検討すべき路線」として明記。臨海部は人口増が続き、リニア中央新幹線の始発
駅になる品川はターミナル駅としての開発が進んでいるため、利便性の高い地下鉄新線の整備
が必要と判断した。
 検討路線は2つの新線を含む計14路線とした。東京急行電鉄と京浜急行電鉄の蒲田駅を結ぶ「
蒲蒲線」や、つくばエクスプレス(TX)の都心への延伸なども盛り込んだ。
 一方、優先検討路線としては羽田アクセス線のほか、東京メトロ有楽町線の延伸(豊洲―住
吉間)、都営地下鉄大江戸線の延伸(光が丘―大泉学園町間)、多摩都市モノレールの延伸2路
線の計5路線を明記した。
 都は優先5路線と検討14路線の計19路線について、国の交通政策審議会(国土交通相の諮問機
関)が15年度中にまとめる答申に盛り込まれるよう働き掛ける考えだ。

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4 オフィス賃料じわり上昇 都心5区6月、18カ月連続 2015/7/9 日本経済新聞
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 東京都心部でオフィス賃料がじわり上昇している。空室率が5%近くまで低下し、オフィス需
給が締まっている。新規契約時にサービスで付ける賃料無料期間を短縮する動きも強まってき
た。今後も堅調な需要が続くとの見方が多く、賃料の上昇ペースが速まる可能性も出てきた。
 オフィス仲介大手の三鬼商事(東京・中央)によると、6月の東京都心5区(千代田、中央、
港、新宿、渋谷)の平均募集賃料は前月比で81円上がり、3.3平方メートルあたり1万7401円と
なった。上昇は18カ月連続だ。空室率は前月比0.05ポイント下落し5.12%。2010年以降で最も
空室率が高かった12年6月と比べると4.31ポイント低い。

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5 マンション対象の政策提言でパブコメ募集 東京都 2015/7/15 朝日新聞
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 東京都はこのほど、東京都住宅政策審議会が取りまとめた「東京におけるマンション施策の
新たな展開について」と題した答申素案に対する、パブリックコメントの募集を始めた。
 マンションの実態を的確に把握し、管理の適正化や円滑な再生に向けた取り組みを強化する
ことが目的。素案では、管理組合に対し、基本情報や管理状況の報告の義務づけなどについて
条例化の検討を求めている。9月に取りまとめを行う予定だ。

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6 実務フォローアップ研修、配信開始 不動産流通推進センター 2015/7/15 朝日新聞
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 不動産流通推進センターは、不動産流通実務のオンライン研修「フォローアップ研修(コンパ
クト版)」を実施している。同研修は、同センターの「集合研修版フォローアップ研修」の3講
座(売買重説編、売買契約編、相続編)をそれぞれ30分程度に編集したもの。レジュメと教材も
付いている。受講料は5000円(税込、業界団体会員は4000円)。
 詳細はホームページ(http://www.retpc.jp/followup-compact/)を参照。

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7 新築マンション・15年上半期供給 「リーマン」以来の低水準 2015/7/15 朝日新聞
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 不動産経済研究所の調査によると、6月に首都圏で販売された新築分譲マンションは3503戸で
、前年同月と同値だった。これで、2015年上半期(1~6月)の販売戸数は1万8018戸となり、前年
同期比7.1%減少となった。近年の上半期としては東日本大震災が発生した2011年を下回り、リ
ーマンショックの影響で大きく落ち込んだ2009年(1万5888戸)以来の低水準となった。

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8 部屋探し、スマホ利用が上昇 PCは減少傾向 リクルート調べ 2015/7/14 朝日新聞
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 リクルート住まいカンパニーの調査(2014年調査)によると、賃貸物件を契約した人のうち、
部屋探しの情報源として「スマートフォンサイト・アプリ」を利用した人の割合が、前年より
も7.2ポイント上昇し29.9%となった。一方、パソコンサイトの利用率は3年連続で減少。2012年
は61.2%だったが、2014年調査では49.2%に落ち込んだ。
 調査は首都圏の715サンプルを対象とした。

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9 高齢者の移住促進「CCRC」 中間報告の素案を提示 2015/7/14 朝日新聞
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 政府はこのほど、第6回「日本版CCRC構想有識者会議」を開催した。今夏を予定している中間
報告に向けて素案をまとめた。
 CCRC(Continuing Care Retirement Community)とは、高齢者の健康な段階での移住を前提
とした、住居や介護施設などを備えた共同体。一定の地域全体が対象で、生涯学習や社会活動
への参加といったプログラムも提供される。政府は大都市圏で加速する高齢化問題への対処策
の一環として、CCRCの導入を目指している。6月末に閣議決定した「まち・ひと・しごと創生基
本方針2015」にも盛り込んだ。
 また同会議では、日本版CCRCの正式名称を「生涯活躍のまち」、愛称を「プラチナ・コミュ
ニティ」に決定したことも発表された。

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10 分譲マンション賃料、首都圏6月は1.5%下落 東京カンテイ調べ 2015/7/14 朝日新

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 東京カンテイ(http://www.kantei.ne.jp/)の調査によると、6月の首都圏・分譲マンション賃
料は、東京都の事例シェアが4月以前の水準まで縮小したことで、前月比1.5%下落の2617円(1平
方メートル当たり、以下同)だった。都県別で見ると、東京都は3110円(前月比0.2%上昇)、埼玉
県は1613円(同0.5%上昇)、千葉県は1510円(同0.8%上昇)といずれも上昇したが、神奈川県は204
2円(同0.4%下落)と小幅ながら下落した。

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11 地方の空きビル・店舗 再生活用で検討会議 国交省、来年に指針策定 2015/7/13
朝日新聞
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 国土交通省はこのほど、「不動産ストック再生・利用推進検討会議」を発足させた。地方都
市にある未利用・低稼働の不動産を再生・利用する方策を検討する。具体的には資金調達の手
法や、関連事業者の役割を整理。来年3月を目途に、事業者向けの「不動産ストック再生・利用
推進ガイドライン」を策定する。
 検討会は全3回の予定だが、事務局によると回数を増やすことも検討中。10月を予定している
次回の開催日も前倒しする可能性があるという。次回のテーマは「人材」を予定している。

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12 ホームインスペクター試験 申込受付を開始 2015/7/13 朝日新聞
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 NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(東京都渋谷区、長嶋修理事長)は本日、2015年度公
認ホームインスペクター資格試験の申込受付を開始した。同協会のウェブサイトから、または
ファクスで資料を取り寄せた上で申し込む。ファクス番号は03(6403)7899。
 試験は2015年11月8日(日)に開催する。会場は東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡
の7会場。試験時間は午後1時から2時30分。受験料は1万4000円(税込み)、10人以上の団体申込
は1人1万3300円(同)。
 なお、2014年度試験の合格率は28.2%だった。

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13 不動産業の上期倒産件数、過去20年で最少に 東京商工リサーチ 2015/7/13 朝日新

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 東京商工リサーチの調べによると、2015年上半期の不動産業の倒産件数は150件となり、過去
20年で最少となった。
 前年同期比で見ると3.8%減少となり、6年連続で前年同期を下回っている。
 同社では「2015年上半期の後半にかけて倒産件数が増加に転じていることから、今後の推移
が注目される」としている。

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14 都心のビル空室率、小幅な低下 2015/7/10 朝日新聞
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 三鬼商事は7月9日、東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)のオフィスビル市況(6月)
を発表した。平均空室率は5.12%で前月比0.05ポイント低下した。既存ビルの大型空室に成約の
動きが見られたが、統合に伴う大型解約があったため、この1カ月に減少した空室面積は約4200
坪にとどまった。
 5区の平均賃料(坪当たり)は1万7401円で、前年同月比4.7%増、前月比0.47%増だった。依然と
して小幅な上昇となっている。

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15 首都圏中古マンション 成約数、3カ月連続増 東日本レインズ6月発表 2015/7/10
朝日新聞
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 東日本不動産流通機構(東日本レインズ)がまとめた2015年6月の首都圏流通動向によると、中
古マンションの成約件数は3114件で前年同月比プラス10.7%だった。3カ月連続の増加となった
。中古戸建ても、成約件数が3カ月連続増。成約価格もプラス4.4%増と8カ月連続で上昇した。

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16 「ハトマーク不動産シンポ」開催 空き家・相続対策テーマに 全宅連、全宅管理 2
015/7/9 朝日新聞
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 空き家・相続対策と不動産管理をテーマとする「ハトマーク不動産シンポジウム」がこのほ
ど、東京のホテルニューオータニで開催された。全国宅地建物取引業協会連合会と全国賃貸不
動産管理業協会の共催。国土交通省土地・建設産業局不動産業の清瀬和彦課長も駆けつけた。
全国から約700人が参加し、慶応義塾大学大学院の岸博幸教授による基調講演やパネルディスカ
ッションを聴講した。
 あいさつに立った全宅連の伊藤博会長は、昨今の空き家問題を「宅建業者にとっても新たな
課題」と位置づけ、「全宅管理には、巡回や清掃といった空き家管理サービスに取り組む会員
会社が増えている。連携して対応に取り組みたい」と述べた。

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17 自宅売却、購入価格との差は平均923万円 アットホーム調査 2015/7/9 朝日新聞
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 アットホームはこのほど、5年以内に首都圏の自宅を売却した295人を対象に調査を実施した
。それによると、自宅の購入時価格の平均は3459万円、売却価格の平均は2536万円で、923万円
の差があることが分かった。また、平均居住年数は13年だった。なお「売却価格に満足してい
る」と回答した割合は37.6%だった。

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18 マンション発売、首都圏7.1%減…今年上半期 2015/7/15 読売新聞
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 不動産経済研究所が14日発表した2015年上半期(1~6月)の首都圏(東京、神奈川
、埼玉、千葉)のマンション発売戸数は、前年同期比7・1%減の1万8018戸だった。建
設費の上昇によって価格が上がり、物件を絞り込んだ。
 1戸あたりの平均価格は5256万円で、4・9%上昇した。物件が実際に売れた割合を示
す契約率は76・1%で、好不調の分かれ目とされる70%を上回った。
6月の首都圏のマンション発売戸数は3503戸で、前年同月と同数だった。平均価格約1
億9000万円の高額物件が発売日当日に完売するなど、動きが活発になりつつあるという。
不動産経済研究所は「売り手、買い手双方が様子見する状況が続いているが、秋には大型物件
が発売される予定だ」とし、回復に転じるとの見方を示した。

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19 漁師志願者にシェアハウス…宮城で空き家改修 2015/7/13 読売新聞
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 東日本大震災の津波被害に遭った宮城県三陸地方の漁師町で、地元の漁師らが空き家をシェ
アハウスに改修し、漁師への転身を図る若者を呼び込む試みを始める。
 震災で深刻な人手不足の解消につなげたい考えだ。月内にも改修を終えて入居が始まる。
 県漁協などによると、2014年度の県内の正組合員数は震災前の10年度と比べて約3割
減った。津波で船を流された高齢者が漁師をやめるなどし、若者が継がないケースも多い。
 シェアハウスを始めるのは、三陸地方の漁業振興に取り組んでいる宮城県石巻市の一般社団
法人「フィッシャーマン・ジャパン」のメンバーで、同市のワカメ養殖業阿部勝太さん(29
)と、同県女川町の銀ザケ養殖業鈴木真悟さん(27)。「地元以外から担い手を見つけない
と浜がもたない」と危機感を抱き、不足している住居を確保しようと、シェアハウス開設を思
い立った。

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20 四国移住に高い関心…香川県が調査 2015/7/10 読売新聞
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 首都圏や関西圏に住む人の4人に1人が地方への移住に関心があり、うち7割が四国を視野
に入れていることが、香川県が実施したアンケート調査で明らかになった。
 四国では香川が最も人気が高いとの結果も出ており、移住を促すPR活動に真剣に取り組め
ば、効果が見込める状況にある。
民間の調査会社を通じ、2、3両月にインターネットで実施。主に首都圏と関西圏に住む2
0歳以上の1万8000人に質問し、9033人から回答があった。地方移住について、21
25人が「いずれかの時期に検討したい」と回答。「移住の際、四国を検討してもいいか」と
の質問には7割に当たる1524人が「検討してもいい」と答えた。
 さらに移住に興味のある2125人から、首都圏と関西圏で500人ずつになるよう抽出。
興味のある県を複数回答で尋ねたところ、香川は最も多い49・9%で、愛媛(45・5%)
、高知(40・4%)、徳島(36・2%)の順だった。
 四国に関心を持った理由(複数回答)では、「食べ物や水、空気がおいしい」がトップで、
「気候が暮らしやすい」、「スローライフを実現したい」と続いた。移住する場合の不安を聞
くと「日常生活の利便性」、「人間関係」、「公共交通の利便性」の順だった。
 県の担当者は「多くの人が香川への移住に興味があることがはっきりした。詳しく分析して
、定住促進に生かしたい」と話している。(

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21 ビルの電力「自給自足」大手ゼネコンが競争 2015/7/10 読売新聞
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効率、費用など課題
 大手ゼネコン各社が、省エネ設備や太陽光発電などによって年間の消費電力を差し引きゼロ
にする「ゼロ・エネルギー・ビル」の技術開発を競っている。
 ただ、現状では設備の効率化や費用を安くするといった課題も多い。
 大成建設は6月30日、自社の研究施設で年間消費電力の「差し引きゼロ」を達成したと発
表した。同社技術センター(横浜市)に建設した実証棟(3階建て)で2014年6月から1
年間、エネルギーの使用状況でみると発電量が消費電力を上回った。空調や照明の無駄をなく
すことで、従来の建物より消費電力を75%削減した。残り25%分の電力を賄うため、太陽
光発電設備を屋上だけでなく、外壁にも張り付けた。一般的なビルの1・5~2倍程度の建設
費用がかかったという。記者会見で村田誉之社長は「技術開発を進め、(一般的なビルの)2
割増し程度に抑えたい」と述べ、20年までの商品化を目指す考えを示した。
 大林組も今年4月、技術研究所本館(東京都清瀬市)で「差し引きゼロ」を達成したと発表
した。約200人が勤務する本館では電気の使用量が多いが、敷地内の太陽光発電設備で賄っ
た。
 一方、住宅メーカーは10年頃からエネルギー効率が良い住宅を手がけている。壁などの断
熱性を高めるとともに、太陽光で作った電気などをセンサーを使って効率よく使う仕組みだ。
10年から販売している大和ハウス工業は「エネルギー効率が良い住宅は特別ではなく、標準
仕様になりつつある」と指摘している。

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22 ハウスログ、住宅売却向け診断費を負担 LIXIL系と組み 2015/7/15 日経産業
新聞
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 不動産の橋渡しサイト運営のハウスログ(東京・中央)は月内に、中古住宅を売却したい個
人を対象に、家の劣化状況を第三者が点検する住宅診断などの費用を負担するサービスを始め
る。LIXILグループの地盤・建物調査会社ジャパンホームシールド(JHS、同・墨田)
と組み、診断はJHSが実施する。
 東京23区内の個人所有の住宅を売りたい人を対象とする。売り主はJHSの提供する住宅診
断を無料で受けられる。住宅を売る際、ハウスログと提携する不動産仲介会社を使うことが条
件だ。

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23 首都圏1~6月の新築マンション価格、4.9%上昇 建設費高騰で 2015/7/15 日経産
業新聞
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 不動産経済研究所(東京・新宿)は14日、首都圏の2015年1~6月期の新築マンション動向を
発表した。1戸当たり販売価格は5256万円と前年同期比4.9%上がった。建設費の高騰が主要因
だが、富裕層を中心に高価格物件への需要も旺盛だ。東京都内では、高価格帯の湾岸部などか
ら比較的安い北部への需要の広がりが目立つ。
 首都圏の販売価格は1991年1~6月期(6450万円)以来、24年ぶりの水準にある。14年も5000
万円を超えるなど、近年はバブル期前後の高さで推移している。

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24 リフォーム商品、アマゾンで販売 ソニー不動産 2015/7/14 日経産業新聞
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 ソニー不動産(東京・中央)はアマゾン・ドット・コムを通じ、住宅向けリフォーム商品の
販売を始めた。キッチンやバスルーム、洗面室などを対象に、工事費込みのパッケージ価格で
提供していく。
 価格の透明性を高めて、消費者に安心してリフォーム商品を購入してもらう。同社は不動産
の売買仲介に加えて、リフォーム事業を拡大する方針だ。

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25 東建コーポ、マンション分譲に参入 2015/7/14 日経産業新聞
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 【名古屋】賃貸住宅建設大手の東建コーポレーションはマンション分譲に参入する。今年か
ら首都圏や中部圏、近畿圏の都市部でマンションの分譲用地の取得を始める。来年以降、50戸
以上の中規模マンションの建設に着手し、消費者への分譲を始める。自社の設計・施工のノウ
ハウを活用できるとみている。
 用地の取得を担うのは、遊休地などの所有者に賃貸住宅の建設を提案する主力の営業部隊。
アパートなどの建築のほか、マンション建設のための土地の買い取りも営業内容に含まれるよ
うになり、オーナーへの提案の幅が広がりそうだ。

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26 積水化学、省エネ型リフォーム提案 築20~30年の戸建てに 2015/7/10 日経産業新

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 積水化学工業は11日、戸建て住宅のリフォームの新商品を発売する。自社の築20~30年の物
件を中心に太陽光発電装置と蓄電池、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を導入し、
省エネ性能の高い「スマートハウス」にする。初年度に30億円の売上高を目指している。
 新商品「グリーンシフト!」は、住宅の仕様や家族構成をもとに消費エネルギー量を予測し
、最適な容量の太陽光発電装置を提案する。売電もできるが、蓄電池にためて夜間などに使う
自給自足型の利用の提案に力を入れる。

2015-07-18 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.591  2015/7/2~2015/7/8 

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.591  2015/7/2~2015/7/8
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【日本経済新聞】
1 大東建、米国でマンション開発に参画 海外展開を拡大
2 ヤフー、ソニー不動産への出資発表 個人間の中古住宅取引事業に参入
3 福岡県、日本人が44年ぶり減少 人口動態調査

【朝日新聞】
4 リノベーション転職フェア、9月に開催
5 エネルギー消費性能向上案、可決 大型ビルの省エネ義務化へ
6 全宅連が定時総会 2015年度注力事業を発表
7 楽器演奏を可能にするリフォーム開始 リブラン
8 5月新設着工 7.1万戸、3カ月連続増加 国土交通省
9 5月の中古マンション価格天気図 晴れは投資適地に限定 東京カンテイ調べ
10 相続支援コンサルタント合格者を公表 日管協
11 フラット35、金利が2カ月連続上昇 7月は1.61%

【読売新聞】
12 戦前の木造建築物保存して 地権者らが要望書
13 徳田秋声ゆかりの屋敷貸し出し
14 ヤフーとソニー不動産、マンション個人売買仲介
15 人気集める再生住宅、空き家対策で国も後押し
16 電気使用量、翌日ネットで…東電がサービス開始
17 「フラット35」利率、2か月連続の上昇

【日経産業新聞】
18 アイリスオーヤマ、5分で膨らむ緊急簡易土のう
19 マンション一括受電市場、30年度に4倍2000億円 矢野経済研調べ
20 住友不、東京・板橋にマンション621戸 共働き世帯に照準
21 渋谷の高層ビル、大型展望台設置 東急など19年度開業
22 ミサワホーム、南欧風外観の賃貸住宅
23 日本瓦斯、コンロや給湯器など月500円で10年間保証
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1 大東建、米国でマンション開発に参画 海外展開を拡大 2015/7/8 日本経済新聞
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賃貸住宅大手の大東建託(1878)は8日、米国でマンション開発に参画すると発表した。国
内の賃貸住宅市場で蓄積したノウハウを生かし、海外展開を拡大する。
現地のデベロッパーと折半出資で、マンション開発を担う新会社を設立した。大東建は約44
億円を出資し、ワシントンの郊外で進んでいる21階建て大型賃貸マンションの開発に参画する
。完成は来年4月の予定。 大東建は米国の不動産市場を有力な投資先と位置づけ、今後も投
資を行っていく

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2 ヤフー、ソニー不動産への出資発表 個人間の中古住宅取引事業に参入 2015/7/7 日
本経済新聞
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ヤフー(4689)は7日、ソニー(6758)子会社のソニー不動産(東京・中央)と中古住宅の
関連事業で資本・業務提携したと発表した。ヤフーはソニー不動産に出資するほか、同社の持
つ売買仲介のノウハウを活用して、年内をめどにインターネット上で個人間で中古住宅の売買
取引できるサービスを開始する。
ヤフーはこれまで、不動産業者がネット利用者向けに物件を紹介するサイトなどを運営して
きたが、個人間で不動産取引ができるサービスは初めて。サービスの拡充で不動産関連市場で
の事業機会の拡大を目指す。
ヤフーは、7月中にソニー不動産が実施する第三者割当増資を18億円で引き受ける。これに
よってソニー不動産への出資比率は、ヤフーが約43.7%、ソニーが約56.3%となる

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3 福岡県、日本人が44年ぶり減少 人口動態調査 2015/7/2 日本経済新聞
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総務省が1日発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(2015年1月1日時点)によると福岡
県の日本人人口が44年ぶりに減少に転じた。北九州市で大幅減少し、福岡市と周辺地域での増
加分で補えなかった。福岡以外の九州6県では減少が加速し、沖縄県も増加が鈍っている。
福岡県の日本人人口は506万3272人と1年前から269人(0.01%)減った。北九州市の日本人は
5005人減と市区町村別の減少数で全国1位だった。「就職のため福岡市や関東、関西に流出する
」(北九州市地方創生推進室)例が目立つ。

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4 リノベーション転職フェア、9月に開催 2015/7/8 朝日新聞
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リノベーション住宅推進協議会(内山博文会長)は9月13日に「第3回リノベーション転職フェア
」を開催する。「社員が語る本音」がテーマ。リノベーション業界の企業が集結し、多くの採
用・転職を実現する手助けを行う。
時間は午後1時30分から5時まで(午後1時開場)。場所は東京都港区港南の品川フロントビル、
ネクスト社3階大会議室。参加企業は、インテリックス、ブルースタジオ、リノベる、リビタな
ど。
応募はホームページ(http://www.renovation.or.jp/tenshoku/autumn-2015/)から。

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5 エネルギー消費性能向上案、可決 大型ビルの省エネ義務化へ 2015/7/8 朝日新聞
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建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律案がこのほど、参議院本会議で、全会一致
で可決した。義務づけを含む規制措置については公布後2年以内、特例適用などの誘導措置につ
いては同1年以内に施行される。
同法案では建築物のエネルギー消費性能の向上を図るため、2000平方メートル以上の非住宅
建築物を新築する際の省エネ基準への適合義務と適合性判定を受ける義務、300平方メートル以
上の建築物に対する新築・増改築に係る計画の届出義務、エネルギー消費性能の表示、省エネ
性能の優れた建築物の新築または増改築に対する容積率特例の適用を定めている。
また施行にあたっては附帯決議が行われ、戸建て住宅の省エネ基準の義務化に向けた取り組
みなどの措置を講じるよう定められた。

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6 全宅連が定時総会 2015年度注力事業を発表 2015/7/7 朝日新聞
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全国宅地建物取引業協会連合会と全国宅地建物取引業保証協会はこのほど、東京・紀尾井町
のホテルニューオータニで定時総会を開いた。
全宅連の2015年度事業計画は公益事業として、不動産に関する調査研究・情報提供事業、一
般消費者への不動産税制などの啓発活動、不動産に係る人材育成事業を実施する。共益事業と
しては、ハトマークグループ・ビジョンの推進や都道府県協会会員支援などを行う。

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7 楽器演奏を可能にするリフォーム開始 リブラン 2015/7/3 朝日新聞
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楽器演奏が可能な賃貸マンション「ミュージション」を展開するリブランはこのほど、住戸
単位で防音工事を行い、「ミュージション」と同様に楽器演奏を可能とするリフォーム商品「
ミュージションR」の提供を開始した。工事費の目安は250万円程度。

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8 5月新設着工 7.1万戸、3カ月連続増加 国土交通省 2015/7/3 朝日新聞
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国土交通省によると、2015年5月の新設住宅着工戸数は7万1720戸だった。前年同月比は5.8%
増で、3カ月連続の増加。微増だった前月と比べて、増加幅も拡大した。季節調整済年率換算値
は91.1万戸で前月比0.2%減。前月に引き続き減少したが、4カ月連続の年率換算90万戸台となっ
た。

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9 5月の中古マンション価格天気図 晴れは投資適地に限定 東京カンテイ調べ 2015/7/
2 朝日新聞
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東京カンテイ(東京都品川区)はこのほど、2015年5月の中古マンション価格天気図(70平方メ
ートル換算、売り希望価格)をまとめた。東京都、大阪府、京都府、愛知県などの投資適地は上
昇傾向だが他の地域では下落傾向が強くなっている。
価格の下落傾向を示す「雨」は前月4地域だったが、長野県が「雨」となり5地域に増えた。
「晴れ」は10地域で前月と変わらず、「薄日」も12地域で前月と同じだった。「小雨」は9地域
(同7地域)に増加し、「曇り」は11地域(同14地域)に減少した。天候が改善したのは6地域(同7
地域)、横ばいは31地域(同27地域)に増加。悪化した地域が10地域(同13地域)で、減少した。

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10 相続支援コンサルタント合格者を公表 日管協 2015/7/2 朝日新聞
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日本賃貸住宅管理協会は、同協会が運営する「相続支援コンサルタント認定試験」の合格者
を公表した。合格者は340人だった(受験者412人、合格率82.5%)。
同試験は、「相続支援コンサルタント講習」の受講者が受けることができる。同講習は、賃
貸住宅所有者に対し相続や相続に関する不動産取引について相談に応じられる人材育成を目的
に、同協会が2013年に創設したもの。

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11 フラット35、金利が2カ月連続上昇 7月は1.61% 2015/7/2 朝日新聞
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住宅金融支援機構が提供する長期固定型住宅ローン「フラット35」の7月適用金利が、前月を
0.07ポイント上回る1.61%となった(最頻値、返済期間21年以上35年以下、融資率9割以下)。上
昇は2カ月連続。史上最低金利の1.37%(同)となった今年2月以降、上昇基調となっている。

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12 戦前の木造建築物保存して 地権者らが要望書 2015/7/8 読売新聞
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JR東海が計画するリニア中央新幹線の名古屋新駅の境界予定地にある戦前の木造建築物に
ついて、河村たかし名古屋市長と地権者らが7日、同社の本社(名古屋市)を訪れ、保存を求
める要望書を提出した。
地権者の伊東博さん(66)によると、名古屋駅東口前の中村区名駅3丁目にあるこの建物
は2階建ての長屋で、1937年に完成し、戦時の大空襲も耐えしのいだ。現在は飲食店がテ
ナントに入っている。
河村市長によると、要望に対して渡辺清常務らが応じ「現在は測量中で、設計は固まってい
ない」と回答したという。同社は取材に対して「名古屋市とも相談しながら、関係者に丁寧に
説明していきたい」(広報部)と答えた。
河村市長は「個人の財産だが、リニア駅の玄関にあり、街づくりの観点から全力で支援した
い」と述べた。

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13 徳田秋声ゆかりの屋敷貸し出し 2015/7/8 読売新聞
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金沢市瓢箪町にある文豪徳田秋声ゆかりの「旧正田順太郎宅」が、イベントなどに一時利用
できる施設「まちの踊り場」として貸し出されている。
江戸後期に建てられた武家屋敷の保存と有効活用を目指した取り組みで、建築家や不動産業
者らでつくるプロジェクトチームは、「みんなで使って、みんなで守っていきたい」と呼びか
けている。
旧正田順太郎宅は、秋声の異母兄の順太郎が明治期に購入し、約760平方メートルの敷地
に木造2階家屋が立つ。秋声が金沢に帰省した際に滞在し、執筆に使った部屋もあるという。
小説の舞台ともなった。
ただ、老朽化とともに維持管理が難しくなった順太郎の親族が売りに出し、解体される可能
性が出ているとの話を聞いた現在の所有者が、保存を目指して譲り受けることにした。
保存に賛同した金沢や東京、大阪の建築家や不動産業者らがプロジェクトチームを作って活
用策を検討した。道路が狭い住宅街にあることなどから、飲食店や物販の施設として使うのは
難しいため、時間貸しの施設として活用することを決めた。施設名の「まちの踊り場」は、秋
声の小説「町の踊り場」から命名し、地域の交流の場にしたいとの思いを込めた。
物置や台所、和室などは「カフェゾーン」として改装し、調理設備も用意して食事を提供す
る会合や料理講座などに利用できる。客間は「カルチャーゾーン」として集会や展示会、宴会
などに使えるように改修を進めている。
カフェゾーンは、1日3万円で貸し出しをスタートしており、カルチャーゾーンは1日1万
5000円で9月12日から貸し出しを始める。いずれも時間単位での利用も可能。管理会社
「セカンドセンス」の佐原明日子さんは「建物や庭などのすてきな空間を、使いたい人の考え
に応じて活用してほしい」と語る。問い合わせはまちの踊り場(070・6547・6324
)へ。

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14 ヤフーとソニー不動産、マンション個人売買仲介 2015/7/8 読売新聞
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ヤフーとソニー子会社のソニー不動産は7日、資本・業務提携し、インターネットを通じた
中古マンション売買の仲介サービスに乗り出すと発表した。
マンションの所有者が売りたい価格を提示し、買いたい人と直接やり取りができるようにす
る。他国に比べて割合が低い中古住宅市場の活性化にもつなげたい考えだ。
ヤフーが7月中に、ソニーの100%子会社のソニー不動産に18億円を出資し、43・7
%の株式を持つ。
ヤフーの不動産紹介サイト「ヤフー不動産」に、個人間の中古マンション売買サービスを年
内に設ける。契約や引き渡し、登記などの仲介手続きはソニー不動産が行い、手数料を得る。
個人同士でも安心して売買できるようにする利点をアピールする。千代田区や港区など都内6
区で始め、23区に広げる。将来は戸建てや地方への拡大も検討する。
これまでヤフーの不動産サイトは、条件を指定して検索すると、不動産業者が取り扱う物件
の価格や間取り、住所などが紹介されるにとどまり、売買交渉などはできなかった。
国内の住宅市場は新築志向が強く、欧米に比べて中古住宅の取引の割合が小さい。政府は2
010年、中古住宅やリフォームの市場規模を20年までに20兆円に倍増させる目標を掲げ
、中古市場の活性化を図っている。

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15 人気集める再生住宅、空き家対策で国も後押し 2015/7/5 読売新聞
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大幅に改修された中古住宅が手頃な価格で売り出され、「再生住宅」として人気を集めてい
る。
新築にこだわらない30~40歳代や、退職を機に転居する高齢者層による購入が増えてい
るという。少子高齢化に伴って増加する空き家対策の一環として、国土交通省も再生住宅など
中古住宅市場の活性化を後押ししている。
中古住宅再生で全国展開するカチタス(本社・群馬県桐生市)では、2014年度の販売件
数が約3000件と、2年前の約1・2倍に増えた。新井健資社長は「ここ数年で、中古住宅
の再生販売が、不動産業界に完全に認知された。消費者の間での知名度も上がってきた」と話
す。
1980年代に建てられた一戸建てが、数多く売り出されていることも追い風だ。このころ
から、自家用車の駐車スペースがあり、核家族向けのコンパクトな設計が増えた。81年に導
入された新耐震基準にも適合し、改修の手間が少なくて済むという。
一方、住友林業は、好立地の賃貸マンションを一棟丸ごと購入し、改修して販売している。
価格は新築の8割程度で、14年は137戸を販売、15年は180戸の販売を計画している

老朽化で空き室が増え、家主が維持費を捻出できない賃貸マンションが増えているという。
同社は「今は東京などが中心だが、地方中核都市への展開も念頭に置いている」という。

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16 電気使用量、翌日ネットで…東電がサービス開始 2015/7/2 読売新聞
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東京電力は1日、次世代電力計「スマートメーター」の利用者向けに、30分ごとの電気使
用量を翌日、インターネットで確認できるサービスを始めた。
1日の使用量については、2日夕から確認できるようになる。省エネや料金プランを選ぶの
に役立ててもらう。
従来の電力計だと、利用者は1か月単位でしか使用量を把握できないが、スマートメーター
は通信機能を搭載しており、きめ細かく把握できる。スマートメーターが設置された家庭のう
ち、東電のネットサービス「でんき家計簿」(無料)に加入した人が利用できる。
東電はこれまで、約225万台のスマートメーターを設置しており、2020年度までに全
ての利用者(2700万台)に広げる計画だ。

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17 「フラット35」利率、2か月連続の上昇 2015/7/2 読売新聞
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住宅金融支援機構は1日、長期固定型住宅ローン「フラット35」(買い取り型)の7月の
適用金利を発表した。
利率は取扱金融機関によって異なるが、35年ローンのうち最も低い金利は年1・61%(
前月比0・07ポイント上昇)で、2か月続けて上がった。長期金利が上昇しているためで、
昨年11月の水準に戻った。返済期間が「21年以上35年以下」は1・61~2・32%、
「15年以上20年以下」は1・38~2・09%となる。

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18 アイリスオーヤマ、5分で膨らむ緊急簡易土のう 2015/7/7 日経産業新聞
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アイリスオーヤマ(仙台市)は水に浸せば5分で膨らむ「緊急簡易土のう」を発売した。法人
向けやホームセンターを通じた消費者向けなどで初年度に3万個の販売を目指す。
集中豪雨などの際に雨水が建物へ入ってくるのを防ぐには土のうが有効だが、都市部では中
に入れる土の確保が難しく、保管場所に困ることも多い。アイリスの土のうは吸水ポリマーを
使い、使用前は約1センチと薄い。重量も約110グラムで大量に保管しやすい。

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19 マンション一括受電市場、30年度に4倍2000億円 矢野経済研調べ 2015/7/6 日経産
業新聞
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矢野経済研究所(東京・中野)はマンション全体の電力供給を一括してサービス事業者が請
け負う「マンション高圧一括受電サービス」の市場が2030年度には14年度の約4倍の2000億円に
なるとの調査結果をまとめた。11年の東日本大震災以降の電気料金上昇の対応策でサービスの
採用が拡大し、今後も引き続き増えるとみている。
15年4月から6月にかけて一括受電サービス事業者、エネルギー事業者、マンション開発事業
者などから聞き取った。高圧一括受電サービスはマンションで各住戸が電力会社から個別に低
圧契約を結ぶ代わりに、サービス事業者を通じてマンション全体で高圧契約を結ぶ。その結果
として電気料金が5~10%程度低下するのが一般的だ。

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20 住友不、東京・板橋にマンション621戸 共働き世帯に照準 2015/7/6 日経産業新聞
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住友不動産は東京都板橋区で大規模マンション 「スカイティアラ」 (総戸数621戸)が完成
したと発表した。都心の地下鉄大手町駅(東京・千代田)まで直通23分という好立地を強調し
、職場の近くに住みたいという共働き世帯の需要を取り込む。
最寄り駅は都営三田線志村坂上駅。1万6千平方メートルの敷地に2棟のマンション(456戸、1
65戸)を建設した。住戸タイプは2LDK~4LDKで、販売価格の中心は456戸のマンション「
ウエスト」で4900万~5700万円(74平方メートル)。

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21 渋谷の高層ビル、大型展望台設置 東急など19年度開業 2015/7/3 日経産業新聞
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東京急行電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)は2日、東京・渋
谷で建設中の高層ビルの屋上に展望スペースを設けると発表した。面積は3000平方メートル前
後と日本最大級で、45階から屋上をつなぐ屋外エスカレーターも設置する。2019年度に開業し
、国内外から観光客を呼び込む目玉とする。
企業や小売り・飲食店が入る高さ230メートルの複合ビルを東急東横線の旧渋谷駅跡地に建設
している。従来の計画では屋上に機械などを設置する予定だったが、2020年の東京五輪の開催
が決定したのを受けて活用方法を再検討したという。

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22 ミサワホーム、南欧風外観の賃貸住宅 2015/7/2 日経産業新聞
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ミサワホームは1日、新たな賃貸住宅商品「アルビオメゾン」を発売した。南欧風の外観で、
家事や子育てがしやすい間取りや設備とする。単身や子育て中の女性らを入居者のターゲット
に据えている。土地オーナーらに提案、年100棟の販売を目指す。
建物はオレンジ色の瓦屋根や白色を基調にした外壁、窓枠の飾り格子などで南欧風の演出を
施す。同様のコンセプトで人気が高い同社の戸建て住宅のデザインを採り入れた。

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23 日本瓦斯、コンロや給湯器など月500円で10年間保証 2015/7/2 日経産業新聞
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LPガス大手の日本瓦斯は1日、月500円で10年間、家庭内のガス関連機器を無料修理するサ
ービスを始めたと発表した。同社と契約している顧客が対象で、コンロや給湯器、ファンヒー
ターなどを訪問修理する。鍵の紛失やトイレなど水回りの故障などにも対応するほか家事代行
や旅行での宿泊先を優待価格で利用できるサービスも用意している。
「ニチガス・プロテクトメンバー・サービス」は、ニチガスの契約者のうち業務用と賃貸住
宅以外の顧客が対象となる。ガス関連機器はニチガスから購入していないものも修理してくれ
る。1回の修理金額が10万円を超える部分は自己負担になるという。

 

2015-07-09 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.590  2015/6/25~2015/7/1 

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.590  2015/6/25~2015/7/1
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【日本経済新聞】
1 新築ビル省エネ法が成立
2 アマゾン、リフォームサービスを販売 積水ハウスなどと連携
3 新規住宅着工、5月5.8%増 分譲マンション好調
4 新国立競技場、整備費2520億円に 19年5月完成予定
5 名古屋市、空き家バンクなど検討 有効活用促す
【朝日新聞】
6 積水ハ、大和ハなど、「アマゾン」でネットリフォーム参入
7 2015年路線価 全国平均の下落幅縮小 10都府県で上昇
8 5月・首都圏、新築戸建て成約価格 3カ月ぶりに上昇
9 鑑定士試験、2016年から見直し 若年層の短期合格可能に
10 住生活基本計画見直し 3回目の分科会開催 国交省
11 受注高、前年度に引き続き増加 2014年度全国展開のゼネコン 建設経済研
12 451人が合格 合格率は30.6% 鑑定士試験・短答
13 中古の騰落率、高いのは低層階 タワーマンションを調査 スタイルアクト
14 首都圏・5月の賃貸成約数、3カ月連続で前年比減 アットホーム調べ

【読売新聞】
15 高野山だからこそ…宿坊の木造化を推進へ
16 閉店した老舗料理旅館、シェアハウスに再生
17 『聴竹居』 松隈章著
18 危険空き家、撤去にハードル…所有者不明、費用
19 福智で水上太陽光発電 朝倉池で計画
20 地震保険、損害4区分に

【日経産業新聞】
21 パナソニック、ゼロ・エネ住宅 耐震工法採用3タイプ
22 住友不、国分寺に超高層ツインマンション建設 18年完成
23 三協立山、高性能アルミ樹脂サッシ 風速57メートルでも壊れず
24 パナソニックと富士通、高齢者住宅向け見守り実験 大阪で1年間

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1 新築ビル省エネ法が成立 2015/7/1 日本経済新聞
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新たに大型の店舗やオフィスビルなど延べ床面積2000平方メートル以上の建築物を建てる際
、省エネ基準を満たすのを義務づける建築物エネルギー消費性能向上法が1日の参院本会議で可
決、成立した。建築分野の省エネを進める狙いで、2017年4月の完全施行を目指す。
建築主に断熱窓の設置など省エネ対策の徹底を設計段階から求めるため、建築計画が省エネ
基準を満たしているか、自治体や専門機関の判定を受けるよう義務づける。満たしていなけれ
ば建築確認が出ない仕組みだ。

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2 アマゾン、リフォームサービスを販売 積水ハウスなどと連携 2015/6/30 日本経済
新聞
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アマゾンジャパン(東京・目黒)は30日、積水ハウスなどと組みリフォームサービスの販売
を始めた。キッチンや浴室、トイレなど計5千種類以上を扱い、価格は商品代に交換や取り付け
などの工事費を含めて定額で表示する。一般のリフォームサービスで手間がかかる見積もり作
業などがなく、予算に応じてネットで手軽に申し込める。
ほかに大和ハウスリフォームやダスキンと連携する。利用者はアマゾンのサイトから商品や
予算などに応じて選べる。注文後には、担当者と面談したうえで契約し、工事にとりかかる流
れ。

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3 新規住宅着工、5月5.8%増 分譲マンション好調 2015/6/30 日本経済新聞
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国土交通省が30日発表した5月の新設住宅着工戸数は、前年同月比5.8%増の7万1720戸となり
、3カ月連続で増加した。伸び率は2014年1月(12.3%)以来の大きさ。14年4月の消費増税に伴
う駆け込み需要の反動が和らぐなか、分譲マンションの着工が好調で全体を押し上げた。国交
省は「住宅着工は緩やかに持ち直している」としている。
内訳をみると、分譲住宅が18.1%増の2万594戸となった。分譲マンションは、東京23区のほ
か埼玉県や千葉県で伸びた。静岡県など中部でも着工の伸びが大きかった。貸家は2.8%増の2
万8208戸と2カ月ぶりの増加となった。持ち家は1.1%増の2万2542戸となった。1年4カ月ぶりの
プラスで、消費増税後初の増加となった。

********************************************************************************
4 新国立競技場、整備費2520億円に 19年5月完成予定 2015/6/29 日本経済新聞
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2020年東京五輪・パラリンピックの関係機関トップが集まる調整会議が29日開かれ、下村博
文文部科学相は大会のメーン会場となる新国立競技場(東京・新宿)の整備費を約2520億円と
することを報告した。7月上旬にゼネコン側と契約し、着工は予定通り今年10月とする一方、完
成は当初予定より2カ月遅い19年5月とした。
整備主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は7月7日、新国立競技場に関する有識者会
議を開き、総整備費の細かな内訳などを示す。

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5 名古屋市、空き家バンクなど検討 有効活用促す 2015/6/25 日本経済新聞
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名古屋市は24日、空き家の活用を促す具体的な施策を検討する方針を明らかにした。市は昨
年度末、空き家対策に市全体として取り組むため、副市長や局長級の幹部でつくる「空家等対
策推進会議」を設置している。「空き家バンク」を含めた対策は同会議で検討していく。
24日の市議会6月定例会の本会議で、服部慎之助市議(自民)の質問に、市の宮村喜明市民経
済局長が答えた。

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6 積水ハ、大和ハなど、「アマゾン」でネットリフォーム参入 2015/7/1 朝日新聞
********************************************************************************
積水ハウスグループ、大和ハウスリフォーム、ダスキンはこのほど、インターネット通販サ
イトのアマゾンが開設する「リフォームストア」に出品すると発表した。価格やサービス内容
を明確化するため、取り付け工事費を含めたパッケージ型商品を提供していく。

********************************************************************************
7 2015年路線価 全国平均の下落幅縮小 10都府県で上昇 2015/7/1 朝日新聞
********************************************************************************
国税庁は7月1日、相続税や贈与税の税額算定時の基準となる路線価(2015年分)を公表した。
全国平均は前年比マイナス0.4%。7年連続で下落したが、下落幅は縮小した。上昇した都府県
の数も宮城県、福島県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、沖縄
県と10に上り、昨年から2府県増加した。
都道府県庁所在都市で最高路線価が上昇したのは21都市。前年の18都市より3都市増えた。

********************************************************************************
8 5月・首都圏、新築戸建て成約価格 3カ月ぶりに上昇 2015/6/30 朝日新聞
********************************************************************************
アットホームの調査によると、5月の首都圏における新築戸建て住宅の平均成約価格は3360万
円(前年同月比0.9%上昇)だった。3カ月ぶりの上昇となった。東京23区の平均価格が4532万円で
、1年2カ月ぶりに4500万円を超えたほか、神奈川県以外の東京都下、埼玉県、千葉県も上昇し
た。

********************************************************************************
9 鑑定士試験、2016年から見直し 若年層の短期合格可能に 2015/6/30 朝日新聞
********************************************************************************
国土交通省土地鑑定委員会は不動産鑑定士試験について、来年の試験から問題を見直す。学
生や不動産分野での職務経験のない人にも積極的に受験してもらうのが目的。
短答式では、不動産に関する行政法規で現在出題対象の一部を除外し、現在の不動産市場を
取りまく状況などを踏まえた出題にする。また不動産鑑定評価基準についても、実務的知識が
なければ解答が難しい問題を現在よりも削減する。
論文式では鑑定評価の一連の手順をすべて経て、鑑定評価書を完成させる形態を廃止し、出
題内容の重点化を図るなどする。
このほか民法・経済学・会計学については、2017年から必要な見直しを行う予定。

********************************************************************************
10 住生活基本計画見直し 3回目の分科会開催 国交省 2015/6/29 朝日新聞
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国土交通省はこのほど、社会資本整備審議会住宅宅地分科会(分科会長・浅見泰司東京大学大
学院工学系研究科教授)を開き、住生活基本計画(全国計画)の見直しについて審議した。2011年
に閣議決定された同計画は、2020年までの10年間が計画期間。今回の見直しは、2015年度末で
半分の5年間が経過することを踏まえて行われる。
3回目の開催となった今回の分科会では、前回の分科会で委員から意見が挙がった「住宅市場
への公共関与」について、事務局を務める住宅政策課が省としての見解を説明。続く議論では
、新築供給や空き家に関する意見が委員から相次いだ。

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11 受注高、前年度に引き続き増加 2014年度全国展開のゼネコン 建設経済研 2015/6/
26 朝日新聞
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建設経済研究所はこのほど、2015年3月期(2014年度)の主要建設会社の決算分析をまとめた。
全国的に業務展開している総合建設会社上位40社を抽出した。
受注高は大幅増となった2013年度に引き続き、全階層で増加。建築部門は、消費税増税に伴
う駆け込み需要が発生した2013年度比でも増加したほか、土木部門は大型公共工事が寄与して
大幅に増加した。総合計受注高は、リーマンショック前に匹敵する水準だという。

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12 451人が合格 合格率は30.6% 鑑定士試験・短答 2015/6/26 朝日新聞
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国土交通省土地鑑定委員会は6月26日、2015年不動産鑑定士試験短答式試験の合格者を発表し
た。
今回の受験者数は1473人で、451人が合格した。合格率は30.6%。平均年齢は39.0歳、最高齢7
5歳、最年少は18歳だった。合格者は、8月1日~3日までの3日間で行われる論文式試験を受験で
きる。

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13 中古の騰落率、高いのは低層階 タワーマンションを調査 スタイルアクト 2015/6/
25 朝日新聞
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スタイルアクト(東京都中央区)はこのほど、「タワーマンションの階層別流通量と騰落率」
調査の結果をまとめた。「タワーマンションは高層階の売り出し率(流通量)が高い」、「新築
時と比較して、中古騰落率が最も高いのは低層」といったことが分かった。
調査対象は、首都圏の31階建て以上のタワーマンション76棟。

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14 首都圏・5月の賃貸成約数、3カ月連続で前年比減 アットホーム調べ 2015/6/25 朝
日新聞
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アットホームの調査によると、5月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万8406件で、
前年同月比2.9%減少し3カ月連続の減少となった。取引割合の高い単身者向け物件における動き
の鈍化が影響した。
平均賃料は、マンション・アパート、新築・中古を問わず上昇となった。

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15 高野山だからこそ…宿坊の木造化を推進へ 2015/7/1 読売新聞
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高野山(和歌山県高野町)の宿泊施設・宿坊の木造化を進めるため、県は、本庁(和歌山市
)と伊都振興局(橋本市)に、宿坊を新築・改修する際の相談窓口を7月1日から設けると発
表した。
建築士の資格を持つ県職員が相談に応じる。
宿坊は、高野山真言宗・総本山金剛峯寺の塔頭たっちゅう(子院)が経営する宿泊施設。県
建築住宅課によると、高野山にある52か所のうち、過去10年では2か所が鉄骨での建て替
えや増築を行ったという。
建築基準法では、宿泊施設を建てる場合、高さや床面積によって、火災に対する耐火性能を
持たせる必要がある。鉄骨や鉄筋コンクリート造りにして基準を満たすのが一般的だが、木造
でも柱を通常より太くするなどの対策でクリアできるという。
同課は「古い木造建築が密集する高野山だからこそ、木造にこだわってもらえれば。行政と
しても、自然と調和したエリアとしてPRや景観保護に一層取り組みたい」としている。
高野山以外の地域からの相談にも応じる。問い合わせは同課(073・441・3185)

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16 閉店した老舗料理旅館、シェアハウスに再生 2015/7/1 読売新聞
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かつて行楽地として栄えた兵庫県西宮市の甲陽園地区で、閉店した老舗料理旅館を、入居者
で台所やリビングなどを共有する「シェアハウス」として再生させる取り組みが進んでいる。
地域の歴史を伝える建物を残し、活用しようと4月から改修工事が始まっており、8月末に
完成する予定だ。
料理旅館「○長まるちょう」。大正時代の創業で、周辺には劇場や温泉、映画の撮影所など
の娯楽施設、文化人らが集う料亭があり、行楽地としてにぎわった。しかし、時代とともに住
宅地化が進み、「播半はりはん」などの有名料亭が次々と姿を消し、「○長」も2013年に
閉鎖した。
改修が行われている建物(地上3階、地下1階、延べ722平方メートル)は、1979年
に建てられ、春夏の甲子園で広島県代表が定宿にしていた。宝塚市の不動産会社「ウィル」が
昨年、買い取り、「地域に親しまれてきた建物を建て替えてしまうのは味気ない」として大規
模改修することを決めた。
シェアハウスは、社会人や学生など若者を中心に人気を集めており、同社は「若者に設計を
担ってもらおう」と、関西で設計を学ぶ学生たちを対象にコンペを実施。約90件の応募の中
から3人の大学院生の案が選ばれた。
外観などは残しつつ、大規模な改修でバー・スペースや広々としたダイニングなどを備えた
空間にする。敷地を囲んでいた塀は取り払い、地域に開かれた場所にするという。部屋数は2
5とする。同社は「歴史ある貴重な建物を、人が集う場としてよみがえらせたい」としている
。(藤本幸大)

由緒ある建物をシェアハウスとして活用する例は各地で見られる。
堺市では、米国人建築家・ヴォーリズが手がけた築約80年の邸宅が、2013年に写真ス
タジオ兼シェアハウスに。神奈川県に住む所有者の男性によると、3年前に祖母が亡くなって
から空き家になり、活用法を模索中、企業から声が掛かった。モダンな欄干や円形の窓などは
往時のまま。今春までは3部屋を貸していたが、現在は主に写真スタジオとして使っている。
かつて花街として栄えた京都市下京区の島原では昨年、お茶屋だった築90年以上の建物が
シェアハウスに姿を変えるなど、京町家を改修するケースも増えている。

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17 『聴竹居』 松隈章著 2015/6/29 読売新聞
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藤井厚二(1888~1938年)は、アール・デコやモダニズム建築など当時の最先端に
触れつつ、日本の住宅にふさわしいデザインを追求した建築家だ。
きっかけは1923年の関東大震災。モダンな建物が倒壊するのを目にした藤井は、欧米の
建築を無条件で受け入れたものは、日本には合わないとの意を強くする。そして、自邸を何軒
も建て実験を繰り返した。5軒目にして集大成となったのが「聴竹居ちょうちくきょ」(京都
府大山崎町)だった。
本書は、藤井の理想を実現した聴竹居の全貌を写真や図案で詳細に紹介する。
地中の冷気を取り入れる導気口などの通風機構は、夏場のジメジメとした気候への配慮が行
き届いている。椅子に座った人と畳に座った人の目線の高さを合わせる工夫がなされた、居室
と座敷の続き間は和洋を見事に共存させる。
ほかの住宅建築も収録。住宅建築にかけた藤井の強い思いを詰め込んだ1冊だ。(平凡社、
1700円)

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18 危険空き家、撤去にハードル…所有者不明、費用 2015/6/29 読売新聞
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周辺に危険や迷惑を及ぼす空き家の解消を図る「空家対策特別措置法(空き家法)」が5月
に施行された。
倒壊などの恐れがある「特定空き家」は、所有者の同意がなくても修繕や撤去ができるよう
になった。各市町村で新たな対策の検討が進められているが、費用負担などの課題もあり、撤
去へのハードルは高そうだ。
25日朝、茨城県鹿嶋市平井の交差点。近くに住む宇野トミ子さん(72)は「あまりに無
防備で危ない」と心配そうにつぶやいた。目の前を登校中の小学生の頭上に、今にも外壁がは
がれ落ちてきそうな空き店舗がある。近隣住民によると、元々はちゃんこ鍋店で、10年以上
前に閉店。現在、所有者の所在はわからず、連絡も取れていない。
総務省の2013年の調査では、県内の空き家は18万4700戸(推計)。賃貸用や休暇
用、売却待ちの物件を除いた使用目的がない空き家は6万7200戸(同)で、美浦村、大子
町、利根町などで割合が高いとされる。
空き家法では、倒壊の恐れがある住宅などを自治体が「特定空き家」に指定し、所有者に修
繕や解体を勧告、命令できる。所有者が従わない場合は自治体が代わりに取り壊し、費用を請
求することも可能だ。
県内では法整備を待たずに独自で条例を制定した自治体もある。4月1日現在、土浦、古河
、結城、下妻、常総、つくば、稲敷、かすみがうら各市と、八千代町の9市町の条例で、空き
家の強制撤去など行政代執行の規定が盛り込まれている。
ただ、実際に代執行した例はなく、所有者がどこにいるか把握していない自治体も多い。つ
くば市の担当者は、「登記上の所有者がわかっても、きちんと名義変更されていない場合や、
相続を放棄する人もいる」と調査の難しさを語る。
鹿嶋市は7月にも「空家対策委員会」を設置する方針で、市民からの苦情相談や国が示した
指針を基に、市内の建物について、「特定空き家」に該当するかどうか判断する。
一方、所有者の所在がわからないケースは多く、費用が回収できない可能性もある。同市平
井の空き店舗の解体には300万円程度かかる見込み。都市計画課の担当者は、「はがれそう
な外壁を修繕するなど、予算をかけない方法も模索せざるを得ない」と頭を抱える。
富山県では昨年度から、解体費用の3分の1を上限50万円で市町村に補助するため、毎年
400万円を予算化している。行政代執行で撤去するにはかなりの費用がかかるため、国や県
の支援も必要だ。茨城県住宅課は、市町村でつくる連絡調整会議で協議を始めており、「市町
村の意見を踏まえて支援について検討していく」としている。

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19 福智で水上太陽光発電 朝倉池で計画 2015/6/28 読売新聞
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太陽光発電パネルをため池に浮かべる方式の発電所を設置する計画が、福智町弁城の朝倉池
で進められている。「水上太陽光発電」は、九州では佐賀県白石町に次いで2か所目になると
いう。
事業者は太陽光発電システム施工会社「ウエストエネルギーソリューション」(広島市)で
、町管理の朝倉池にプラスチック製ボードを浮かべ、パネル2112枚を設置する。出力52
8キロ・ワット、年間予想発電量は約506メガ・ワット時で、一般家庭160世帯分の消費
量に当たる。8月に着工予定で、10月の完成、年内の稼働を目指す。
同社によると、地上に設置する方式に比べ、発電量が約2割増すほか、水面への日射が遮ら
れてアオコの発生が抑えられるという。
同社は、町役場方城支所や小中学校など約20か所の屋根などにも太陽光パネルを設置する
計画を進めており、一部はすでに着工、稼働している。年間予想発電量は約860メガ・ワッ
ト時で、一般家庭260世帯分の電力使用量を賄えるという。
発電した全量を九州電力に売電。賃貸契約は20年間で、町は賃貸料や固定資産税などで年
間376万円の収入を見込んでいる。
町役場で記者会見した恩田英久社長は「これまで培ったノウハウの集大成として取り組む。
最終的には電気を地元で消費するようにしたい」と語った。嶋野勝町長は「公共施設や土地の
有効活用につながる。子供たちの環境教育にも役立てたい」と期待する。

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20 地震保険、損害4区分に 2015/6/25 読売新聞
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政府と損害保険各社は24日、個人住宅向けの地震保険料の値上げ幅を全国平均で19%と
する方針を決めた。
政府の地震調査委員会が首都直下地震などの発生確率を引き上げたのが理由。2017年1
月以降に、2~3回に分けて段階的に値上げを行う方向だ。保険金を支払う際の基準となる損
害区分も、現在の3区分から4区分に改める。
財務省の地震保険制度に関する有識者会議が24日、値上げ幅を平均19%とする提言をま
とめた。これを踏まえ、損保各社でつくる損害保険料率算出機構は今夏中をめどに、具体的な
地域別の保険料を決め、金融庁に申請する見通しだ。
値上げ幅は地震の発生確率に基づき、地域ごとに変わる。地域によっては値上げ幅が50%
程度になる可能性もある。
地震保険料は昨年7月にも平均で15・5%値上げされたばかり。提言は「保険契約者の理
解を得られるよう、複数段階に分けて保険料率を引き上げることも考えられる」と指摘した。
損害区分は現在、被害の度合いごとに「全損」「半損」「一部損」の3区分で保険金の支払
額を分けている。新制度では「半損」をさらに二つに分け、全部で4区分にする。

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21 パナソニック、ゼロ・エネ住宅 耐震工法採用3タイプ 2015/7/1 日経産業新聞
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パナソニックは30日、年間のエネルギー収支をおおむねゼロにできる住宅「ゼロ・エネルギ
ー・ハウス(ZEH)」の新商品を7月から全国の工務店などを通じて発売すると発表した。太
陽光発電システムや蓄電池を組み合わせてエネルギーを効率的に使えるほか、耐震性に優れた
独自の工法を組み合わせた。2015年度に、新商品を含めたZEH全体で年間1000棟の販売を目
指す。
安心や健康をテーマとした「スマートウェルネス住宅」として売り出す。都市型から郊外型
まで3タイプを用意した。新築を扱う同社の加盟店約400社を通じて販売する。価格は非公表。

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22 住友不、国分寺に超高層ツインマンション建設 18年完成 2015/7/1 日経産業新聞
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住友不動産は30日、東京都国分寺市で、JR国分寺駅直結の超高層ツインタワーマンション
を建設すると発表した。地上35~36階建てで計587戸あり、2018年に完成する。都内の大規模マ
ンションは臨海地域で増えているが、郊外でも主要地域は開発案件が続いている。
ツインタワーマンションは7月1日に着工する。8500平方メートルの敷地に303戸と284戸の2棟
を建てる。延べ床面積は計9万3100平方メートルの見通し。

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23 三協立山、高性能アルミ樹脂サッシ 風速57メートルでも壊れず 2015/6/30 日経産
業新聞
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【富山】三協立山は10月にも、ゲリラ豪雨や大型台風に耐えられる高性能なアルミ樹脂複合
サッシ「ALGEO(アルジオ)」を発売する。瞬間最大風速57メートルでも壊れず、時間雨
量240ミリ、風速35メートルでも雨水が室内に入ってこない特徴を備えており、いずれも業界最
高水準という。
2020年の省エネルギー基準の義務化を見据え、断熱性も高めた。樹脂部材の中空部分を多層
化し、高性能ガラスを取り入れた。

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24 パナソニックと富士通、高齢者住宅向け見守り実験 大阪で1年間 2015/6/26 日経
産業新聞
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パナソニックと富士通は25日、パナソニックのエアコンと富士通のセンサーを使った高齢者
住宅向け見守りサービスの実証実験を始めると発表した。パナソニックグループが運営する大
阪府の高齢者住宅で6月から1年間にわたり実施する。2016年度中のサービス提供につなげる。
人口に占める65歳以上の割合が25年に30%を超える日本は、介護人材不足という課題に直面
している。実験を始める見守りサービスでは、高齢者住宅における安否確認業務の負担軽減や
、入居者や家族にとって安心・安全な空間作りを目指す。

2015-07-03 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.589  2015/6/18~2015/6/24 

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.589  2015/6/18~2015/6/24
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【日本経済新聞】
1 中古マンション価格上昇、3000万円目前 5月の首都圏
2 島根県、Uターン急増 14年度は3倍の390人
3 中国の新築住宅価格、5月は43都市で値下がり

【朝日新聞】
4 国家戦略特区、都内全域に拡大へ 都市再生エリア追加認定も
5 生保受給者の民間賃貸住宅入居で協力依頼 国交省・厚労省
6 老朽マンション建て替え促進など 政府、規制改革に関する第3次答申を策定
7 リスト「横浜環境活動賞」で大賞受賞
8 5月・中古マンション売り価格 首都圏上昇続く 東京カンテイ調べ
9 空き家、2033年には2000万戸に増加へ シンクタンク調査
10 第6回サステナブル建築賞 作品募集を開始
11 備え付け設備と持ち込み家電の修理を保証 アットホームが新サービス
12 10月18日の「木造住宅の日」で作文コンクール 木住協
13 東京23区の既存住宅流通量の拡大続く、FRK調べ
14 IT重説の社会実験 事業者登録を開始 7月3日まで

【読売新聞】
15 建設費は?費用負担は?…どうなる新国立競技場
16 世界遺産登録へ…軍艦島など「明治の産業革命」

【日経産業新聞】
17 空き家2.6倍の2100万戸 野村総研、33年推計
18 住宅リフォーム、コメリ全店で 受付店舗増やす
19 両備グループ、岡山再開発に300億円 3~4カ所でマンション
20 大和ハウス、賃貸屋上に津波避難所 30人超を収容

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1 中古マンション価格上昇、3000万円目前 5月の首都圏 2015/6/22 日本経済新聞
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中古マンション価格が上昇を続けている。不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)が2
2日に発表した5月の中古マンション平均価格(70平方メートル換算)は、首都圏が前月比で1%
高い2998万円となった。3000万円目前に迫った。需要が引き続き堅調だ。
首都圏の中古マンション価格が上昇するのは9カ月連続だ。新築マンション価格が上昇してお
り、割安感のある中古物件への引き合いが強い。

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2 島根県、Uターン急増 14年度は3倍の390人 2015/6/18 日本経済新聞
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島根県は17日、2014年度に同県にUターンした人の数が390人と、前年度の3倍近くに増えた
と発表した。Iターンした人は年間483人で、定住を意図した転入者の総数は873人と52%増え
た。県は空き家紹介や農業体験など支援策の効果に加え、島根が暮らしやすいとの評価が広が
ったのも一因とみる。
UIターン者を「市町村などの支援を受けて県外から転入し、かつ定住する意志のある者」
と定義して集計した。職業紹介や産業体験、空き家バンクなど定住支援策を利用した人数を市
町村からヒアリングしており、10年から集計している。
UIターンが急増した背景について、県は「県内の雇用情勢が改善したことが一因ではない
か」(しまね暮らし推進課)とみる。県は勢いを維持するため、4月に市町村に対する定住支援
の助成制度を拡充した。各地域でも定住支援の人員拡充や職業紹介など情報発信強化に着手し
ている。
15年度からはUIターン者数の集計方法を変更する。市町村への転入手続き時に「5年以上定
住する意志があるか」を問うアンケートを行い、該当者を集計する。より正確な数字を把握で
きるとみられる。

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3 中国の新築住宅価格、5月は43都市で値下がり 2015/6/18 日本経済新聞
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【北京=大越匡洋】中国国家統計局が18日発表した5月の新築住宅価格動向によると、主要70
都市のうち43都市で前月と比べて値下がりし、値下がりした都市数は4月から5つ減った。一方
、値上がりした都市数は20と、4月よりも2つ増えた。北京や上海など大都市を中心に住宅価格
は持ち直しつつある。ただ、5月の価格を前年同月と比べた場合は、なお69都市で下落している

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4 国家戦略特区、都内全域に拡大へ 都市再生エリア追加認定も 2015/6/24 朝日新聞
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当初9区でスタートした都内の国家戦略特区の指定区域が、都内全地域に拡大する。このほど
開かれた第4回東京圏国家戦略特別区域会議で、都が政府に指定を要請した。
また、都は都市計画法の特例対象となる都市再生プロジェクトとして、有楽町周辺地区や虎
ノ門一丁目・二丁目地区など6つの追加も提案した。

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5 生保受給者の民間賃貸住宅入居で協力依頼 国交省・厚労省 2015/6/23 朝日新聞
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国土交通省と厚生労働省は6月23日、生活保護受給者の住まいの確保のため、民間賃貸住宅へ
の居住支援について不動産流通経営協会をはじめ不動産業団体に協力を依頼した。
依頼内容は、生活保護受給世帯などが入居可能な民間賃貸住宅の情報共有、入居・居住支援
サービス提供事業者の情報共有、民間賃貸住宅の紹介相談窓口の案内、居住支援協議会の活動
の充実――など。

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6 老朽マンション建て替え促進など 政府、規制改革に関する第3次答申を策定 2015/6/
23 朝日新聞
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政府の規制改革会議はこのほど、「規制改革に関する第3次答申」をまとめた。健康・医療、
雇用、農業、投資促進、地域活性化の5分野にわたる全182項目。過去2年の答申に盛り込まれた
事項について検討・運用状況を確認する、フォローアップ項目も目立った。  政府はこれに
基づく実施計画を閣議決定し、近く策定する「日本再興戦略 改訂2015」(成長戦略)に反映さ
せる。
不動産業関連では、投資促進分野の重点フォローアップに位置づけられた「老朽化マンショ
ンの建て替え等の促進」、「土壌汚染対策法の見直し」、地域活性化分野の「建築物の用途変
更時等における規制の見直し」「小規模宿泊業のための規制緩和」など。

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7 リスト「横浜環境活動賞」で大賞受賞 2015/6/23 朝日新聞
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リストはこのほど、第22回横浜環境活動賞の企業部門で大賞を受賞した。
横浜環境活動賞は、地域で様々な環境保全・再生・創造の取り組みを積極的に行っている企
業などを表彰する制度。1993年度から始まっており、不動産事業者での大賞受賞は今回が初め
てとなる。環境配慮型の戸建て住宅やマンション事業、また、駅前清掃活動などが評価された
。同社では、「今後も地域に根ざす不動産企業として、また受賞企業として、更なる環境諸活
動に取り組んでいく」と話している。

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8 5月・中古マンション売り価格 首都圏上昇続く 東京カンテイ調べ 2015/6/22 朝日
新聞
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東京カンテイは6月22日、2015年5月の中古マンション価格(70平方メートル換算、売り希望価
格)をまとめた。首都圏(2998万円、前月比1.0%上昇)は、下落が続いていた千葉県が上昇するな
ど全域で強含んでおり、9カ月連続の上昇となった。近畿圏(1836万円、同0.6%上昇)は1800万円
台前半で安定的に推移し、前月までと同様の動き。中部圏(1546万円、同2.0%上昇)は名古屋市
以外にも岡崎市や安城市などで価格が持ち直したため、上昇に転じた。

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9 空き家、2033年には2000万戸に増加へ シンクタンク調査 2015/6/22 朝日新聞
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野村総合研究所の調査によると、2033年における全国の空き家件数は、住宅の除却・減築な
どが進まない場合は約2150万戸に達する見込みだ。また富士通総研の調査でも、2033年には約2
050万戸になると予想している。2013年調査だと全国の空き家件数は約820万戸であるため、2.5
倍以上のボリュームとなる。

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10 第6回サステナブル建築賞 作品募集を開始 2015/6/22 朝日新聞
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一般財団法人建築環境・省エネルギー機構は9月1日から、第6回サステナブル建築賞の作品募
集を開始する。
対象の建築物は、国内の建築関係法令に適合する新築・増改築などの工事が完了してからお
おむね3年以内の戸建てを除く建築物。応募日時点でおおむね1年以上使用していることとする
。部門は事務所建築、商業施設その他、小規模建築の3つ。原則として建築主、設計者と施工者
の三者連名での応募を受け付ける。締め切りは9月30日。
同賞は先導的なサステナブル建築物の表彰を通じて、それらに関する設計や施工、運用管理
技術などの向上を図るのが目的。

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11 備え付け設備と持ち込み家電の修理を保証 アットホームが新サービス 2015/6/19
朝日新聞
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アットホームは6月19日から、賃貸住宅に備え付けてある設備や入居者が持ち込んだ家電の修
理を保証するサービスを始める。
備え付け設備の保証プランは、月々の定額制で住設機器の修理を受けられるもの。スマート
フォンのアプリから修理依頼ができる。
入居者が持ち込んだ家電の修理保証プランは、所有家電をまとめて保証し、負担は月々定額
で済む。家電の保証書や取り扱い説明書を電子化して一括管理できるアプリも配布する。

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12 10月18日の「木造住宅の日」で作文コンクール 木住協 2015/6/19 朝日新聞
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日本木造住宅産業協会(矢野龍会長・住友林業代表取締役会長)は10月18日の「木造住宅の日
」にちなんだ小学生対象の恒例イベント「木の家・こんな家に住みたい」作文コンクールを実
施する。木造住宅の良さや環境保護の大切さについて小学生ほかの理解を深めるのが狙いで、
今年18回目を迎える。昨年は、全都道府県の小学校に海外4カ国の応募も加わり、合計2万4079
作品が寄せられた。
応募の締め切りは9月4日(当日消印有効)。原則、手書きの作品で未発表のものを学校を通じ
て受け付ける。
作品規定は次の通り。▽低学年の部(小学1~3年生)は原稿用紙100字以上1200字以内▽高学年
の部(小学4~6年生)は同400字以上1200字以内。
審査を経て11の賞を決定し、10月下旬に協会ホームページと朝日小学生新聞紙上で発表する
と共に、10月24日には都内で上位受賞者の表彰式を予定している。

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13 東京23区の既存住宅流通量の拡大続く、FRK調べ 2015/6/18 朝日新聞
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不動産流通経営協会(FRK)はこのほど、既存住宅の年間の流通量を推計する「既存住宅流通量
の地域別推計」を発表した。それによると、平成24年の既存住宅流通量は47万3000戸で、前年
比1万9000戸増加した。一方、新設住宅着工戸数が既存住宅流通推計量の伸びを上回ったため、
既存住宅流通比率は34.9%と0.4ポイント低下した。
都道府県別でみると、流通量が最多だったのは前年比1万1000戸増加の10万4000戸となった東
京都。23区の流通量が全体の84%にあたる8万7000戸に増加した。同調査では、良質な新築住宅
が供給されている中、今後も23区全体の既存住宅流通市場は活性化していくことが予想される
、と分析している。
次いで流通量が多かったのは、4万8000戸の大阪府。前年とほぼ同値だった4万7000戸の神奈
川県が、それに続いた。また、既存住宅流通比率は前年と同様に近畿圏で高く、京都府が46.3%
でトップだった。

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14 IT重説の社会実験 事業者登録を開始 7月3日まで 2015/6/18 朝日新聞
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国土交通省は、IT重説の社会実験に参加するための事業者登録の受け付けを同省のログイン
ホームページ(https://itjs.mlit.go.jp/login)で開始した。登録は7月3日午後6時まで。
詳細は、土地・建設産業局のホームページ(http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/so
sei_const_tk3_000092.html)を参照のこと。

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15 建設費は?費用負担は?…どうなる新国立競技場 2015/6/24 読売新聞
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2020年東京五輪・パラリンピックのメイン競技場となる新国立競技場(東京都新宿区)
の建設計画が揺らいでいます。建設費が現行の1625億円から2500億円にも膨らむ可能
性が浮上し、2019年9月開幕のラグビー・ワールドカップ(W杯)に間に合うか微妙な情
勢です。
建築専門家はデザインの抜本的見直しを提言。費用負担を巡り、舛添要一・東京都知事と下
村文部科学相との対立も深まっており、先行きは見えない状況です。過去の記事から経緯をた
どります。

斬新なデザイン裏目に…膨らむ建設費

2012年
デザインは英国の建築設計会社
国立競技場を運営する日本スポーツ振興センター(JSC)は11月15日、新国立競技場
基本構想のデザイン・コンクールで、英国の建築設計会社「ザハ・ハディド アーキテクト」
の作品を最優秀賞に選んだと発表した。最優秀賞は応募46作品の中から選ばれた。流線形の
競技場上部にかかる2本のアーチが印象的だ。(2012年11月16日)

2013年
当初の総工費は1300億円
1月29日に閣議決定した2013年度予算案で、国立競技場の改築準備費として、約21
億円が計上された。JSCの運営費交付金として基本設計などの経費に13億円、埋蔵文化財
発掘調査費が8億円。総工費約1300億円が見込まれる大規模工事となる。(2013年01月30
日)

デザイン通りに建設すると…試算3000億円に
下村五輪相は10月23日の参院予算委員会で、新国立競技場について、デザイン通り建設
した場合の総工費の試算が3000億円に達することを明らかにし、周辺施設を中心に規模を
縮小する考えを示した。JSCは、当初総工費を1300億円と想定してデザインを公募した
が、3000億円に上ることが採用後にわかったという。(2013年10月24日)

2014年
通路や一部施設見直し規模縮小…1625億円に
JSCは5月28日、基本設計案を公表した。延べ床面積は約21万1000平方メートル
で、12年に決まったデザイン案から2割以上削減する一方、環境や周辺の景観に配慮した。
当初案は、総工費が3000億円と想定の倍以上になる可能性があり、「大きすぎる」と批判
が高まった。このため、通路など一部施設を縮小し、約1625億円に減らした。競技場は1
9年3月に完成する。(2014年05月29日)

2015年
ゼネコンの見積もりは3000億円超に
JSCは昨年10月、新競技場の本体部分は大成建設、屋根部分は竹中工務店を施工予定者
とすることを決めた。政府関係者によると、両社は現行デザイン案を基に建設費の積算をやり
直し、3000億円超とする見積もりをJSCに提出したという。19年3月の完成予定も8
か月程度延びるとしており、同年9月開幕のラグビー・ワールドカップに間に合わない恐れも
浮上した。(2015年06月05日)

さらなる計画見直し…2500億円程度に削減を検討
文科省やJSCは、最大8万人収容の観客席のうち可動式の1万5000席分を取り外し可
能な仮設席にし、開閉式屋根の設置は五輪後に先送りする費用圧縮案を提示。さらに安価な資
材を使用して2500億円程度に削減できないか、両社と交渉している。費用が確定しなけれ
ば、6月中を予定する工事契約を結べない恐れもある。(2015年06月05日)
費用が膨らむ原因は?
屋根にかかる2本のアーチ…斬新なデザインがネックに
相次ぐ見込み違いは、12年に採用が決定した斬新なデザインに起因するとの見方が強い。
採用されたデザインは、競技場の屋根にかかる2本の巨大アーチが特徴的。ただ、ゼネコンの
見積もりでは、この「キールアーチ」と呼ばれる部分だけで、品質が高く高価な鉄が2万トン
近く必要になるという。文科省は安価な外国産への変更などを求めているが、ゼネコンとの意
見の隔たりは埋まらず、政府関係者は「奇抜なデザインを選んだツケが今になって回ってきた
」と皮肉る。(2015年06月05日)

建築専門家からも疑問の声
建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー賞」を受賞している建築家の槙文彦さん(86
)らで作るグループは、巨大アーチがコスト高や工期の長期化を招いているとして、巨大アー
チを取りやめるよう提言する。グループは、現行のままだと建設費は2700億円を超えると
試算。アーチを取りやめれば、最大1500億円程度に圧縮でき、工期も42か月程度に収ま
るとしている。槙さんは「今が計画を見直す最後のチャンスだ」と訴えている。(2015年06月0
5日)

下村文科相もデザイン見直しに言及
下村文科相は22日の閣議後記者会見で、「(建築家の)槙文彦氏らのグループ案が実現可
能なのかを含め、1週間くらいで最終決定しなければならない」と述べ、コスト高騰の要因と
されている現行デザインの見直しも検討していることを明らかにした。
これまで下村文科相は、現行案のまま計画を進める考えを強調していたが、「コストダウン
を含めて調整できる部分があれば調整したい。間に合うかどうかについて専門担当者に調査を
してもらっている」などと述べ、柔軟に検討していく考えを示した。(2015年06月22日)

結局、デザインは変更せず
新国立競技場の建設について、文部科学省は巨大アーチなどを残した現行デザインで、大手
ゼネコン2社と近く契約する方針を固めたことが、関係者の話でわかった。総工費は基本設計
の約1625億円から大幅増の約2500億円程度で最終調整している。(2015年06月24日)

費用負担巡り国と都の対立も
五輪招致でタッグを組んだ国と都は、新競技場を巡る問題で溝を深めている。「開閉式屋根
は五輪後に付ける。(建設費も)1600億円台では追いつかない」。下村文科相は5月18
日、建設費のうち500億円超の負担を舛添知事に要請した際、開閉式屋根の設置先送りなど
を突然明らかにした。
舛添知事は、「私には一切情報が上がってきていない。(500億円を)負担するのは都民
だ」と国の対応を批判し、建設費と負担の根拠を明らかにするよう詰め寄った。その後も、「
国やJSCは甘い見通しを立てていた」などと繰り返し指摘している

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16 世界遺産登録へ…軍艦島など「明治の産業革命」 2015/6/22 読売新聞
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政府が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産への登録を目指す「明治日本
の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」(福岡県など8県)について、ユネスコの諮問機関
「国際記念物遺跡会議(イコモス)」が、登録をユネスコに勧告した。6月28日から7月8
日までドイツのボンで開かれる世界遺産委員会で、正式決定される可能性が高い。(2015年05
月05日)(→記事へ)

世界遺産登録勧告を受けた「明治の産業革命」遺産についてまとめました。
8エリア23件で構成…明治日本の産業革命遺産
構成資産は? 評価のポイントは?
・軍艦島など世界遺産へ登録勧告…明治の産業革命(2015年05月05日)
「産業革命遺産」は、日本の重工業の歩みをたどるもので、幕末に薩摩、長州、佐賀藩など
が手がけた反射炉や造船所跡、ドック跡から、明治時代後期の官営八幡製鉄所や三池炭鉱、三
菱長崎造船所に至る、8エリアの23件が構成資産(要素)。(→記事へ)
・稼働中の施設や廃虚も対象(2015年05月05日)
世界文化遺産に登録される見通しとなった「明治日本の産業革命遺産」は、現在稼働中の施
設や、今も風化が進む廃虚を含み、日本のこれまでの世界遺産と、大きく性格が異なる。(→
記事へ)
・日本式技術革新を評価(2015年05月05日)
西洋以外で最も早く産業化を達成した明治日本。今回の勧告は、国家主導で連携しながら発
展した造船、製鉄・製鋼、石炭の3産業をまとめて一つの産業遺産とした日本式産業革命の概
念を、イコモスが評価した結果といえる。(→記事へ)
・登録の勧告に「疑い余地なし」…イコモス事務局長(2015年05月05日)

韓国は一時反対
・韓国政府、遺産登録に反対せず…日韓協力で一致(2015年06月21日)
岸田外相と韓国の尹炳世ユンビョンセ外相との会談が21日、東京・麻布台の外務省飯倉公
館で行われ、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録について、韓国政府が反対
せず、両国が協力することで一致した。(→記事へ)
・政府、韓国反応に不信感(2015年05月09日)
・世界遺産、韓国が日本に撤回要請へ…軍艦島など(2015年05月08日)
・首相「世界遺産登録に努力」、菅長官は韓国批判(2015年05月08日)

資産の保全が課題
・明治の産業革命遺産 来訪者上限を設定へ(2015年05月06日)
「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県、23資産)について、イコモスは、世界文化
遺産に登録すべきだとした勧告の中で、各構成資産の保全のため8項目の対策を取るよう求め
た。(→記事へ)

世界遺産
人類全体の遺産を保護するため、1972年のユネスコ総会で世界遺産条約が採択された。
登録にあたっては「顕著な普遍的価値」があるかが審査され、締約国は登録された遺産を将来
にわたって保護することを求められる。日本は92年から参加。現在、文化遺産779件、自
然遺産197件、両者の複合遺産31件の計1007件が登録されている。

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17 空き家2.6倍の2100万戸 野村総研、33年推計 2015/6/24 日経産業新聞
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野村総合研究所は増加が社会問題化している空き家について、撤去などの対策が進まなけれ
ば2033年に13年比2.6倍の約2147万戸になるとの推計をまとめた。世帯数の減少が背景にあり、
全住宅に占める空き家割合は30.2%とした。空き家増加の抑制には傷んだ家の撤去のほか、改
修して流通させる中古住宅市場の整備や住宅以外への用途変更などが必要としている。
総務省が5年ごとに実施する住宅・土地統計調査によると、13年時点の空き家は約820万戸(
空き家率は13.5%)だった。野村総研の予測では、18年に約1076万戸(同16.9%)、23年に約1
394万戸(同21%)、28年には約1757万戸(同25.5%)に増える。

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18 住宅リフォーム、コメリ全店で 受付店舗増やす 2015/6/22 日経産業新聞
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【新潟】コメリは2020年3月末までに全店で住宅リフォームを受け付けるようにする。現在、
リフォーム相談に対応する店員が常駐する店舗は84店ある。顧客からの注文や要望を取り次ぐ
サテライト店舗も含めると約450店あるが、全店の4割弱にとどまっている。リフォームの受付
店舗が少ない関東や北海道で対応を進め、堅調な需要を取り込む。
売り場面積が1万平方メートル級の大型店「パワー」などの出店を拡大し、リフォームコーナ
ーを設ける。小型店も大型店に常駐する担当店員が出向いて対応する。

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19 両備グループ、岡山再開発に300億円 3~4カ所でマンション 2015/6/19 日経産業
新聞
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【岡山】両備グループは2015年度からの5年間で岡山市内の再開発に約300億円を投じる。市
中心部の3~4カ所でマンションを建設する。下層階にはホテルやオフィス、商店を誘致して地
域の活性化につなげる。都市部に住居やサービスを集める「コンパクトシティー」の発想を取
り入れ、地盤の岡山に集中投資する。
両備ホールディングス(岡山市)の両備不動産カンパニーを改組、7月1日に「岡山まちづく
りカンパニー」を設立する。再開発のほか、瀬戸内地域で物流施設の建設や戸建て住宅向けの
土地分譲などを手掛ける。小学校跡地の開発や物流団地の開発で得たノウハウを活用する。
岡山まちづくりカンパニーとは別に「両備不動産広島カンパニー」も設ける。すでに広島市
内にマンション用地を取得した。5年間で約100億円を投じ、マンションを1~2棟建設、販売す
る。需要が見込める地域への進出で事業を強化する。

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20 大和ハウス、賃貸屋上に津波避難所 30人超を収容 2015/6/18 日経産業新聞
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大和ハウス工業は17日、津波に強い賃貸住宅を9月に発売すると発表した。屋上に緊急避難ス
ペースを設けた。建物内には、高い水圧を受けると自然に破れる間仕切り壁を採用した。臨海
部の土地のオーナーらに提案し、年200棟の販売を目指す。
賃貸住宅シリーズ「セジュール オッツ」に3階建ての新タイプとして加える。避難するため
の階段室は鉄骨ラーメン構造のタワーで、タワー屋上に16平方メートルほどの避難スペースを
設けた。30人超を収容できる。
避難した入居者をヘリコプター等から視認しやすくするために、緊急避難を知らせる発炎筒
などを備える。

2015-07-03 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

住宅関連新聞記事ダイジェスト No.588  2015/6/11~2015/6/17 

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住宅関連新聞記事ダイジェスト No.588  2015/6/11~2015/6/17
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【日本経済新聞】
1 都内で成長戦略加速 特区、全域に拡大へ
2 5月のマンション販売、18.7%減 不動産経済研究所
3 東京都、豊洲新市場の場外同時開業を断念 事業者再公募
4 相鉄、東京で「不動産」強化 JRなどと直通運転にらむ
5 ららぽーと海老名、10月29日開業

【朝日新聞】
6 病院対象リートのガイドライン検討会最終、7月から適用
7 管理業務主任者、試験日は12月6日
8 定期借家契約 前年度比2.1%増 14年度首都圏 賃料も上昇
9 国産材の活用推進へ 「次世代林業」国交省に提言 JAPIC
10 マンション供給、5カ月連続減少 首都圏・5月
11 「家やまちの絵本」コンクールを開催 住団連ほか
12 災害時の行動計画策定 「荒川の堤防決壊」想定で 国土交通省
13 分譲マンション賃料、首都圏5月は2.1%上昇 東京カンテイ調べ
14 5月は5社を措置処分 首都圏公取協
15 5月企業倒産件数 2カ月連続で前年同月比増加
16 第五次国土利用計画を最終報告 住宅地など面積目標設定

【読売新聞】
17 町整備宅地で陥没相次ぐ…原因不明、2mの穴も
18 カラス以外も「見逃さず」…設置進む防犯カメラ
19 江東区人口50万突破 豊洲に子育て世代流入
20 火災保険 最長「10年」に
21 豊洲施設、再公募9月「千客万来」
22 うその説明で勧誘 リフォーム会社に一部業務停止命令
23 震度5強以上で電気遮断 感震ブレーカー普及へ
24 積水ハウスの元店長、1100万円横領か…逮捕

【日経産業新聞】
25 大和ハウス、マレーシアで戸建て住宅 網戸に商機
26 NYで賃貸住宅開発、三井不動産が計画参画 米4件目
27 都心5区のオフィス賃料、5月末は0.4%高 17カ月連続上昇
28 パナソニック、家庭用エレベーターの売上高1.5倍に
29 京王電鉄、月5000円から空き家巡回サービス 沿線住民の高齢化受け

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1 都内で成長戦略加速 特区、全域に拡大へ 2015/6/16 日本経済新聞
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政府が成長戦略の柱とする国家戦略特区の取り組みが東京都内で加速してきた。国や都は15
日の会議で、国際会議用の大型ホールや宿泊施設を大手町に整備する計画など9件を特区事業と
して了承。さらに都は都心周辺9区に限定している特区を都内全域に広げるよう要望した。都内
の自治体は今後、子育てや農業などで規制緩和による成長戦略を検討する方針だ。
了承した9件は今後、有識者の諮問会議を経て、安倍晋三首相が正式に認定する。
東京都の舛添要一知事は同日、特区について「いい方向に向かっている。これからスピード
が出てくる」と記者団に語った。都の特区指定地域は千代田や中央、港、新宿などの9区だが、
都は同日の会議で指定地域を他区や多摩地域、島しょ部にも拡大するよう正式に要請した。政
府は今秋にも政令を改正し、対応する方針だ。
これを受け、荒川区や世田谷区などは「子育て特区」として都市公園法の規制を緩和し、公
園内での保育所整備を目指す。練馬区や多摩地域の自治体は農地を有効活用するため、税制優
遇などを柱とする都市農業特区を検討。島しょ部では酒税法の特例として、特産焼酎の原酒な
どを少量製造・販売できるようにし、外国人観光客の一層の誘致につなげる考えだ。

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2 5月のマンション販売、18.7%減 不動産経済研究所 2015/6/16 日本経済新聞
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不動産経済研究所(東京・新宿)が16日発表した5月の首都圏の新築マンション発売戸数は前
年同月比18.7%減の3495戸だった。前年割れは5カ月連続。東京23区が43.5%減の1409戸、埼玉
県が31.7%減の302戸だった。1都3県の契約率は71.1%となり、販売の好不調の分かれ目とされ
る70%は上回った。ただ、東京23区は67.1%と低調だった。近畿圏の発売戸数は20.9%増の192
0戸だった。

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3 東京都、豊洲新市場の場外同時開業を断念 事業者再公募 2015/6/13 日本経済新聞
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東京都は12日、豊洲新市場(東京・江東)の場外観光施設「千客万来施設」を整備・運営す
る事業者を再公募すると発表した。2016年1月をメドに施設の提案書を受け付け、同3月にも事
業者を決定する。開業時期については「新市場開場後すみやかに開設する」とし、16年11月上
旬の市場との同時開業を断念した。
都は今年9月に募集要項を公表する。事業用地は新市場の「6街区の一部(約1万1000平方メー
トル)」にする。「6街区の一部と5街区の一部(計約1万7000平方メートル)」としていた従来
の規模を縮小し、事業者が参入しやすいようにする。

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4 相鉄、東京で「不動産」強化 JRなどと直通運転にらむ 2015/6/13 日本経済新聞
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相鉄ホールディングス(HD)は東京都内で不動産事業を本格展開する。相鉄グループの不
動産情報の提供や都内物件の仕入れなどを手掛ける営業拠点がこのほど稼働。2017年秋までに
都内4カ所でビジネスホテルも開業する。相鉄は19年度までにJR線や東急線との相互直通運転
を予定しており、不動産事業と合わせて都内での知名度向上につなげる。
営業拠点はJR東京駅八重洲口の近くで、今月2日に稼働した。営業要員3人が常駐し、不動
産情報の提供や不動産売買の仲介を行う。「リナプス」のブランド名で展開しているリノベー
ション(改修)マンション事業を拡大するため、物件の仕入れも担う。営業拠点は05年に開設
したが、これまで休眠状態が続いていた。
営業拠点の稼働に先立ち、今年1月には千代田区に9階建てのオフィスビル「相鉄万世橋ビル
」が完成。昨年12月に中央区にできた13階建て分譲マンション「グレーシア勝どき」は完売し
た。
ビジネスホテル「相鉄フレッサイン」は17年秋までに、新橋や銀座、上野など都内4カ所で開
業する予定だ。
相鉄HDの15年3月期の不動産・ホテル事業の営業利益は169億円で、全体の66%を占める稼
ぎ頭になっている。今後は「営業拠点の状況を見極めながら、営業体制の拡大を検討する」(
同社)考えだ。
相鉄は18年度中にJR線、19年4月には東急東横線と相互直通運転を始める計画で、新宿・品
川方面や渋谷・目黒方面とのアクセスが大幅に改善する。相互直通運転を追い風に都内で相鉄
ブランドの売り込みを進めていく。

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5 ららぽーと海老名、10月29日開業 2015/6/12 日本経済新聞
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三井不動産は11日、神奈川県海老名市に商業施設「ららぽーと海老名」を10月29日に開業す
ると発表した。海老名駅西口の大規模土地区画整理事業の中の一角で、店舗面積は約5万4000平
方メートル。物販やサービス、フードコートなど262の店舗をそろえる。施設から10キロメート
ルを商圏とし、海老名市や厚木市、大和市などからの来店を見込む。
県内の「ららぽーと」としては横浜市内に次ぐ2店舗目になる。敷地面積は約3万3000平方メ
ートルで、海老名駅と連絡デッキで直結する。同社は11日、厚木市内で記者会見し「周辺住民
のニーズを調査し、都会感のある施設を目指した」(同社リージョナル事業部・二井内宏之氏
)と説明した。

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6 病院対象リートのガイドライン検討会最終、7月から適用 2015/6/17 朝日新聞
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国土交通省は6月17日、「病院等を対象とするヘルスケアリートの活用に係るガイドライン検
討委員会」(座長・牛島総合法律事務所、田村幸太郎弁護士)の最終会合を開いた。ガイドライ
ン案に対して一般から寄せられた意見(パブリックコメント)を紹介し、その回答案について意
見を交わした。6月中に正式版を公表し、7月1日から適用開始する。
同ガイドラインは、リートの資産運用会社が病院(20床以上)の取引を行う上で整備すべき体制
や、留意すべき事項などをまとめたもの。

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7 管理業務主任者、試験日は12月6日 2015/6/17 朝日新聞
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管理業務主任者試験の指定試験機関であるマンション管理業協会は6月17日、2015年度の試験
を12月6日に実施すると発表した。
受験申し込みは、9月1日から30日まで郵送で受け付ける(当日消印有効)。申し込み案内書の
配布は8月3日から行う。試験時間は午後1時から3時まで。受験手数料は8900円。出題の根拠と
なる法令などは2015年4月1日現在で施行されているもの。
合格発表は2016年1月22日。詳細は、同協会のホームページ(http://www.kanrikyo.or.jp/)を
参照。

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8 定期借家契約 前年度比2.1%増 14年度首都圏 賃料も上昇 2015/6/16 朝日新聞
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アットホームの調査によると、2014年度1年間の首都圏における「定期借家物件」(居住用)の
成約件数は6631件で、前年度を2.1%上回った。普通借家を含めた全体に占める割合は2.7%(前年
度比0.1ポイント上昇)だった。登録数は前年度比0.4%減だった。平均賃料はマンションが13.75
万円、アパートが6.09万円、戸建てが13.57万円。いずれも前年度比で上昇した。

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9 国産材の活用推進へ 「次世代林業」国交省に提言 JAPIC 2015/6/16 朝日新聞
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一般社団法人日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)森林再生事業化委員会はこのほど、「次世
代林業システム・2015年度重点政策提言」をまとめ、国土交通省の徳山日出男技監と林野庁の
今井敏長官に手渡した。
同委員会の構成委員は大手系のハウスメーカーや建材メーカー、ゼネコンといった民間企業3
8社と、東京大学などの8団体。産業の創出による、国内の林業再生を目標とする。今年度は「
林地集約化推進」などをテーマに据え、12項目の具体策を提示。境界の確定していない林地を
対象とする「平成のデジタル検地の加速」や、「異種の道ネットワークの推進」なども盛り込
んだ。

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10 マンション供給、5カ月連続減少 首都圏・5月 2015/6/16 朝日新聞
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不動産経済研究所の調査によると、5月に首都圏で供給された新築分譲マンションは3495戸(
前年同月比18.7%減)で、5カ月連続の減少となった。東京都区部の供給が大幅に減少したことに
よるもの。ただ、7~8月にかけては大型物件の供給も予定されているため、同研究所では「深
刻な落ち込み具合ではない」と分析している。
なお、平均販売価格は前年同月を6.7%下回る4812万円。比較的価格が割高な都区部での供給
減少が要因。

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11 「家やまちの絵本」コンクールを開催 住団連ほか 2015/6/16 朝日新聞
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住宅生産団体連合会は、7月20日から第11回「家やまちの絵本」コンクールの募集を始める。
家族との暮らしや住まいに対する関心を高めるのが目的。締め切りは9月6日。
「家やまち」への思いや夢、憧れの家、好きなまちなどを手づくりの絵本にした作品を募集
する。子どもの部(小学生以下)、中学・高校生の部、大人の部(18歳以上)、合作の部の4部門。
共催する住生活月間中央イベント実行委員会が10月に開催する記念式典で各賞の表彰を行う。

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12 災害時の行動計画策定 「荒川の堤防決壊」想定で 国土交通省 2015/6/15 朝日新

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国土交通省はこのほど、荒川の決壊を想定した災害時の行動計画表「荒川下流タイムライン
」試行案を策定した。区をまたがる広域避難や鉄道の運行停止などを盛り込んだ本格的なタイ
ムラインが作成されたのは、全国で初めて。これに伴い、太田昭宏国土交通大臣と地元自治体
の区長らが意見交換を行った。
タイムラインとは災害発生を前提に、その備えを時間軸に沿って整理し文書化した行動計画
表。災害時の救命と早期復旧を目的とする。

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13 分譲マンション賃料、首都圏5月は2.1%上昇 東京カンテイ調べ 2015/6/15 朝日新聞
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東京カンテイの調査によると、5月の首都圏・分譲マンション賃料は、全体的には弱含んだも
のの東京都の事例シェアが拡大したことで、前月比2.1%上昇の2656円(1平方メートル当たり、
以下同)だった。都県別で見ると、東京都は3104円(前月比0.5%下落)、埼玉県は1605円(同1.9%
下落)、千葉県は1498円(同1.6%下落)といずれも下落したが、神奈川県は2050円(同0.6%上昇)と
上昇した。

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14 5月は5社を措置処分 首都圏公取協 2015/6/12 朝日新聞
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首都圏不動産公正取引協議会はこのほど、5月分の広告で公正競争規約違反と認められる事例
があったことを受け、5社に対して措置処分を行った。すべての社で取引条件の不当表示違反が
あった。
1社に対し厳重警告・違約金、残る4社に対し厳重警告・違約金・広告事前審査1カ月の措置処
分を行った。

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15 5月企業倒産件数 2カ月連続で前年同月比増加 2015/6/11 朝日新聞
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帝国データバンクの調べによると、5月の企業倒産件数は709件で前年同月比3.3%減少となっ
た。前年同月比で減少となるのは2カ月連続となる。負債総額は1191億9100万円で、同33.4%減
少となった。前年同月比で減少となるのは4カ月ぶり。
倒産件数を業種別に見ると、7業種中、建設、製造、卸売、運輸・通信業の4業種が前年同月
比で減少となった。不動産業は賃貸を中心に倒産件数が増加し、前年同月比36.8%増となった。

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16 第五次国土利用計画を最終報告 住宅地など面積目標設定 2015/6/11 朝日新聞
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国土交通省はこのほど、第五次国土利用計画(全国計画)の最終報告を行った。2012年を基準
年次、2025年を目標年次とする面積目標を設定した。
土地利用区分別では、宅地は2012年時点の面積と同じ190万ヘクタール。そのうち住宅地は11
6万ヘクタールで、中古住宅や空き家の活用が進むことを見込んで設定した。

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17 町整備宅地で陥没相次ぐ…原因不明、2mの穴も 2015/6/17 読売新聞
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鹿児島県東串良町が定住促進のために整備し、移住者に土地を貸し付けている「にぎやかタ
ウン雪山」(東串良町池之原、14世帯)で、宅地の一部が陥没・沈下する被害が相次いでい
る。
町は補修工事費333万円を含む補正予算案を、開会中の町議会定例会に提案した。
町企画課によると、被害が確認され始めたのは2010年頃で、これまでも町が補修を行っ
てきた。しかし、昨年6月頃以降、陥没したり、住宅がわずかに傾いたり、被害が目立つよう
になったという。
住民らの訴えを受け、町は今年3月、現地で測量調査を行い、20地点で地盤沈下などが起
きていると推定。4月に住民説明会を開き、補修工事を行う方針を説明した。被害の原因は分
かっていない。
住民の一人(42)は「深さ2メートルほどの穴ができた。町は責任を持って対策を取って
ほしい」と話している。
町は04~05年度、にぎやかタウン雪山の造成工事を実施し、貸し付けを始めた。町外か
らの移住者が20年間、賃料を支払えば、土地を無償譲渡するとしている。

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18 カラス以外も「見逃さず」…設置進む防犯カメラ 2015/6/17 読売新聞
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松江市東出雲町の住宅街で今春、車のワイパーが壊される被害が約40件相次ぎ、島根県警
松江署は防犯カメラの映像を手がかりに、カラスの仕業だと特定した。

街頭犯罪の抑止を目指す県警が、防犯カメラの設置を進めている。
県警安全まちづくり推進室によると、2010年頃から島根県内で防犯カメラの設置が広が
った。自治体や商店街などが主体となり、通学路や繁華街に取り付けた防犯カメラは、県警が
把握しているだけで、5月末現在で292か所、388台に上るという。県警も18台を設置
している。
1月に益田市横田町の国道9号で男性がひき逃げされた事件では、現場周辺の防犯カメラの
映像が車両の特定につながり、容疑者は発生翌日に逮捕された。さらに4月に出雲市の飲食店
で、40数万円入りの金庫が盗まれた事件では、店外の防犯カメラが、金庫が持ち出され、車
に積み込まれる様子を捉えていた。「警察官のパトロールと同じような効果とともに、犯罪痕
跡の確保の目的があり、設置を促している」(県警安全まちづくり推進室)という。
ただ、防犯カメラの増加で、プライバシーの確保を心配する住民もいる。そんな声を考慮し
、県警が設置する防犯カメラの映像は、約1週間で上書きされるという。また、カメラのそば
に「作動中」の看板を添え、撮影中だと明示している。
県内外で防犯カメラの設置を手がける松江市、防犯設備士の男性(55)は「外灯が少なく
て、人通りの少ない場所など、危険な場所は多い。地域住民らで設置を促進するなどして、罪
を犯しにくい環境をつくることも重要」と指摘する。

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19 江東区人口50万突破 豊洲に子育て世代流入 2015/6/17 読売新聞
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東京都江東区は15日、23区の中で8番目に区民が50万人を超えたと発表した。
突破したのは12日。豊洲地区で大規模なマンション建設が相次ぎ、子育て世代が流入した
ことが増加の要因で、区は小学校の新設を急ピッチで進めている。一方、更なる発展が見込ま
れる臨海部と区北部では、人口増加に対する温度差もある。
後に合併して江東区となる深川区と城東区の終戦直後の人口は、戦災により2万5000人
あまり。しかし、復興とその後の経済成長で人口が増え、特に1960~70年代はマンショ
ンの建設が進んだ。
88~97年は地価高騰などでいったん人口が減ったが、98年以降は、臨海部で超高層マ
ンションの建設が本格化し、右肩上がりに増加した。都心に近い臨海部はファミリー層の世帯
が大きく増え、現在は人口の5分の1以上を占める。
ただ、児童数が増えた影響で小学校不足が叫ばれ、区は2004年、マンション建設を規制
する異例の条例を施行。07年に当選した山崎孝明区長が「人口は力」と方針転換し、公共施
設を整備する方向にかじを切った。11年に有明小と有明中、15年に豊洲西小を開校し、1
8年には第二有明小と第二有明中を開校予定だ。
臨海部では、来年11月に豊洲新市場がオープンし、20年東京五輪・パラリンピックでは
中央防波堤も含めて区内で8競技が行われる見通しで、更なる人口増加が予想される。
区北部のある町会長は「最近は、『江東区イコール豊洲』というイメージがついている。区
の北部にまで人が流れる仕組みを早急に作ってほしい」と注文する。同区の武田正孝・企画課
長は「新興住宅が立ち並ぶ臨海部と、伝統ある下町の風情を残す北部がそれぞれ発展するよう
に、今後は南北の交通軸の強化に力を入れていきたい」と話している。

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20 火災保険 最長「10年」に 2015/6/16 読売新聞
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火災や台風で自宅が損害を受けた際に補償される火災保険が、10月から変わる。
これまで保険期間は最長36年だったが、今後は10年までになる。保険期間が長いほど保
険料は割安なので、今のうちに長期の保険に入り直そうという人もいるだろう。各社の保険料
の改定が8月までぐらいには発表される予定なので、それを待って慎重に検討したい。
損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構は昨年6月、火災保険料の基準となる参考純率
※を平均3・5%引き上げ、さらに保険期間を「10年まで」と発表した。
各社はこれを参考に今年10月1日に保険料を改定する。保険料が上がるか下がるかは家庭
によって異なり、各社が保険料改定を発表するまで分からない。確実に家計に影響するのは、
割安だった10年を超える契約ができなくなることだ。
局地豪雨、竜巻、異常な大雪など、今まで考えられなかった気象現象による家屋損害が増え
、損保会社の長期的な保険金支払いリスクが読めなくなったためだ。「住宅ローンの返済期日
に合わせて30年満期」といった、これまで定番の契約はできなくなる。
火災保険料は保険期間が長いほど割安だ。朝日火災海上保険(東京)の商品で保険期間10
年の一括払いの場合、1年契約を10年継続した場合と比べ、18%割安になる。これが36
年一括払いだと、同様の比較で32%も割安だ=図=。

割安「36年」 入り直す人も
今のうちに、入っている保険を解約し、10年を超える長期の保険に入り直す人も現れてい
る。埼玉県の男性(44)は住宅購入時に35年契約の火災保険に加入し、満期まで24年も
残っていたが、今年4月、解約のうえ改めて35年契約で入り直した。「満期を少しでも先に
延ばし、将来のリスクをなくそうと思った」と話す。
火災保険を中途解約しても、違約金は発生しない。残りの保険期間分の保険料は大半が戻っ
てくる。男性の場合、解約した保険から30万円余りが戻る予定だ。
保険に詳しいファイナンシャルプランナーの平野敦之さんは「新たな保険に入り直すことが
有効な場合はあります。ただし、様々な要素を考え合わせましょう」と注意を促す。
10月の保険料改定で値下げとなる家庭もある。その場合、今契約し直すのは損になるかも
しれない。
また、火災保険を解約すれば、地震保険もセットで解約になることを頭に入れておきたい。
地震保険は昨年、多くの地域で保険料が値上げされたばかり。都内のマンションだと2割も上
がっている。火災保険料が安くなっても、解約前より高い保険料の地震保険に入り直すことに
なり、全体で損になる可能性がある。
平野さんは「各社の火災保険料改定の発表を待って、損保会社や保険代理店に試算してもら
いましょう」と助言する。さらに、「自宅の火災保険の内容は意外と知らないもの。余計な補
償が付いていたり、必要な補償がなかったりすることもある。この機に見直してみては」と話
している。

参考純率※ 損害保険料率算出機構が、過去の保険金支払額や今後起こりそうな自然災害によ
る損害のリスクなどをもとにして算出する。建物の構造や都道府県によって異なり、損保各社
はこれを参考に保険料を決める。

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21 豊洲施設、再公募9月「千客万来」 2015/6/13 読売新聞
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来年11月開場予定の豊洲新市場(江東区)と同時開設を目指していた集客施設「千客万来
施設」の事業者が辞退した問題で、都は12日、9月に事業者を再公募すると発表した。開設
時期についても、「市場開場後、速やかに開設する」と改めた。事実上、同時開設を断念した
形だが、都は「早期開設できる事業者を優先する。暫定的に簡易な施設で、新市場と同時期に
オープンさせることも可能」と説明している。
集客施設を巡っては、住宅メーカー大手「大和ハウス工業」(大阪市)が2月に、「すしざ
んまい」を展開する「喜代村」(中央区)が4月に、建設・運営を担当する事業予定者から撤
退。温浴施設などを設ける計画もすべて白紙となった。都は今回、再公募にあたり、応募条件
を緩和。従来は道路に隔てられた二つの予定地の一体整備を条件としていたが、水産仲卸用地
の区画のみを先行募集する。募集要項は9月に公表し、来年3月に事業者を決定する。

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22 うその説明で勧誘 リフォーム会社に一部業務停止命令 2015/6/12 読売新聞
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「屋根の中が腐っている」などとうその説明をして工事の勧誘をしたとして、消費者庁は1
1日、住宅リフォーム会社「愛建ホーム」(福岡市博多区)に対し、特定商取引法違反(勧誘
目的不明示、不実告知など)で6か月の一部業務停止を命じた。
発表によると、同社は2013年5月~14年7月、高齢者らの戸建て住宅を訪れ、「屋根
が傷んでいる。放置すると雨漏りする」などと言い、実際には不要の工事を勧めるなどした。
1万円前後の補修工事を契約し、後から1500万円以上の高額な工事を持ちかけるケースも
あったという。
同社のリフォーム工事の売り上げは、昨年9月末までの1年間で約13億4000万円で、
消費生活センターなどには、福岡、愛知県を中心に450件以上の被害相談があるという。

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23 震度5強以上で電気遮断 感震ブレーカー普及へ 2015/6/12 読売新聞
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県と四万十市は、同市内で住宅が密集している中村地区のうち約3100戸を、地震火災対
策を重点的に推進するモデル地区に県内で初めて指定し、大きな揺れを感知すると自動的に電
気を遮断する「感震ブレーカー」を無料で取り付けることを決めた。阪神・淡路、東日本の両
大震災での火災原因は、電気による「通電火災」が最も多かったが、感震ブレーカーの普及は
進んでおらず、通電火災への意識を高めてもらうのが目的。設置を呼びかけている内閣府も「
これほどまとめて取り付けるケースは例がない」と注目している。(広浜隆志)
市は15日開会の市議会に、購入費1036万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提案。
議決後、機種を選定し、年内の取り付け完了を目指す。
感震ブレーカーには、センサーが分電盤内部やコンセントに内蔵された機種もあるが、市が
取り付けるのは「簡易型」。分電盤のスイッチに取り付け、震度5強以上の揺れを感知すると
器具内のおもりの揺れやバネの力でスイッチを切る仕組み。市地震防災課によると、数種類あ
り、ホームセンターなどで3000~4000円で販売しているという。
通電火災は、揺れで損傷した配線に電気が流れたり、可燃物がスイッチの入った電気ストー
ブなどの上に落ちたりして起きるとされる。
消防庁によると、1995年の阪神・淡路大震災で発生した火災は285件で出火原因が判
明した139件のうち、電気による火災が85件と全体の61%を占めた。さらに、2011
年の東日本大震災では、火災件数330件で、原因が判明した248件のうち、電気による火
災は176件と全体の71%に達した。
阪神・淡路大震災を受け、都市ガスやプロパンガスの事業者は、強い揺れを感じるとガスが
止まるセンサーを取り付けた。一方、感震ブレーカーは、電気が火事の原因になるという意識
が広まっていないことや、住民自身が取り付ける必要があることなどから、普及は進んでいな
いという。
防災意識の向上に取り組んでいる内閣府によると、地域で感震ブレーカーを取り付けたケー
スは、岡山県新庄村が全世帯400戸分を購入したほか、首都圏で町内会レベルでそろえた例
がある程度という。内閣府の担当者は「感震ブレーカーの普及は『ない』に等しいのが実情で
、四万十市の取り組みは大変評価でき、他の自治体への参考にもなる」と話している。

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24 積水ハウスの元店長、1100万円横領か…逮捕 2015/6/11 読売新聞
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静岡県警浜松中央署は10日、積水ハウス(大阪市北区)の元店長で、静岡県掛川市緑ヶ丘
、会社員(42)を業務上横領の疑いで逮捕した。
発表によると、この会社員は同社の浜松市内にある戸建て注文住宅の営業拠点で店長を務め
ていた2011年11月上旬、建築工事を依頼した顧客から集金した現金約1100万円を着
服し、横領した疑い。
調べに対し、「間違いない。金は住宅ローンの返済に充てた」などと容疑を認めているとい
う。
積水ハウスなどによると、会社員は、顧客からの代金を現金で受け取り、規則で禁止された
市販の領収書を顧客に手渡していたという。同社は12年2月に横領に気がつき、3月に懲戒
解雇し、昨年7月に浜松中央署に告訴していた。

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25 大和ハウス、マレーシアで戸建て住宅 網戸に商機 2015/6/16 日経産業新聞
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大和ハウス工業がマレーシアで戸建て住宅事業を始めると発表した。海外では中国や米国、
オーストラリアに展開しているが、東南アジアは初めて。現地の開発最大手、サンウェイと組
んで富裕層向けに高価格帯の戸建て住宅100戸を建てる大型案件だ。
大和ハウスは東南アに強いフジタを買収したにもかかわらず、海外売上高比率は約2%しかな
い。海外展開が進まない理由は大きく2つある。人口減とはいえ、国内にはいまだ90万戸近い住
宅市場があること。そして国・地域によって生活様式に違いがあるため、国内と同様の仕様の
住宅を持ち込んでも現地で受け入れられにくかったからだ。
しかし地域性の違いは時に、現地企業にはない魅力にもなりうる。日本の住宅では当たり前
だが、マレーシアにはないもの。それは「網戸」だ。気温が高いマレーシアでは窓を開けて空
気を取り込む習慣がある。「デング熱など感染症を持ち込む蚊の侵入を防ぐ網戸は、現地でと
ても評価された」(ダイワハウスマレーシアの宇杉大介社長)という。

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26 NYで賃貸住宅開発、三井不動産が計画参画 米4件目 2015/6/16 日経産業新聞
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三井不動産は15日、米国子会社を通じてニューヨーク・マンハッタンで賃貸住宅の開発事業
に参画すると発表した。マンハッタンでは「160 マディソン開発計画(仮称)」に次ぐ2物件
目のプロジェクトだ。米国での賃貸住宅は4物件目となり、累計戸数は1千戸を超える見通し。
開発プロジェクト「525 ウエスト 52nd ストリート(仮称)」(392戸)に参画した。
約3600平方メートルの敷地に地上22階建てと14階建てのマンションを建てる。延べ床面積は計4
万1250平方メートル。10日に着工しており、2017年春の完成を目指す。

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27 都心5区のオフィス賃料、5月末は0.4%高 17カ月連続上昇 2015/6/12 日経産業
新聞
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オフィス仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が11日発表した東京都心5区(千代田、中央、港
、新宿、渋谷)の5月末の平均募集賃料(3.3平方メートルあたり)は、前月末比0.4%(63円)
高い1万7320円だった。上昇は17カ月連続だ。
業績回復を背景に企業の都心への移転需要が堅調なことなどで緩やかに上がっている。
値上がり前の2013年12月と比べると、6.9%(1113円)高くなっている。

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28 パナソニック、家庭用エレベーターの売上高1.5倍に 2015/6/12 日経産業新聞
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パナソニックは家庭用エレベーター事業の売上高を2019年3月期に100億円と、15年3月期に比
べて1.5倍に引き上げる方針を明らかにした。このうち海外売上高は約3倍の10億円を見込む。
東南アジアで住宅着工が伸びており、提携先の日本オーチス・エレベータと協力して富裕層向
けに販売を強化する。
国内で部品を生産し、現地で組み立てる。狭いスペースで設置でき、工期を短縮した製品を
軸に住宅リフォームの売上高を2倍に伸ばす。高齢者住宅や医療施設向けも介護関連事業の子会
社パナソニックコムハート(大阪府門真市)と提携して売上高を倍増する。

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29 京王電鉄、月5000円から空き家巡回サービス 沿線住民の高齢化受け 2015/6/11 日
経産業新聞
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京王電鉄は10日、空き家となった戸建て住宅や分譲マンションを定期的に巡回して持ち主に
報告するサービスを始めると発表した。沿線住民の高齢化を受けて、高齢者向けの施設に入居
したり、療養のために長期間留守にしたりする人が増えているためだ。建物の劣化を防ぎ、持
ち主が売却や改修をしやすくする。
空き家巡回サービスは16日から、京王線と京王井の頭線沿線で始める。巡回時に郵便物や施
錠、水漏れや雨漏りなどをチェックし、持ち主に写真付きで状況を報告する。定期的に建物の
手入れをすることで、劣化防止につなげてもらう。防犯・防災にも役立つ。
料金は戸建て住宅の屋外のみのチェックの場合、月5000円から。屋内の状況確認もする場合
は月9000円から。サービス利用者を対象とした空き家の賃貸や売却の無料相談も手掛ける。

2015-06-20 | Posted in 住宅関連新聞記事Comments Closed 

 

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